工学部
2026.04.10

【後編】興味の数だけ、自分の可能性は広がる。大学は「やりたいこと」を実践する場所

【後編】興味の数だけ、自分の可能性は広がる。大学は「やりたいこと」を実践する場所

地域連携プロジェクト、アプリケーション開発、サークルの立ち上げ、シンポジウム登壇――大学内外で目まぐるしく活動の幅を広げる上林さん。その原動力は、「やりたいと思ったこと、興味を持ったことにはまず挑戦してみる」という姿勢です。後編では、VRサークル「Next Frame」の立ち上げや学園祭での発表を通して広がる挑戦、そしてこれからの展望について伺いました。

上林 陸大
工学部 情報システム工学専攻 2024年入学
埼玉県出身。2024年に新設された工学部の一期生として入学。地域課題の本質を探り、IT技術を駆使して解決に導くアプリケーション開発などに取り組んでいる。また同時に技術進化の早いVRなどにも着目し、VRサークル「Next Frame」を立ち上げ活動中。
※取材時 2年次生
目次

    感動から始まった、VRサークル「Next Frame」

    ―学業だけに留まらず、自らサークルを立ち上げて活動の幅を広げているそうですね。
    どのようなサークルなのか、活動内容を教えてください。

    はい。1年次生の時に、VR(※バーチャル・リアリティ)を体験したり、学びを活かして仮想空間を制作したりする「Next Frame」というVRサークルを立ち上げました。大学に入学した頃、VRの仕組みや技術の可能性に触れ「これはすごい」と強い感動を覚えたことがきっかけです。

    • 現在は、立ち上げ当初から参加しているメンバーに加え、VRに興味を持った学生など約20名が活動しています。今年は新入生も加わり、メンバーが増えたことを嬉しく思っています。現時点では工学部の学生が中心ですが、将来的には他学部の学生にも参加してもらい、より多様な視点で活動を広げていきたいと思っています。活動は週1回程度、主に夜の時間に仮想空間上に集まって行っています。

    立ち上げ当初は、まずVRの面白さや魅力を体験してもらうことを目的に、話題のVRコンテンツを体験する活動を中心に行っていました。VRならではの没入感を味わえるコンテンツはサークル内でも好評でした。最近では、メンバーそれぞれの知識や技術を持ち寄り、私たち独自のVR空間を制作するプロジェクトにも取り組み、大学の学園祭で発表することができました。

    学園祭で形にした、私たちのVR空間

    ―学園祭の発表について詳しく教えてください。

    学園祭で披露した仮想空間は、サークル外の学生にもVRを体験してもらうことを目的に制作しました。以前から「サークルの活動を何か形にできたら嬉しいな」と、メンバーで話していたこともあり、企画の実現に向けて自然と協力体制をつくることができました。

    制作にあたっては生成AIも活用しました。ただし、AIは専門的な技術や開発ノウハウのトレンドにまだ追いついてない部分もあります。そのため、VR分野で活動している方が発信しているSNSを参考にしたり、VRチャットの中で直接話を聞いたりしながら情報収集を進めました。VR空間の中でリアルタイムにアドバイスをもらえるのは、とても大きな助けになりました。

    • また、日頃から授業で学んでいる内容も活かされています。VR空間の制作には、Unity(※ゲーム開発などで広く利用されている開発プラットフォーム)を用いたプログラミングスキルが必要になります。基礎をしっかり学んでいたおかげで、開発作業を比較的スムーズに進めることができました。

      さらに、プロジェクトマネジメントの授業で学んだ、メンバーのまとめ方や進行管理の考え方も、実際の活動の中で役立っていると感じています。

    とはいえ初めての挑戦も多く、完成度を高めようとするあまり学園祭直前まで作業に追われる場面もありました。それでも発表後には多くの学生から好意的な反応をもらうことができ、「挑戦して良かった」と感じています。

    「自分の可能性を潰したくない」

    ―今後の展望について教えてください。

    大学生活も後半に入りますが、今後もVRに関わる取り組みを続けていきたいと考えています。現在、大学内にはVR機器が整備されていますが、より気軽に利用できるようにするため、ゼミナールでは「貸し出しアプリ」の開発を計画しています。大学事務局とも協議しながら、まずはこのシステムを完成させたいと思っています。

    • また、サークル活動を円滑に行えるよう、バーチャル空間上に「自分たちの部室」をつくることも構想しています。現在は既存の空間を利用して集まっていますが、好きな時に出入りできる専用空間を持つことで、より自由な活動ができるのではないかと考えています。物理的な制約を受けずに理想の空間を設計できる点は、VRの大きな魅力のひとつだと感じています。

      そのほかにも、システム構築やWebデザインなど、様々な分野に挑戦していきたいです。欲張りかもしれませんが、今は広い視野を持ち、自分の可能性を潰したくないと思っています。

    大学進学を考える際に「自分がやりたいことにトライする」という軸を決めました。これからもその考えを大切にしながら、限られた学生生活を充実したものにしていきたいです。 
    これから本格的に就職活動も始まりますが、色々な企業を知り、インターンシップにも参加しながら、自分自身が納得できる仕事や企業と出会えたらと思っています。

    「やりたい」を実践できる場所

    ―最後に、高校生の皆さんへメッセージをお願いします。

    進学を考えている高校生の皆さんには、今自分が「やりたい」と感じていることを大切にしてほしいと思います。興味を持ったことに実際に触れてみることで、その分だけ自分の可能性は広がっていくのではないでしょうか。迷った時は、まず行動してみる、挑戦してみるという姿勢が大切だと思います。

    • 私自身、現在はアプリケーション開発やVR空間の制作に取り組んでいますが、高校時代はプログラミングに少し触れたことがある程度でした。それでも「やりたいことには挑戦してみよう」と決めたことで、今の自分につながっていると感じています。

      これまで大学で経験してきたことは、高校時代には想像もできなかったことばかりです。大変なこともありますが、それ以上に多くの学びや楽しさがあります。学生のうちは失敗を恐れず挑戦できる貴重な時間です。ぜひ様々なことに挑戦してみてください。

    麗澤大学の工学部は、新設学部ならではの新しい環境と設備が整っています。情報系やロボット分野などに興味のある方にとって、実践的に学べる魅力的な環境だと思います。

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