

(現在の国際学部 国際交流・国際協力専攻)2017年3月卒業
茨城県笠間市出身。茨城県立水戸第三高等学校から麗澤大学に進学。幼い頃からバレエを習い、最近は通信教育のヨガに夢中。オープンキャンパスのスタッフやAspire Japan※に所属するなど、課外活動にも積極的に参加する活動派。
※国連と世界の大学とを結ぶパートナーシップである国連アカデミックインパクトの学生団体
タイへの研修をきっかけに世界観が広がった
高校生の頃から国際協力に興味をもっていた私は、入学後、国際交流・国際協力専攻でボランティア団体に所属し活動を始め、1年生の夏にタイに行くことになりました。タイは気温だけでなく人も温かく、とても素敵な国でした。一方で都心から離れた山岳民族の村ではほとんど言葉が通じず、そこで言語の修得の必要性と自分の語学力のなさを自覚しました。
その経験から私は語学の必要性を再認識し、出来ることから始めようと、先輩に誘われたAspire Japanという団体に所属し、参加するようになりました。
国際問題や環境問題、差別、貧困、教育について他大学の学生と意見を交わすことは非常に有意義で、自分と異なる考え方や、意見を聞くことができるのは、とても刺激的でした。このAspire Japanに参加することで、世界が抱える問題をグローバルな視点で考えるようになり、私の世界観が広がった気がします。またAspire KoreaやAspire Mexicoなど世界に繋がるネットワークがあり、英語が出来れば彼らとも繋がることが出来ると身をもって経験させてもらえたのも大きかったです。
日本を知らな過ぎた私のターニングポイント
英語を学ぶために麗澤大学に入学し、色々な人とコミュニケーションを取ることで私自身「日本を知らなすぎる」ことに気がつきました。外国の方に日本の文化や歴史を聞かれた時、答えられずに戸惑ってしまう自分に愕然としました。「自分達の国のことだから答えられるだろう」と思っていたのですが、外国人が興味を持っている「SUMO(相撲)」や「KABUKI(歌舞伎)」について聞かれても、私自身に知識がなく、テレビや雑誌で触れたことがあるだけ。そのルールや歴史、起源さえも知らないのです。その経験をきっかけに、私が生まれ育った日本について真剣に学ぶようになりました。
日本は世界的に恵まれた国だと思っていましたが、そんな日本にも未だに差別や貧困があることを知り、大きな衝撃を受けました。英語を学び、世界に目を向けたことで日本を知ることになるなんて...まさに「灯台もと暗し」ですね。今でこそ「自国を知らないなんて恥ずかしい」と思えますが、あの頃は恥ずかしいことにすら気がついていませんでした。
麗澤大学は私を成長させてくれた大切な場所
そもそも私が麗澤大学に進学を決めた大きなポイントは、オープンキャンパスでした。学内を案内してくれた先輩は、良い部分だけでなく気になる部分を含め、全てをオープンに話してくれました。その真摯な姿勢に「この大学は魅力的な人を育てる学校なんだなぁ」と感激。その場で麗澤大学を目指すことを決めたのを覚えています。
そして、入学後、自分がオープンキャンパスのスタッフとなり、高校生にメッセージを伝える立場になりました。先輩からの意志を受け継ぎ、全てを正直に話すことで多くの高校生が麗澤大学の魅力に気づいてくれたらと思います。もし、麗澤大学のオープンキャンパスに参加する機会があれば、気になることは納得するまで聞いてください。たとえ聞きづらいことでも、先輩たちは親身になって、本音で答えてくれるはずです。
また、麗澤大学は先輩や後輩だけでなく、教員や職員の方々とも距離が近いので、何があっても安心できる環境が整っています。困ったことがあれば、どんなことでも相談に乗ってくれ、親身になってアドバイスをしてくれるので本当にありがたいです。私は今、4年生ということもあり就職活動中なのですが、すでに社会で活躍されている先輩方が相談に乗ってくれることも少なくありません。実社会の状況など色々な話を聞いて、今からイメージトレーニングをしています(笑)。先生との距離が近いということは言うまでもなく、職員のみなさんにも本当に良くしていただいています。私はこんな環境が大好きです。
現代では様々なメディアから大学情報を入手することができますが、実際に自分の目で見て得る情報はまたひと味違うかと思います。是非、いろいろな大学に足を運び、オープンキャンパスなどに参加してから大学を決めてください。私は麗澤大学に入学し、4年間を過ごしてみて、自分の決断は間違っていなかったと確信しています。これから入学するみなさんにも充実した楽しい大学生活を過ごしていただけたら嬉しいです!