学生の活躍・課外活動
2025.09.11

【文系学部編】通信制高校での学びを経て、麗澤大学で見つけた"自分らしさ"

【文系学部編】通信制高校での学びを経て、麗澤大学で見つけた

通信制高校で過ごした時間は、自分の「やってみたい」と向き合う日々でした。全日制高校とは異なる選択の中で、不安や迷いを抱えながらも、自分のペースで歩みを進めてきた二人の学生。そんな彼らが麗澤大学で見つけたのは、自分らしく挑戦できる"場所"と"仲間"でした。文系学部編では、外国語学部の藤原優太さんに、学内外での挑戦を通して育んだ自信について伺いました。

藤原 優太
外国語学部 外国語学科 英語・リベラルアーツ専攻 2022年入学
登校型の通信制高校で学び、英語への興味から麗澤大学に入学。英語劇グループに所属し、学業と部活を両立、2~3年次には代表も務め、現在も後輩の指導や運営に意欲的に取り組んでいる。
※取材時、4年次生
目次

    英語に憧れたきっかけは、洋楽と洋画から

    私が通っていた通信制高校では、登校日数を自分で選ぶことができ、私は週に4〜5日通うスタイルを選びました。穏やかな雰囲気が魅力で、自分のペースを大切にしながら高校生活を送ることができたのが印象的です。学校が終わった後は、友人と遊んだり、自宅で好きなことをして過ごしたりと、無理なく過ごせる環境でした。

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    • 進路を意識し始めたのは、高校3年の春頃です。専門学校や就職も選択肢にはありましたが、「これだ」と思えるものが見つからずにいました。そんな時に触れたのが、洋楽や洋画の世界で、英語への興味が芽生えていきました。「字幕や翻訳なしで理解できたらもっと楽しめるのに」そんな憧れが、次第に「英語を本格的に学びたい」という気持ちに変わっていきました。

    「ここなら頑張れるかも」そう感じたあたたかい場所

    大学を探す中で、学校の先生に紹介いただいたのが麗澤大学でした。オープンキャンパスに参加すると、ネイティブの先生が多く、外国語教育に力を入れていることが伝わってきました。さらに、自宅から電車一本で通えるというアクセスの良さも後押しとなり、「ここなら自分も続けられるかもしれない」と感じたのです。

    私自身は飽きっぽく、何かを継続するのが得意ではありませんが、麗澤大学の温かな雰囲気や人との距離感が心地よく、自然と前向きな気持ちになれたことも、大きな決め手となりました。

    学びの壁と出会いが、視野を広げた

    大学入学にあたって一番不安だったのは、友人関係でした。最初に仲良くなった友達が大学を辞めてしまい、孤独を感じた時期もありましたが、その友達のつながりから新しい出会いへと広がっていきました。

    • 学びの面でも、全日制高校出身の学生との間に英語力や学び方の面でギャップを感じることもありました。TOEICによるクラス分けのおかげで、自分のレベルに合った環境で学べたものの、授業内容を事前に調べて臨む学生も多く、「自分はまだまだだな」と焦ることもありました。それでもわからないことは、友達に聞いたり、自分で調べたりするうちに、「どうしたら追いつけるか」「どんな工夫ができるか」と考える習慣が身につきました。

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    特に印象に残っているのが、海外の児童労働をテーマにした英語プレゼンテーションの授業です。現場経験のある記者の方の話を聞きながら、英語を通して世界の課題に触れることの大切さを実感しました。言語の学びが知識にとどまらず、自分の視野を大きく広げてくれるものだと気づいた瞬間でした。

     "自分の殻"を破れた英語劇グループ

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    • 私にとって大学生活の大きな転機となったのが、英語劇グループとの出会いです。授業以外でも英語を学びたいという思いから部活動を探していた時、新入生歓迎イベントで出会った先輩たちの明るさや温かさに惹かれて、「この人たちと一緒に何かをやってみたい」と感じて入部を決めました。

      人前に出ることが苦手だった私にとって、舞台に立つことは大きな挑戦でしたが、一歩踏み出してみると、それまでにない楽しさがありました。英語のセリフや発音、感情表現、舞台での動きなど、すべてが新鮮で、演じたキャラクターを通じて観客に何かを伝えることのおもしろさを知りました。

    2~3年次には代表として、学生課との連携やスケジュール、会計管理などの裏方も経験しました。演じるだけでなく、仲間を支える役割にもやりがいを感じられたのは、自分にとって大きな成長でした。「自分には無理だ」と思っていたことにも挑戦できるようになり、少しずつ積み重ねた経験が、今の自信につながっています。

    通信制高校で育まれた「多様なまなざし」

    大学生活で様々なことに挑戦できたのは、通信制高校で過ごした3年間があったからこそだと感じます。

    高校では、自分の思いをはっきり伝える子や、物静かだけれど芯のある子など、個性豊かな仲間たちと出会いました。決まった型にはまらず、それぞれが自分らしくいる空気の中で、「人には色々な考え方があっていいんだ」と自然に思えるようになったのです。 この感覚は、今の人間関係の築き方にもつながっていて、授業や部活動、アルバイトといった様々な場面での挑戦を後押ししてくれます。

    周囲の温かさが、一歩踏み出す勇気をくれた

    • 高校生の皆さんに伝えたいのは、「周りには、思っている以上に温かい人がたくさんいる」ということ。そして、自分の"好き"や"得意"を少しだけでも信じてみてほしいということです。

      私自身、自信がないまま大学に進学しました。でも、一歩踏み出してみると、見える景色は大きく変わります。麗澤大学は、そんな一歩を踏み出すきっかけをくれた場所です。少人数制の授業、親しみやすい先生方、そして温かな友人たちに囲まれて、私は自分の殻を少しずつ破ることができました。

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    進路に迷ったり、自信を持てなかったりしても、大丈夫。きっとあなたにも、変われるチャンスが訪れます。その一歩を踏み出した先に、新しい自分が待っているかもしれません。

    ―工学部編では、ロボットプロジェクトへの挑戦や理系分野での学びを通して、"自分らしさ"を見つけていった学生にお話を伺いました。

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