経営学科が「IRセミナー」を開催
2013.7.16

7月8日と15日、経営学科2年生が、麗陵祭でクラス毎に出店した模擬店についての「IRセミナー」を開催しました。これは経営学科の必修科目である「経営学基礎演習」の一環で、実施された合同授業です。

 「経営学基礎演習」は経営学科の2年生が受講する科目であり、授業の目的は活きた経営学を実践するという点にあります。具体的には、学園祭(11月3日~5日開催)への出店をひとつの「事業」と位置づけ、各クラス(6クラス:クラスサイズは20名ほど)は擬似的に「株式会社」を設立して事業に取り組むPBL[※1](Project Based Learning)型のアクティブラーニングです。社長や部長などの役割と権限を決めてビジネスプランを立案し、それを実行に移していきます。

 今回(7月8日と15日)行われたIRセミナーでは、各クラスの役員たち(社長、副社長兼財務部長、製造部長、マーケティング部長、企画部長、人事部長等)は壇上にて、「自社のビジネスプランがいかに魅力的な投資案件であるか」を投資家に対して、パワーポイントを活用して説明しました。その一方で、フロアの学生たちは投資家になりきって、ビジネスプランの実行可能性や予想収益などについて鋭い質疑を行っていきます。


 今年は6社(クラス)から「ポテチ」「キムチ鍋」「ワッフル」「ワンタンスープ」「パンケーキ」「ラスク」の事業に関するビジネスプランの報告がなされ、質疑の時間では次々と学生たちの手が挙がり、以下のような鋭い質問を多くの学生たちが投げかけて、壇上の役員たちは質問者の納得がいく回答を返していきました。

l  調理過程のオペレーションが複雑であるように思えるが、学園祭当日でも均一の品質で商品を提供できるのか?
l  販売計画の根拠は何か?
l  トレーサビリティが他社との差別化要因としているが、他の団体でも同様の仕組みがあれば、優位性を失うのではないか?
l  800食分を事前に仕入れるとしているが、売れ残りリスクを回避できる手段を持っているか?


最後になりますが、従来の講義形式の授業から飛び出して、こうした緊張感のある「場」を体験することは学生たちにとっても大きな成長の糧になったと思います。また、本授業を通して、学生たちはビジネスプランを立案して、ステークホルダー(利害関係者)に説明するためには、マーケティング・財務管理・人事管理・生産管理などの理論を学ぶことの重要性を再認識する機会になったのではないでしょうか。


[※1]PBLとは「課題解決型学習」のことであり、講義形式教育と一線を画する学習形態です。具体的な課題を設定して、課題解決という目標に向かって学生たちが意欲的に取り組むことができる形式の学習です。