卒業生の活躍
2016.03.08|最終更新日:2021.12.10|

留学を経て、今はドイツからサッカー情報を発信中!

留学を経て、今はドイツからサッカー情報を発信中!
永堀 佑樹
外国語学部 ドイツ語学科(現在のドイツ語・ヨーロッパ専攻)2012年3月卒業
1998年、千葉県柏市生まれ。千葉県立松戸六実高等学校より麗澤大学に進学。在学中に1年間の留学、インターンシップ、更に2010年サッカーワールドカップでのインターンを経験。2012年に麗澤大学を卒業。現在はドイツ・ミュンヘン在住で、スポーツ業界の編集通訳会社でフリーのスポーツジャーナリストとして活躍。
目次

    きっかけは留学。でもチャンスをつかんだのは自分

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    僕は現在、ドイツのミュンヘンでサッカーに関する翻訳の仕事をしています。そのきっかけとなったのは、麗澤大学での留学でした。

    子供の頃はそれほど海外に興味を持っていたわけではありません。高校時代に所属したフットサルチームのメンバーに、ドイツ留学から帰ってきたばかりの麗澤大学の先輩がいて、話を聞いているうちにすごく興味がわいてきて。この先輩との出会いがきっかけで麗澤大学に進学し、ドイツ語を専攻することを決めました。2年次には交換留学生として、ドイツのロストック大学に1年間留学をしました。

    ロストック大学には3人留学できると聞いていたのですが、実際留学したのは私一人(笑)。他の学生は違うドイツの大学を選んでいて、とても不安だらけだったのを覚えています。しかし留学前はドイツ語・ドイツ文化専攻(現在のドイツ語・ヨーロッパ専攻)の先生にいろいろ相談でき、不安を少しずつ解消しました。留学中でも先生とすぐメールでやり取りできたので安心でした。

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    実は、この留学で今の仕事につながるきっかけをみつけました。留学の最後に2ヶ月間の夏休みがあったので、ドイツでインターンシップをしようと、インターネットで「編集、サッカー」というキーワードで検索し、仕事を探しました。そこで見つけた会社にだめもとで申し込んでみたら、採用してもらえたんです。これが、今も仕事をしている、スポーツ業界の記事を各国語に翻訳して発信する編集会社でした。インターンの1ヶ月間いろいろな経験をさせてもらいました。


    帰国後は、麗澤大学での学生生活を楽しんでいました。そこに更なるチャンスが飛び込んできました。2010年の南アフリカでのワールドカップ時、以前インターンをした編集会社が日本人コメンテーターを探していたのを知り、応募したところ、採用されたのです。ワールドカップ期間中、約1ヶ月間、翻訳やライブ実況などの業務を担当しました。さまざまな国の人と接する環境でしたが、麗澤大学には留学生が多く、日常的にいろんな国の人とコミュニケーションをとっていたので、やりきれました。

    ワールドカップ終了とともに、再び麗澤大学に戻って学生生活最後の1年を過ごしました。卒業後は日本の企業に就職しました。やりがいのある会社でがむしゃらに奮闘していましたね。数年経ったころ、インターンでお世話になった編集会社がミュンヘン本社で在席のスタッフを探していることを知り、すごく悩みましたがドイツで働きたい気持ちが強く、思い切って応募しました。

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    それまで勤務していた日本の医療・環境の精密機器メーカーは、福利厚生もしっかりしていましたし、不満はなくやりがいをもって仕事ができる環境でした。でも、やはりドイツに魅力を感じていたし、大好きなサッカーとも関われる。今しか出来ないと思い、思い切って決断しました。大きな転機だったと思いますが、その決断が出来たのも、充実した大学生活と常にバックアップしてくれる環境があったからこそだと思います。
    現在は、日本人向けに、ドイツ語のサッカー記事の翻訳を担当しております。バイエルン、シャルケ、マインツなどブンデスリーガのクラブチームの情報を日本語に翻訳し、公式HPや公式ツイッター、公式Facebookから発信しています。

    実際にドイツに住んで働いてみると、大変なこともたくさんあります。でも、やりがいもあるし、充実している。ドイツ暮らしも僕に合っているようで楽しいですね。

    人生にはいろいろな選択肢があるけれど、麗澤大学は背中を押してくれる環境がある

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    実は、高校の頃まではとてもシャイだったのですが、海外に行ってからすごく社交的に、そして、視野を広く持てるようになりました。また、初めての留学先では日本人が私一人という環境だった。そんなどちらかというと少し孤独な状況を経験したことで、その後、一人で選び、動くことができる人間になれたのだと思います。

    今、振り返ってみると、私がそんなふうになれたのも、やはり麗澤大学に入ったからだと思います。先輩がきっかけで麗澤大学への進学を決めましたが、入ってみたら先生方はほんとに熱心でマンツーマンに近い形で指導を受けられて、楽しみながらドイツ語を学ぶことができました。学んでみてわかったんですが、ドイツ語は英語に比べて例外的な決まりが少なく、文法さえ覚えればなんとかなる。そんなところが理数系思考の頭の私には合っていたというのもあります。ドイツ語、おすすめですよ。

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    また、麗澤大学は留学制度がとても充実しています。留学先でも単位が認められるのは麗澤ならではですし、休学しないですむので就職で不利にならない。それも安心だと思います。

    これから進学を考える皆さんに私が伝えたいこと。それは、人生にはいろいろな選択肢があるけれど、麗澤大学は背中を押してくれる環境があるということ。そして留学という経験はきっと大切なものになるということ。日本から海外へ飛び出すことはとても勇気がいることだと思います。でも心強いバックアップがあれば思い切って飛びたてる。そんな環境が麗澤大学にはありますから、一歩踏み出すための舞台にしてみてください。私もドイツから応援しています!

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