田中駿平名誉教授が瑞宝小綬章を受章されました
2016.4.29

4月29日の昭和の日に政府より発表された春の叙勲に、本学の田中駿平名誉教授への瑞宝小綬章の受章が公表されました。

これまでの教育研究活動を基盤とした社会への貢献が高く認められ受章されたこと、心よりお祝いを申し上げます。

【田中駿平名誉教授の主な功績】

田中名誉教授は、英文学、特に英国の演劇分野に関心をもち、エリザベス朝演劇と、後に現代演劇の、それぞれの時代を代表する劇作家の
研究に取り組み、その成果を論文として大学紀要等に発表して特異な功績を残されました。また、所属した大学英語教育学会(JACET)
での活動の中で、大学における英語教育のあり方に関する研究報告の発表に加えて、多数の英語教材の編注・出版、あるいは英語の辞典等
の翻訳を担当するなど、大学英語教育の改善・発展に貢献されました。

1.英文学(演劇分野)に関する研究
英国エリザベス朝の劇作家Christopher MarloweやThomas Kydの研究に続いて、現代演劇の開拓者の一人、John Osborne、そして20世紀後半
の英国演劇界を代表する劇作家Harold Pinter等の作品に関する研究に努め、その成果を大学紀要等に発表され、特に「死を見つめることの
意味―ジミーとアリソンの場合」は『文学に読む<生と死>—人は死をいかに受けとめるか』(ホソノスタンペリア刊、2000年)の一編
として出版された。

2.英語教育
JACETとの関わりの中で大学英語教育のあり方に関する検討と調査・報告を進めながら、英語教材の出版にも積極的に取り組まれ、
Gavin Bantock, Land of the Setting Sun、Gregory Clark, Understanding the Japanese、Ray MacKay, Shakespeare’s Life and Times等、
多方面にわたる英語テキストの編注を手掛けたほか、英語辞典の翻訳版『英語使いの英語用法百科辞典』や『図解英和大辞典』の翻訳・発刊
にも中心的に貢献するなど、大学英語教育に多大な功績を残されました。

3.学校教育
私立麗澤高校で8年間、私立麗澤大学で46年間にわたり教鞭をとり、研究成果を活かして、学生・生徒の教育、なかんずく英語教育に極めて
大きな役割を果たされました。この間、外国語学部長や教務部長、大学事務局長等を歴任され、麗澤大学の学部・学科増を伴う大きな変革と
発展の歩みの中で、その運営の中心的な存在として貢献されました。また、同大学の設置者である学校法人廣池学園の理事・常務理事として、
学校法人全体の充実発展にも貢献されました。