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教育・研究
2016.12.09

経済研究科の留学生が茨城県立境高等学校で出張授業

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 12月6日、茨城県立境高等学校にて、経済研究科修士2年のセネルワ・ベンソン・イゲサさんによる高大連携授業が行われました。

ベンソンさんは、ケニア共和国の財務省職員で、アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ(ABEイニシアティブ)「修士課程およびインターンシップ」プログラムによって来日し、2014年9月より麗澤大学大学院で学んでいます。

授業前には岩田校長(手前)と懇談。 左上から徳永教授、ベンソンさん、今村学事部長

授業前には岩田校長(手前)と懇談。
右上から徳永教授、ベンソンさん、今村学事部長

沼崎先生よりベンソンさんを紹介

沼崎先生よりベンソンさんを紹介

今回の授業は、「Japan as seen by Kenya(ケニアから見た日本)」というタイトルでベンソンさんが英語で発表し、ベンソンさんの指導教員で境高校が立地する境町の政策アドバイザーでもある経済研究科の徳永澄憲教授がコンテンツごとに和訳を交えるスタイルで進行。発表はケニア共和国の概要から始まり、日本人にとっては当たり前であるがケニアの人にとっては驚きである様々な事柄を画像や動画を交えたスライドを使って紹介、最後は「これからボーダーレス化が一層進んでいく世界で活躍するため、共用語となる英語をしっかり勉強してください」というベンソンさんからのメッセージで締め括られました。日本では接点を持つ機会が多くはないアフリカ地域の方から語られる日本の姿を、境高校の生徒の皆さんは興味深く聞入っていました。
その後、グループに分かれてディスカッションを行い、そこから出た疑問をベンソンさんに質問していきました。 
ケニアでの生活に関することから来日して大変だったことまで質問の内容は様々。「ガールフレンドはいますか」というフランクな質問には「クラスメートの女性すべてがガールフレンドです」とユーモアたっぷりな答えを返してくれるベンソンさんに、教室内は和やかな雰囲気に包まれ、そのまま授業終了となりました。

講義にも熱が入ります。

講義にも熱が入ります。

 

生徒からの質問に答えるベンソンさん

生徒からの質問に答えるベンソンさん

 ベンソンさんにとっては母国・ケニア共和国のことを日本の高校生に伝える、境高校の生徒の皆さんにとっては自分達の国を客観的に見つめ世界に目を向けるという貴重な体験ができた連携授業だったようでした。