南イリノイ大学

Reitaku University International Exchange Center Reitaku University International Exchange Center

Southern Illinois University Carbondale

南イリノイ大学

南イリノイ大学

1000 Faner Drive Faner Hall, Room 3242 Mail Code 4518 Carbondale, IL 62901

https://cesl.siu.edu

プログラム概要

英語
沿  革 南イリノイ大学(Southern Illinois University)は、1869年に設立された南イリノイ教育大学を起源とする総合大学で、カーボンデール校とエドワーズビル校からなる。CESLのあるカーボンデール校は学生数約12,000人、シカゴの南方約500km、セントルイスの南東約160kmに位置する人口25,000人のイリノイ州南部の小都市にある。4.6平方キロメートルの広大なキャンパスに、200以上の学部、学科を擁し、それらの学部のためにキャンパス内に牧場や空港がある。英語集中コース(CESL)はUCIEP(全米大学集中英語講座連盟)と AAIEP (集中英語プログラム米国協会)の加盟校であり、1966年以来、幅広い訓練と経験を積んだ講師陣による、最先端のメソッドに基づく英語集中講座を開講している。20ヶ国以上から来る約220名の留学生と共に、国際色豊かな環境で学ぶ。
特  色 ●CESLでは年間8週間プログラムを5ターム提供しており、初級から上級の9レベルに分けられ最上級レベルは大学院進学のためのプログラムである。現地到着後、クラス分けテストを受ける。8月開始の場合2、3、4ターム (計16、24、32週間)、3月開始の場合は21ターム+3週間スペシャルプログラムの計19週間、または3月~12月終了の1年留学も可。1クラス6~7人の少人数制で、個人のニーズに合わせたサポートを受けられる。Lower levelは開講されないこともある。
●プログラム内容:授業は月~金(8:00~)で各レベル週20時間。
Level 3/4 General English 1/2: Learning Centerのフォーマットでレベルにあった学習
Level 5/6 Advanced English 1/2:10時間Core + 5時間文法+5時間Listening & Speaking
Level 7/8 English for Academic purpose 1/2:10時間Core + 5時間Writer’s workshop
+5時間TOEFL Preparation
Level 9 Graduate Student English:10時間Core + 5時間TOEFL Preparation
+5時間American Culture
●春の3-weeks special program(Community Engagement Program)は地域住民との交流や様々なボランティア活動を体験する。
●Skills Centerでは予約をするとチューターから30分の個別指導が受けられる。
●Conversation Partner制度がある。
宿  泊 ●麗大生は管理の行き届いている学外のAmbassadorHallに滞在する。主に寮で自炊をする が、ミールプランも選べる。
●セントルイス国際空港から車で約2時間半、マリオンエアポートからは車で15分。
生  活 ●カーボンデ―ルは小さな親しみやすい街で、イリノイ州内のベストスモールタウンにも選 出されている。付近にはシャウニー国立公園や多くの湖がある。 キャンパスは森と広場、 湖と木立に囲まれ、多くの学生がアウトドアのハイキングや釣り、ボート、キャンプや野 球などのスポーツを楽しんでいる。多国籍の仲間でチームを作り、サッカー、バレーボール、バスケット等の学内大会が多く開催されており、スポーツを通した文化交流が非常に盛んに行われている。また地域の貿易、観光、教育の中心地として栄え、物価が安い。セントルイスやシカゴ、インディアナポリス、ナッシュビルなどの大都市へのアクセスも良好。CESLは学内のMorris LibraryやStudent Centerに近い、Faner Hall内にある。
●CESL主催の各種イベントや小旅行が提供される。
条  件 ●TOEIC450 点以上、累計 GPA1.5 以上であること。 (申込時)
留学時期 ●2/3年次後期~(4ヶ月/6ヶ月/9ヶ月)、3年次前期~(:5ヶ月/9ヶ月)
担当教員 日影
特記事項 麗澤大学海外留学奨学金、日本学生支援機構留学奨学金

PICKUP留学体験記

一足先に留学を経験した麗澤大学の先輩たちが、留学先でのさまざまな体験談を語ってくれた「留学体験記」

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南イリノイ大学留学体験記
櫻井愛彩
英語コミュニケーション専攻3年
2023年3月~8月

   麗澤大学外国語学部英語コミュニケーション専攻3年の櫻井愛彩です。私は2023年3月から8月までの約5か月間、アメリカのイリノイ州にある南イリノイ大学に留学をしていました。この5か月間の南イリノイ大学への留学生活を通して、非常に多くの学びと経験をすることが出来たと感じています。その中で、学習面と自分自身の変化についてお話ししたいと思います。    私は南イリノイ大学内にある、CESLという英語を第二言語とする人たちが通うコースで勉強をしていました。CESLは7つのレベルがあり、それぞれの英語力に合わせてクラス分けがされています。私は2学期分の留学だったので、EAP1とEAP2という上から3番目と2番目のレベルのクラスで勉強をしました。私の場合、どちらの学期もクラスメイトに他の日本人留学生がいなかったため、留学を始めたばかりの頃は不安がたくさんありましたが、英語しか通じないこの環境は私の英語力の向上に非常に繋がったと思います。    まずEAP1のクラスのときは、「Writing」、「Listening & Speaking」、「Integrated Skills Core」の3つの授業がありました。この学期でのクラスメイトはヨルダン人、コロンビア人、クウェート人と私を含めた4人でした。この学期は私にとって人生で初めての留学での授業となりましたが、授業のレベルの高さと他のクラスメイトの積極性に非常に驚きました。特に「Integrated Skills Core」の授業では、プレゼンテーションやディスカッション、ディベートの回数が多かったため、事前準備が多く大変でしたが、自分自身のスピーキング能力が非常に伸びたと感じています。授業内で、英語の失敗や間違いを恐れずに積極的に発言をする他のクラスメイトの姿には大きな影響を受け、またこのような授業の環境が、私の積極性を高めさせてくれたと思います。    EAP2のクラスのときは、「TOEFL Skills」、「Writing」、「Integrated Skills Core」の3つの授業がありました。この学期のクラスメイトは台湾人と私の2人だけで、先生を含めた3人で授業が行われていました。「Writing」の授業は前回の学期に続いて2回目となりましたが、書くエッセイの種類が変わり、さらに難しく感じました。しかし、生徒が2人だけということもあり、先生から1対1でフィードバックをもらうことの出来る時間があったり、私たちの理解度を確認しながら授業を展開したりしてくれたので、しっかりと理解をし、さらに学びを深めることが出来ました。「Integrated Skills Core」の授業では、初回の授業のときに先生がこの留学で何を重視しているのか、特にどの能力を伸ばしたいのかアンケートを取ってくれました。そして私もクラスメイトの子もスピーキングを伸ばしたいということだったので、本来は教科書を使ってリーディングを主に扱う授業内容でしたが、先生がスピーキングを重視する授業内容に変更をしてくれました。例えば、教科書やプリントを使ってリーディングをした後に、その内容に対する自分の意見を話し合ったりしました。また週に1回、物語を読んでそれについてプリントを作り、プレゼンテーションを行うというアクティビティがあり、これは私の英語学習に効果的だったと感じています。物語を読んであらすじをまとめるだけでなく、その物語の本来のテーマやものが表しているシンボルを読み取ったり、ディスカッションになるような質問をいくつか考えたりする事前準備をしたあとに、約45分という長い時間で、説明やディスカッションを自分一人で展開してくというものでした。事前準備だけでなくプレゼンテーションの最中も臨機応変に質問をしていく必要があったこのアクティビティは難しく、大変なものでありましたが、終わった後に先生が詳しくフィードバックをしてくれたり、クラスメイトの子が助けてくれたりしてくれたので、乗り越えることが出来たと思います。1つの授業時間は50分と麗澤大学の授業に比べて短いものではありましたが、内容が非常に濃く、有意義なものであったと思います。    この留学生活を経て、英語力の変化だけでなく、私自身も大きく変化したと思います。まず「Ambassador Housing」という寮での生活は、私の留学生活をより充実させてくれたと思います。様々な国から様々なバックグラウンドを持った人が集まるこの寮は、文化の違いから混乱することも多々ありましたが、数か月間生活をしていくことで相手のことを理解し、その状況に応じて解決策を考え適応していく能力が付いたと思います。また普段は実家で暮らしている私にとって、寮で1人で暮らすということは大きな生活の変化でした。家賃の払い方やキッチンや洗濯機の使い方など分からないことが多く、またさらに日本語が通じないこの状況の中で生活をしたこの経験は、私の自立して生活する能力を高めたと思います。さらに、授業やアメリカでの生活を通して積極性が高まったと思います。初めのころは何か先生に質問をするときや、先生から発言を求められたとき、他の人の前でプレゼンテーションをするときに大きな不安を感じ、緊張をしていましたが、段々と自分に自信が付き、発言を求められなくても自分から進んで発言をしたり、緊張せずに落ち着いてプレゼンテーションが出来たりするようになりました。これは、間違いを恐れずに発言をしたり、プレゼンテーションが終わった後に「良かったよ」と声をかけたりしてくれたクラスメイトや、発言のしやすい環境を作ってくれた先生方のおかげで、非常に感謝しています。そして今回の留学生活を通して、日本の良さを再確認することが出来ました。海外の人と話していると、日本に対して良い印象を持っている人や、日本の文化や簡単な日本語などを知ってくれている人も多くいて、非常に嬉しく、日本出身ということに対して誇りをもつことが出来ました。    アメリカで過ごしたこの5か月間は、英語力だけでなく私自身も大きく成長することができ、日本では出来ない良い経験であったと思います。周りとの英語力の差や、文化の違いによる問題など、大変なこともありましたが、これらを乗り越えたことで、さらに人間として成長することができたと思います。南イリノイ大学で勉強し、そして多くの人と出会い、一緒に生活をすることが出来て非常に嬉しく思います。そしてこの留学を支えてくれた両親、友人、先生方に心から感謝しています。

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南イリノイ大学への留学を終えて
牛嶋はるか
英語コミュニケーション専攻4年
2022年3月~12月

 こんにちは。外国語学部英語コミュニケーション専攻4年の牛嶋はるかです。私は3月から12月までの約9ヶ月間、アメリカの南イリノイ大学に留学してきました。2年前に留学をする予定だった私にとっては待ちに待った留学で、体感は本当にあっという間でしたが、貴重な9ヶ月間になりました。  私が通っていたCESL(Center for English as a Second Language)は9段階にレベルが分かれています。私はAE1という真ん中のレベルからスタートし、AE2・EAP1・EAP2とターム毎にレベルが上がっていきました。CESLではレベルによって授業が決まっており、AE1とAE2ではGrammar・Listening & Speaking・Integrated Skills Core、EAP1とEAP2ではWriting・TOEFL・Integrated Skills Coreという授業を受けました。授業は月~金1コマ50分×4コマで構成されていて、1タームは8週間、タームとタームの間には1週間ほどの休みがあります。ネイティブの先生方はどの教科でも実用的な英語を教えて下さるのでとても勉強になりました。授業で印象に残っているのは、他国のクラスメートの積極性です。特にラテンアメリカ系のクラスメートは、わからないことがあれば遠慮なく質問をするし、先生が正しい答えを言っても、「でも自分はこういう理由でこれが答えだと思う」という風に納得するまで自分の答えを貫いたり…これは頑固とかそういうことではなく、理由を踏まえてなぜそうなるのか納得したい・理解したいという気持ちを遠慮なく表に出しているということです。それに対して先生方は必ず理解するまで丁寧に説明し、否定することなく意見を尊重して下さります。日本人は発言などの面で何となく遠慮がちになってしまう印象がありますが、そのような環境のおかげで私も初めの頃より遠慮なく質問などが出来るようになり、自分の学習のためにも何もためらう必要はないと思えるようになりました。  5月から6月にかけてのタームでは、通常授業ではなく“Community Engagement Program”という、様々な観点から地域活性化に努める非営利団体の方々と交流し、その活動を体験し理解するというプログラムに参加しました。それらの活動は、持続可能な開発目標(SDGs)の達成にどの程度貢献しているかも評価されます。LGBTQIA+の人々を支援する団体、フードパントリーを提供する団体、街の自然や動物の保護団体など、毎日異なる団体を訪れてボランティア活動をしました。このプログラムを通して学んだことは、これらの非営利団体がどれだけの人や動物、自然を救い、支えているかということです。私たちが普通に生活しているだけでは気が付くことの出来ないこれらの団体の意義を、このプログラムでの様々な団体の人々との交流で体感することが出来ました。そして、より多くの世界中の人々が社会問題の現状を理解し、SDGsの達成に向けて少しでも協力すべきだと思いました。  次に交友関係についてです。私が住んでいたAmbassador Housingという寮には、他国から勉強に来ている学生が多く住んでおり、様々な国の友達を作ることが出来ました。リビングルームやキッチン、ダイニングルームが共有スペースなので、たまたま会った友達とお喋りしたり、同じ時間に料理をしていた人と一緒に食事をしたりと交流の場がたくさんありました。この寮生活で特に印象に残っているのは、互いの文化を共有した時間です。例えば、キッチンが共有ということもあり、友人が自国の料理を振舞ってくれることも少なくありませんでした。初めて食べるものばかりでしたがどれも美味しく、食べ方を習いながら一緒に食卓を囲む時間は本当に楽しかったです。そしてもちろん、日本食を振舞うこともありました。日本人の友人とたこ焼きパーティーを主催して、たこ焼き器で作るところから一緒にやったり、日本人以外には理解し難いであろう納豆に挑戦してもらったこともあります。喜んでもらえるか最初は少し不安もありましたが、日本にしかない文化をみんな積極的に楽しんでくれたので本当に嬉しかったです。食以外にも、留学初めの頃から仲良くなったラテン系の友人たちに彼らの文化であるラテンダンスを習ったり、スペイン語を少し教えてもらったりもしました。普通にお喋りしている中で突然私と日本人の友人による箸の使い方講座が始まったこともあります。このような異文化交流は留学などの機会でないとなかなか出来ない体験だと思うので、本当に貴重な時間になったと思います。異文化を学んだのはこのような機会の中だけではありません。日常的に常識の違いを感じることも多々ありました。時には日本人には考えられないような価値観を持っている場合もあり理解するのが難しく感じることもありましたが、そう感じているのはきっと相手も同じです。自分の価値観が100%正しいと思うのではなく、相手の価値観も尊重し、理解しようとするのが異文化交流において大切な事だと感じました。この生活を通して出来たかけがえのない友人たちとは、連絡を取り続け、必ずまた会いたいと思います。  この留学を通して感じたのは、挑戦することの価値です。私が通っていたCESLのクラスメートには、私よりはるかに年上の学生が数名いました。中には家庭を持っていて、仕事でのスキルアップのために英語を身に付けようと学びに来ている人もいました。また、同じ寮に住んでいたのも年上の人ばかり。もちろん仕事に関する文化の違いも関係していますが、年齢関係なくさらにスキルを身に付けようと外国に足を踏み入れるという決断、行動力が私には想像できないものだったので、感銘を受けました。挑戦してみないことには何も変わらないし、気持ちさえあれば年齢など気にする必要はないと彼らに出会って学び、勇気をもらいました。それに比べて私は小さなことでも行動するのをためらってしまう傾向があったので、少しでも変わりたいと思い積極的にイベントに参加したり、友人を自ら誘って遊んだりして様々な人とコミュニケーションを取るようにしました。その経験から、何も心配する必要はないしその一瞬の勇気は必ず自分にとってプラスの結果をもたらすと学びました。これからも小さなことにも大きなことにも、後悔しないよう挑戦していきたいと思います。この9ヶ月間は、言葉では言い表せないほど価値のある充実した時間でした。CESLで学んだことはもちろん、日常生活での経験も無駄にせず国際的に活躍できる人になれるよう引き続き尽力したいと思います。

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田舎と僕とアメリカと鹿と
今西海斗
英語リベラルアーツ専攻3年
2022年3月~8月

 こんにちは、麗澤大学外国語学部外国語学科英語リベラルアーツ専攻3年の今西海斗です。私は2022年3月から8月まで南イリノイ大学に留学していました。なので、これから私の留学体験記について話させて頂こうかと思います。また、この記事を閲覧してくださる方の大半はどこの留学地にするか迷っている方だと思うので、紹介も兼ねて書かせて頂きます。  まず、留学期間を終えて感じたことは「南イリノイ大学に行って本当に良かった」ということです。なぜかというと充実したプログラムと親切なたくさんの方たちに支えられ成長したからです。まず授業に関してはクラスごとに違うのですが、私のクラスは異なる教科が3つあり、一つの科目が2コマの50分×4でした。主にグラマーとリスニング・スピーキング・リーディングです。しかし日本では説明は日本語ですが、日本語はもちろん使わないので、文法などの説明も英語です。そこは最初とても苦労しました。しかし先生はとても親切でフォローしてくださり、私も挫折することなく成長することが出来ました。  クラスとしては全てのクラスにおいて少数授業です。なので、一人一人発言の機会があります。しかし一番驚いたことはその機会があるせいか外国人の発言の量です。他にコロンビア人とエクアドル人と一緒だったのですが、彼らはほんの少しでも疑問に思ったことはすぐ先生に聞きます。彼らのI have a questionを何回聞いたことか。ですが質問した方もそれを聞く方も両方身になります。なので、私も負けずと質問したのですが完敗でした。日本人のシャイさというのをとても感じたことにもなりました。  また、私たちはタームとタームの間に市の各場所を訪れるプログラムに参加させて頂きました。そこで働いている方にお話を伺ったり、一部での場所では働かせて頂いたりと授業とは別に学ぶことが出来たと思います。特に、ホームレス支援施設のような場所を訪れたのですが、コロナウイルスにより、ホームレスの数が大幅に増加しているのを聞き、日本では感じることの出来ないホームレスの問題を体感することが出来ました。  次にCESLについて話そうと思います。CESLとは私たちが所属する専攻の名前でメンバーは計30人ぐらいなので全員仲が良かったです。この専攻は各国のフルブライトと言って各国の試験で選ばれた数人の人達がCESLに来て所属するので、実績を持った人たちと一緒に授業を受けることが出来ます。なので、彼らのプレゼンテーションは内容・発言含めとても為になりました。私は彼らがいずれ大物になると思うので、何度も私を忘れないでと言いました。まだ覚えてくれていると信じています。 そしてCESLの先生方が毎週イベントを開催してくださいます。なので、カーボンデールはとても田舎なのですが、毎週楽しみがあります。そしてCESL主催じゃなくてもメンバー主催でBBQしたり、湖に行ったりなどと退屈しない日々でした。  次にカーボンデールについて話そうと思います。カーボンデールは正直みなさんが思っているより田舎だと思います。しかし先ほど言ったようにCESLや学校がイベントを開いてくださるので、充実することが出来ます。また市内に大きなショッピングモールがあるので私含め皆そこへ買い物に行きます。服などがやすいので皆さんが日本で高いと感じていた服を安く買うことが出来ます。加えて自然がいっぱいなのでリスはどこ歩いていてもいますし、鹿も大学敷地内にいます。なので、こっちで動物園に行く必要もありません。毎日動物と触れ合うことができます。私自身の話をすると、私はたくさんの方と関わることが出来ました。一番大きかったのは、友人の紹介で大学のサッカーサークルに参加させて頂いたこと、そこで出会った友人の知り合いで、市の選抜チームに所属できたこと。私は途中、サッカー留学しているのかと思いました。そして大学に大きなジムがあることも自分にとって大きく、途中筋肉留学しているのかとも思いました。  また寮でも隣の部屋にいたコロンビア人に助けられました。彼は右も左もわからない私と常に一緒にいてくれました。本当に感謝しています。次は寮について話そうと思います。個人的にこの寮はかなり良かったと感じています。何故なら寮でたくさんの人と出会うことが出来たからです。寮の住人はCESLと同等ぐらいに多国籍でした。また、寮でもイベントが毎週開催されるので、充実していましたし、多くの人と交流できるのでほぼ全員の人と仲を深めることが出来ました。寮には卓球台とビリヤード台があり、自分もよく利用していました。一階にジェイソンという人がいるのですが、彼はまあビリヤードが上手く、自分のターンが回って来ることなく終わることが大半です。なので彼を倒すことが出来た方は帰国後、日本の大会に出たほうがいいと思います。そして寮の中では自炊でした。行く前全く自炊できなかったので良い機会だと思っていましたし、みなさんも良い機会だと思います。ここで失礼ですが家族に謝罪させてください。行く前、帰ってきたら料理を振るまうと言って出来なくてごめんなさい。やはり苦手でした。  趣味の話をするとこの留学期間中私はたくさん旅行しました。セントルイスはじめ、ニューヨーク、ロサンゼルス、ラスベガス、メキシコ、グアテマラ、まだまだたくさんの場所を訪れました。ここで失礼ですが家族に謝罪させてください。お金をたくさん使ってごめんなさい。円安は少し許してください。そこでもたくさんの方と交流することが出来ました、今でもSNSを利用して交流しています。最後にこの留学は私の今までの人生で一番輝いていました。おそらく今後もこれほど輝いている日は来ないでしょう。皆さんも間違いなく忘れられない思い出になると思います。皆さん、南イリノイ大学、とてもおすすめです。皆さんが南イリノイ大学に行き、帰国した後の留学体験記を楽しみに待っております。

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南イリノイ大学留学体験記
岩淵渚
英語コミュニケーション専攻3年
2022年3月~8月

こんにちは。外国語学部英語コミュニケーション専攻3年の岩淵渚です。私は3月10日から8月5日までの約5か月間、アメリカ合衆国のイリノイ州に位置する南イリノイ大学へ語学留学をしてきました。この5か月を振り返り、学んだことや感じたことを「学習面・交友関係・自分自身の変化」の3つに分けてお話します。    まず初めに学習面においてです。南イリノイ大学内にあるCESL “Center For English As a Second Language” には7段階のレベルがあり、自分の英語力に合ったクラスで技能を高めるための授業を受講することができます。CESLでの5か月間が英語力向上に大きく影響しました。私は2 Term分のみアメリカへ滞在する予定だったため、自ら負担を掛けることも目的としEAP1, EAP2という上から3番目と2番目のレベルに挑戦しました。1 Termは計8週間で構成され、3教科(Integrated Core Skills 120分, Writing 50分, TOEFL 50分)のクラスごとに分かれて学習を進めました(Integrated Core SkillsはListening, Speaking, Grammar, Readingの4技能)。教科の種類はそのレベルによって決まっているため自分で選択することができませんでしたが、私はEAP1, EAP2で学習することができたことについて、非常に満足しています。どの教科も密度が濃く、先生が学生に期待する量も大きいため、質の高い時間を毎日過ごしていました。私が留学前に最も問題視していた”Speaking”に関して、毎時間Discussionの機会が設けられ、時折Debateで意見を交わし合うこともあったため、常に自分の意見を持つという面での成長を感じられたといえます。CESLの先生方は学生を沢山サポートしてくれ、時には十分すぎるほどの気遣いや説明をくださいました。そのため、疑問点や不明点、心配事があった際にも安心して助けを求められましたし、そのサポートがあったからこそ、まず私なりに考えたアイデアを恐れずに共有する力を身につけられました。また、クラスメイトは皆持つスキルが既に高く、彼らに何とかついていくために必死に学習したことも英語力向上に繋がる効果的な方法だったと感じます。CESLの特徴として私が感謝していることは、ただ単に文法や読解、単語の勉強をした訳ではなく、お互いの文化の違いやその違いから生まれる異なる視点の理解、生きた情報交換を行えたことです。日本の学校では普通経験できない部分でした。  次に交友関係についてお話します。私は南イリノイ大学の近くにあるAmbassador Housingという寮に住んでいました。そこには世界中の国から集まった多くの学生や先生などが生活し、キッチンやリビングルーム、ダイニングルームを共有していました。寮で過ごしたこの5か月間、多くの仲間との交流がありました。ダイバーシティな環境で彼らの本来の文化や価値観を身近に知ることができた寮生活は、学校の授業と同じくらい、むしろそれ以上に学ぶことがあり、今でも写真や思い出を振り返るほど私の中で掛け替えのない記憶となっています。誰かがリビングルームで映画を見ている際は気軽に参加したり、ダイニングルームで仲間と他愛のない話でゲラゲラ笑い合ったり、今日は何をしたのかを訪ね合うことは日常的に行うようにしていました。寮内には数か所学習スペースが設けられていたため、私や友人達は課題、試験やプレゼンテーションの準備をそこで毎回行っていました。多くの時間同じ空間で集中・奮起し合い、時には妥協し長話をすることもあった友人とはこの機会でさらに絆が深まっていったと思います。またキッチンが共同であることから、お互いの国ならではの料理を紹介し合い食べさせてくれるといった機会も珍しくありませんでした。時々各国の料理をご馳走するパーティーを開くこともあり私と日本人の友人はタコ焼きとその作り方を彼らに伝授したかったため、主催者として計画し、仲間を招待してタコ焼きパーティーを行いました。彼らの反応は印象深かったですし、何よりも気に入ってくれたことで、計画して良かったと思える良い機会になったと思います。私はラテンアメリカからの仲間と留学初期に仲良くなったこともあり、時々彼らのパーティーに招待されることがありました。部屋の中でラテンダンスを一緒に踊るといった新しい体験をすることができました。それを機に、アメリカ国内を旅行する際には彼らとグループになり観光をしたり、メンバーの誰かが誕生日の際にはラテングループとしてお祝いのパーティーを開くこともありました。しかし、すべての物事が順調に進んだことはなく、彼らと時間を共にする中で各々の文化から生じる“常識”の捉え方の違いに悩んだことも少なくありませんでした。ですが、私が感じる彼らへの思いは同じように彼らも私に対して感じるものであり、時々論理的に理解しがたい部分があったのも事実で、私の価値観を無理に押し潰して彼らの考えが正しいと解釈するのではなく、お互いを理解しようとする姿勢とお互いを受け入れるということが肝要なのだという学びにたどり着きました。それが彼らへの敬意を表し、同時に自分自身を尊敬する大切な手段であるという価値観を見つけることができたと感じます。多くの経験を積んだ彼らとの交流が、私の留学生活を実のあるものにする一つの理由となりました。 最後に自分自身の変化についてお話します。この5か月間を通じて、聴く力の重要性を本当の意味で理解し「多様性の享受」という面での変化を感じています。日本を出発する前、「アメリカでは自分の意見をいかに相手に伝えられるかが最も大切だ」という情報を多く耳にしました。実際に現地で生活する中で、やはり意見を常に持ち、それを躊躇なく発信することで相手との効果的なコミュニケーションが形成されると再認識しました。ですがそれ以上に、”Good Listener”になることが会話を構築する上でのなくてはならない要素だという私の中での学びがありました。相手が伝えたいことは何か、言葉の裏に何か意図されているものはあるか。それらをなんとなく受け流し、自分の好きなように発信しては相手を尊重できず信頼関係を深めていくことは難しいのだということ。アメリカ合衆国という多文化な環境での5か月間肌で感じ、成功・失敗の両方を含めた様々な経験を通して一生懸命学んできました。そして振り返る今、私の中の「多様性の享受」を少しずつ向上させることができたといえます。これは同じ人種の日本人に対した姿勢にも共通する点であると考えます。これからの長い人生を生きる上でこの部分に価値を置き、実のある人間になりたいです。留学を決意し行動したからこそ得ることのできた色鮮やかな財産を心に留めると同時に、私の周りで沢山支えてくださった方に心から感謝しています。南イリノイ大学へ留学をして本当に良かったです。最後までお読みいただきありがとうございました。

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体験者による留学先紹介

南イリノイ大学への留学経験者が留学先をご紹介します。