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ニュースリリース
2019.02.08|最終更新日:2020.07.24|

フィリピン パーペチュアルヘルプ大学と共同研究 道徳に関する科学的・学問的研究を進める

 本学とフィリピンにあるパーペチュアルヘルプ大学は、 平成31年2月16日(土)に第2回国際学術会議を開催します。
今回の国際学術会議のテーマは「感謝表現の比較研究」です。 麗澤大学とパーペチュアルヘルプ大学は、 どうしたら個人に感謝の心が生まれるのか、 教育現場でどのような感謝介入をすれば、 学生たちに「ありがとう」という気持ちが芽生えるのかというテーマを、 学問的に共同研究しています。 現代のポジティブ心理学でも、 感謝と個人の主観的な幸福感(ウェル・ビーイング)の間には、 因果関係があることが認められています。 また単に感謝感情を抱くだけではなく、 それに感謝行動が伴わないと永続的な幸福感は生まれないとも言われています。 しかしその一方で、 欧米人と日本人の感謝感情は違うのではないかという疑問もある中、 アジアと欧米の文化が融合したフィリピンと共同研究するという点が、 今回の特色です。
麗澤大学は、 パーペチュアルヘルプ大学の博士が麗澤大学訪問の際に、 創立者廣池千九郎の道徳科学の研究に感銘を受け、 学術共同研究を行いたいというご要望をいただいたことをきっかけに、 平成26年に包括協定を締結し、 同大学にて継続的に講演会やフォーラムを開催して参りました。 パーペチュアルヘルプ大学は、 フィリピンの大学トップ5%に入る有名校で、 約2千人の教職員と約2万人の学生が学ぶ南メトロマニラの最大規模の総合私立大学です。 その後、 両大学の学術的・教育的コラボレーションが順調に進展した結果、 平成30年3月からは、 道徳教育に対する共同プロジェクトを始動させるにいたりました。 プロジェクトのテーマは「道徳」に関する科学的・学問的研究ですが、 特に麗澤大学の創立者廣池千九郎の道徳思想の視点から、 現代社会における道徳・倫理問題に関する研究を進めています。

■第2回国際学術会議 「感謝表現の比較研究」概要
日程: 平成31年2月16日(土)
場所: パーペチュアルヘルプ大学(フィリピン)
対象: パーペチュアルヘルプ大学 大学院生・学生・教員
登壇者(麗澤大学):中山 理(なかやま おさむ)特任教授・学長、 専門分野:英文学・道徳思想など
堀内 一史(ほりうち かずのぶ)教授・副学長、 専門分野:宗教社会学など
宮下 和大(みやした かずひろ)准教授、 専門分野:中国思想史

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