外国語学部
2016.03.11|最終更新日:2021.12.10|

偶然、テレビで目にした「中国語講座」そこから始まった中国語への情熱

偶然、テレビで目にした「中国語講座」そこから始まった中国語への情熱
小野﨑 智哉
外国語学部 中国語専攻(現在の中国語・グローバルコミュニケーション専攻)2017年3月卒業
千葉県富里市出身。千葉県立東金高等学校から麗澤大学へ進学。高校時代、偶然目にしたNHKの「中国講座」をきっかけに、中国語を学ぶことに目覚める。在学中は中国へ留学し、現在は中華料理屋でアルバイトをしながら中国語を積極的に学び続けている。趣味は杜甫(中国の詩人)の漢詩(中国の伝統的な詩)を読むことで、図書館へ行ってはたくさん杜甫に関する本を借りるのが習慣となっている。時には中国語で書かれた本を借りて読むことで楽しみながら勉強できるよう自ら心がけている。

※取材当時、4年次生
目次

    「これからは中国語」の言葉が頭の中にリフレイン

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    私が中国語に出会ったのは高校生の頃に遡ります。学校から帰ってくると、NHKで中国語講座が流れていて、番組を何気なく眺めているうちに中国語の面白さに惹き込まれて行きました。当時の私は、中国といえば「チャイナドレス」と「中華料理」が思い浮かぶ程度だったのですが、自然と中国語の美しさに魅せられましたね。更に、テレビから聞こえてきた「これからは中国語です!」の言葉が今でも忘れられず、事あるごとに頭の中でリフレインしています(笑)。

    高校の恩師から勧められ、麗澤大学に入学

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    「中国語講座」に大きな影響を受けた私は、中国語を学べる大学を探していました。そこで高校の先生から麗澤大学の中国語専攻を勧められて受験することに。実際、入学してみて感じたのは、少人数制の講義内容は濃く、真剣に向き合うことができるものでした。大きな講堂で一方的に話を聞くのではなく、マンツーマンに近い形で教授と学生がコミュニケーションをとることが出来ます。教授との距離が近い分、手を抜くことは許されません(笑)。そして分らないことはその場ですぐ教えてもらえるのも魅力ですね。教授と学生の温度差がなく、真剣に講義を受けられるのは麗澤大学ならではの魅力だと思います。

    大学に入学してから中国語を本格的に学び始めたのですが、中国語は奥が深い。漢字(簡体字)や文法だけでなく、発音がとても難しい。1、2年生では5つの講義で発音の練習ばかりで、これがとても大変でした(笑)。でも、この厳しい授業があったからこそ、確実に力がつきました。

    中国への留学で気がついた反日ばかりではない事実

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    2年生の後期から、4カ月間ほど中国の天津理工大学に留学したのですが、本場中国で「発音が良い」と褒められたのは発音の授業を頑張った分、嬉しかった!この喜びは一生懸命努力を重ねた発音練習の賜物。逆に天津には地方からやってきた人が多くなまりがある人もいて、その人に「君のほうが発音うまいね」と言われるほど(笑)。中国では本当に色々な方と知り合うことができたのですが、日本で報道されているような反日感情は弱く、とても友好的で優しい人ばかり。日本での報道が偏っていることに驚きました。

    そして肝心の語学力ですが、留学前にはTECC※、が513点だったのですが、留学後は749点と格段にアップ。本場中国への留学によって自分の語学力が向上したことを実感しました。

    ※テック(中国語コミュニケーション能力検定)1000点満点で判定される。

    留学後、自宅の最寄駅前にある中華料理店でアルバイトを始めました。たまたま食べに行ったお店でアルバイトを募集をしていて、中国語が話せると言うことで採用が決まりました。お店のスタッフは中国人ばかりなので、日本に戻ってからも中国語を学べて、更にアルバイトも出来るので嬉しいですね。これが本当の駅前留学(笑)。バイトも勉強も中国語が中心。私の中国語ブームは、まだまだ終わりそうにありません。

    将来は中国語を行かせる企業へ就職したい

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    高校生の頃に偶然目にした「中国語講座」から始まり、恩師の紹介で麗澤大学へと入学。そして、中国留学を経て、将来は自分の語学力を活かせる企業へ就職したいと考えています。実際に中国へと留学したことで、中国の歴史の深さを感じ、大きく成長を続けるたくましさを体感しました。その経験によって中国への憧れはさらに大きくなったのです。もしかしたら「中国は近くにあるようで遠い国」のように感じている人は多いかもしれません。しかし、私にとって中国はとても身近で魅力的な国なのです。

    語学力を磨き「世界を相手に勝負をしたい」と考えているならば、麗澤大学には最高の環境が揃っていると思います。語学を集中して学べる環境、選択肢の多い海外留学システム、親身になってくれる教授陣。漠然とした将来しか見えていなかった私ですが、麗澤大学を選んだことで、明確な将来像を描くことができるようになりました。世界に目を向けることを応援してくれるこの場所でこれからも更に頑張りたいです!

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