大学について校歌/ブランドマーク(校章)

校名の由来

「麗澤」という語は、中国の古典「易経」(巻十五 下経 兌)の「象曰、麗澤兌。君子以朋友講習」(象に曰く、麗ける澤は兌びなり。君子以て朋友と講習す)という言葉からとったものです。
「並んでいる沢が、お互いに潤し合い、周囲の草木もその沢の水のお蔭によって青々と生い茂っている。この様子はまことに喜ばしい限りである。これと同様、立派な人間になろうとする者は、すぐれた師のもとで、志を同じくする友と切磋琢磨し、人格の完成を目指すと同時に、周囲の人々にもすばらしい影響を与えてゆくよう努力すべきである」というのがその要旨です。

創立者である廣池千九郎はその精神を、「麗澤は、太陽天に懸りて、万物を恵み潤し育つる義なり」と説明しています。すなわち、麗澤という語は、太陽のような光明(知恵)と温熱(慈悲)とを併せもって、公平無私な態度で万物を育成するという意味です。

ブランドマーク(校章)

校章にデザインされている植物は「万両(まんりょう)」。極寒期にあざやかな赤い実をつける「千両」は葉の上に実を結びますが、万両は葉陰にひっそりと赤い実を結びます。廣池千九郎はこの万両の慎ましさをことのほか愛していたといいます。

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校歌

麗澤大学校歌は1976(昭和51)年10月に制定されました。第一節「太陽空に懸かり居て・・・」の精神は、創立者 廣池千九郎が記した「麗澤」に由来します。作詞の宗武志名誉教授は外国語学部の初代学部長で、北原白秋の直弟子の一人であり、詩集『海の郷』『日の雫』、随筆集『春庭楽』などの著者でもあります。
作曲の團伊玖磨氏は日本芸術院会員であり、オペラ「夕鶴」、「ひかりごけ」、童謡「ぞうさん」の作曲、エッセイ集「パイプのけむり」などで知られています。