外国語学部
2019.02.21|最終更新日:2020.07.23|

若い今こそ、多様性の中で揉まれてほしい!外国語学部で一歩前へ踏み出そう

若い今こそ、多様性の中で揉まれてほしい!外国語学部で一歩前へ踏み出そう
渡邊 信(わたなべ しん)
副学長(教育・研究担当)、外国語学部 学部長
目次

    「外国語学部」で学ぶ意味とは?

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    「外国語学部」と聞くと「英単語や文法を学ぶところ」と考える人が多数いると思います。でもそれは半分以上誤解です。外国語の読み書きや、話せるための語学力を鍛錬する場ではありますが、同時に言語の背景や文化を学び、教養を身につけ、外国語への造詣を深めるところが外国語学部です。目指してほしいのが、国内外で活躍できる「国際的教養人」となること。創設から70年以上、地道に愚直に、実績を積み上げています。卒業までに日本語と同様にコミュニケーションできる外国語を習得しましょう。ここでの習得とは、語学力と教養の両面を身につけることです。

    麗澤大学ならでは。専攻別の強み

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    外国語学部には4つの専攻があり、それぞれに異なる特長を持っています。よくある質問が、「英語コミュニケーション専攻」と「英語・リベラルアーツ専攻」の違いについてです。英語の語学力を基盤とする点では共通しますが、学問分野が異なります。

    「英語コミュニケーション専攻」ではコミュニケーション学、英語教育学、英語言語学の3つを柱に、異文化を背景にした対人コミュニケーションを学びます。英語という言語の歴史や英語圏社会などが研究対象です。「英語・リベラルアーツ専攻」では、文学や文化全般、地域研究。たとえば、カナダやイギリスの女性史といった切り口から、英語圏への理解を深めます。

    「中国語専攻」では、実用力を身につける授業を編成しています。入学直後は、まず中国語特有の発音を徹底して叩き込みます。中国や台湾への留学率が高く、企業の即戦力につながる実践力養成の環境を提供します。

    外国語学部の中で最も留学率が高いのが「ドイツ語・ドイツ文化専攻」。ドイツはEUの中心的な国で、ヨーロッパ経済圏をリードしています。隣国に行きやすく、地理的にもヨーロッパ全体を体感しやすいでしょう。実践力強化の方針で、既成の教科書に頼らない授業も特色です。

    麗澤大学の少人数教育は他と何が違う?

    専攻にかかわらず学部が力を入れるのが英語学習です。全員が高水準で英語という国際語を身につけてほしい。ウェブの文書、研究レポートや論文の多くの原典は英語で書かれています。翻訳に頼らず読みこなす素養は、情報感度の高さへとつながります。海外だと自分の英語が通用しない、では困ります。英語は日本語とはまったく異なる発話のタイミング、目線や間の取り方などが存在します。英語でのコミュニケーションの根本を突き詰めるカリキュラムがありますから、ぜひそれを役立ててください。

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    麗澤大学の代名詞といえば、少人数教育です。昨今は他大学でもよく聞かれるフレーズですが、麗澤大学の「少人数」は何が違うのか?それは「少人数教育のあり方の徹底」です。麗澤大学は、伝統的に先生と学生の距離がとても近いです。クラスではチームとしての一体感とともに学びを深めていく。ここでの先生はコーチでありファシリテーター。

    教える以上に学生を鼓舞し内側から気持ちを促す役割です。こうして育まれる主体性や、先生や学生たちとの関係性が、相手への思いやりを欠かさない"奉仕するリーダー(サーバント・リーダー)"像の育成にもつながるわけです。

    麗澤大学の教職員は本当に優秀です。ここでいう「優秀」とは、柔軟でしなやかな精神に基づき、学生たちに接することが出来るという意味です。例えば、授業への取り組み方や留学への決断などへの悩みに親身に向き合い、多くの先生が相談に乗ってくれる点でしょうか。

    若い今こそ、多様性の渦に飛び込もう!

    最後に伝えたいのは「異国の地へと飛び込んでほしい」ということです。世界では、想像を超える多様性が圧倒的な数で渦巻いています。インターネットで見るだけではなく、実際に異国に訪問し、多様性を体感しながら、自らの感覚を揉みほぐしてください。

    海外留学はその一歩として最適です。半年や1年という期間で一度行ってみる。自分と異なる母語、文化的な背景をもち、信じる宗教の差異がある相手と渡り合うのです。外国語学部生の多くはは留学しますが、一様に感覚が揉まれて、逞しく変貌した姿で帰ってきます。次は皆さんの番!外国語学部の扉を開いてみてください。この春、麗澤大学のキャンパスでお会いできることを楽しみにしています!

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