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2016.12.09|最終更新日:2020.07.30|

経済研究科の留学生が茨城県境町町長を表敬訪問

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左から、橋本町長、ベンソンさん、今村学事部長

 12月6日、麗澤大学と包括的連携協定を結んでいる茨城県境町に経済研究科修士2年のセネルワ・ベンソン・イゲサさんが訪れ、橋本正裕町長を表敬訪問しました。
ベンソンさんは、ケニア共和国の財務省職員で、アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ(ABEイニシアティブ)「修士課程およびインターンシップ」プログラムによって来日、2014年9月より麗澤大学大学院で学んでおり、ベンソンさんの指導教員である経済研究科の徳永澄憲教授は境町の政策アドバイザーを務めています。

 町長室で橋本町長と面会したベンソンさんは、ケニア共和国のことや、同日に茨城県立境高等学校で行う高大連携授業について町長に説明。さらに、茶葉の生産が飛躍的に伸びて輸出も盛んなケニア共和国と「さしま茶」を特産とする境町ということで、お茶の話で盛り上がりました。

「お茶談義」で盛り上がりました

「お茶談義」で盛り上がりました

アフリカ大陸に輸出される日本の緑茶の話を聞きました

アフリカに輸出される日本茶の話を聞きました

 茨城県立境高等学校での高大連携授業後は場所を「道の駅 さかい」に移し、徳永教授も加わって懇談が行われました。境町では平成28年9月から西アフリカにあるニジェール共和国への緑茶茶葉の輸出を開始しており、懇談の場では、「大量の砂糖を入れてビールのように泡立てる」というニジェール共和国での緑茶の淹れかたを、さしま茶協会の石山嘉之会長自ら実演。ベンソンさんは、真剣な表情で石山会長の話を聞いたり写真を取ったりするなど、同じく茶葉を特産とする地域のグローバルな商品展開に強い関心を抱いたようでした。

 その後は、橋本町長の計らいで、境町の観光事業で活躍しているセグウェイに試乗。この日は強い風が吹いており、体重移動によって走行をコントロールするセグウェイの運転は難しい状況でしたが、小さい頃からサッカーをしていたというベンソンさんは、その運動神経の良さから数分間の指導を受けただけですぐに乗りこなせるようになっていました。

ニジェール式の緑茶の淹れかたに見入ります

ニジェール式の緑茶の淹れかたに見入ります

颯爽とセグウェイを運転!

颯爽とセグウェイを運転!

 懇談の中では、境町関係者のケニア共和国視察等、グローバルな活動を視野にいれた様々なアイデアが出されるなど、麗澤大学の特色でもある「国際性」を活かした地域貢献を予感させる訪問でした。