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2013/11/14

ベトナム訪問<その1>

本年は日越修好40周年という記念すべき年であることから、11月8日、ベトナム国家大学(ホーチミン市校)人文社会科学大学において、両大学の共同開催という形で「現代における経済と道徳」と題する講演会を行った。同大学では昨年にも講演会を開催したが、これを機に両校の交流が一気に深まり、現在、同校から派遣された2名の学生が本学のグローバル・ドミトリーで日本人学生と生活を共にし、学んでいる。

今回の訪越では、本学の卒業生もお世話になっているカメヤマローソクのダナン工場を視察する貴重な機会を得た。卒業生でもある代表取締役の谷川花子会長を始め、関係者の方々にはこの場を借りて改めて深く御礼申し上げたい。

私に同行し講演をした本学の梅田徹教授と堀内一史教授、そして通訳を担当し、現地の人も驚くほど日本語が堪能で日本人としばしば間違えられた本学大学院生、マイ•ゴック•ランさんにレポートをお願いしたので、ご覧いただきたい。


ベトナム国家大学(ホーチミン市校)人文社会科学大学での講演会

国際交流センター長 堀内 一史     

今回の訪問の主な目的は、
(1)本学とベトナム国家大学(ホーチミン市校)人文社会科学大学(USSH)との包括協定および本学外国語学部とUSSH日本学科との個別協定の調印
(2)中山学長のUSSH客員講師(教授)就任を受けての初の講義(兼講演)
(3)中山学長、梅田教授、堀内による講演
(4)(講演録を基にした日越対訳の)日本語・日本文化教科書プロジェクトの打ち合わせ
であった。学生および学術交流に関する本学とUSSHとの包括協定の締結は、昨年11月に行った講演会(中山学長、渡邊学部長、堀内)の後、講演会に出席した学生の中から本学への留学を希望する学生がいたこと、また、ベトナムでは日本語・日本文化の教科書が不足しているといったUSSH側の要請を受けて実現したもの。本学には包括協定締結を前にすでに2名の優秀な学生が留学をしており、来年度以降、年間2名を上限に留学生を受入れることになっている。


包括協定書調印式(11月7日午後5時30分)

包括協定書に署名をする中山学長とセン学長



 

 

ベトナム国家大学(ホーチミン市校)人文社会科学大学でのでの講演会11月8日 8:00~11:10

講演会は日本学科全員およそ300名と教員を対象に行われた。各講演の内容は以下の通りである。

梅田教授は、「市場において発揮される道徳的感性」というタイトルで、「思いやりの消費」「ソフトマーケット」「ハードマーケット」など独自の概念を使って、非市場だけではなく市場においても、思いやりの心をはじめとする道徳的な感性を発揮できると結論した。
堀内教授は、「二宮尊徳とその経済・道徳思想:現代日本の経済に影響を与えた代表的日本人」というテーマで、「すべてのものに徳がある」「心田の開発」「財徳一円」といった概念を中心に、二宮尊徳の経済・道徳思想を論じ、ベトナム経済発展に道徳は欠かせないと結論した。
中山学長は、「現代の日本に残る老舗―企業永続の条件」というテーマで講演し、老舗の企業永続の条件について述べ、本学の創立者廣池千九郎の言葉を紹介して、創業後の企業の維持継続が重要であり、その際に道徳の実行が必要であると結論した。

それぞれの講演の後、熱心に聴き入っていた学生からは的を射た質問が多数寄せられ、学生の質の高さと日本への関心の高さをうかがわせた。

講演をする梅田教授(左)と通訳のマイさん(右)

講演をする堀内教授(左)

講演をする中山学長(左)と、通訳をして下さったフー日本学科副学科長(右)

活発な質疑応答




◆「ベトナム訪問<その2>」へ続きます。