留学
2025.06.26

【後編】語学力の向上だけじゃない! 異文化を学び、グローバルな視点と豊かな心、人間力を育む

【後編】語学力の向上だけじゃない! 異文化を学び、グローバルな視点と豊かな心、人間力を育む

麗澤大学外国語学部の大越さんと關口さんは釜山外国語大学校での1年間の留学を通して、語学力だけでなく、自立心や積極性も大きく育みました。 K-POPや韓国ドラマへの関心から始まった留学への夢は、異なる文化の学生とペアで学ぶタンデム授業や国際的な環境での経験を通して、「挑戦すれば何とかなる」という自信へと変わりました。現在、二人は外国人向け不動産業と航空業界という夢に向かって歩み出しています。後編では、留学を通じて成長したことやお二人の夢などについて伺いました。

大越 架音
外国語学部 外国語学科 英語コミュニケーション専攻 2021年入学
高校時代に釜山外国語大学校での短期留学を経験し、韓国文化に触れた。大学入学後、母親の応援もあり、再度釜山外国語大学へ留学。将来の夢は日本と韓国を繋ぐ仕事に就くこと。
※取材時、4年次生
關口 芽
外国語学部 外国語学科 英語コミュニケーション専攻 2022年入学
韓国ドラマ鑑賞が趣味で、字幕なしで理解できるようになることを目標に韓国語を学ぶ。将来は、英語と韓国語のスキルを活かしてグランドスタッフとして働き、日本を訪れる外国人に笑顔を届けたいと考えている。
※取材時、3年次生
目次

    留学先でも感じた麗澤大学とのつながり

    ―留学中のサポート体制について教えてください。

    大越さん:サポート体制が非常に整っていたので、安心して韓国での生活に集中することができました。特に麗澤大学の国際交流センターの方々の心強い支援があり、メールでのやり取りもスムーズでした。

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    • 韓国留学中に単位取得した授業時間数が麗澤大学の単位として認められる制度があり、心配な点があればメールで丁寧に教えていただけました。大学間の連携も良好で、手続き不要で成績表などが麗澤大学に送られていたことには驚きました。「よく頑張っていましたね」という言葉をかけていただいたときは、見守られていたんだなという安心感がありました。留学中はあっという間で、日本との頻繁な連絡はありませんでしたが、困ったときに相談できる窓口があることは心強かったです。

    關口さん:麗澤大学のサポートがしっかりしていると聞いていたので、大きな不安はありませんでした。定期的にレポートを提出して現地の状況を報告する機会がありましたし、単位に関する疑問があった際には、国際交流センターにメールで問い合わせると、丁寧に対応していただけました。

    大学のサポート体制があるという安心感が、充実した留学生活につながったと思います。困ったことがあれば相談できる窓口があることは、心強かったです。

    困難を乗り越え、新しい自分に出会えた

    ―留学を通じて成長を感じたことはなんですか。

    • 大越さん:韓国留学を通して最も大きく変わったのは、人間関係に対する考え方です。以前の私は、友達がいなくても構わないと考えるタイプで、人と積極的にかかわることが少なかったのですが、留学先ではそうはいきません。韓国語を上達させるには人と話すしかなく、最初は大変でしたが、積極的に話しかけるうちに、人と過ごす時間が増えていきました。自分から友人を誘うことも増え、帰国後は「変わったね」「外出するようになったね」と言われることが多くなりました。

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    以前はひとりが好きで、誰かを誘うことも面倒に感じていましたが、今では積極的に人と関わるようになっています。留学は語学力だけでなく、人間性も成長させてくれる貴重な経験だったと実感しています。

    關口さん:韓国留学で得た一番の成長は、精神的な強さだと思います。親元を離れて生活するのは初めてで、語学だけではなく掃除や洗濯といった生活面でも苦労が多く、「もう無理かもしれない」と感じたこともありました。

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    • それでも1年間逃げずに異国で生活することで、「人間、やればできるんだ」という自信がつきました。特に、初期のタンデム授業でペアになった方に、帰国前に「韓国語が上手になったね」と言われた言ってもらえたことは、努力が報われたと感じた瞬間でした。

      帰国後には「強くなったね」と言われることが多くなり、自分でも「まずは挑戦してみよう」と思えるようななりました。留学での経験は、これからの人生において大きな財産になると確信しています。

    語学も夢もあきらめない! 麗澤大学で欲張りな学生生活を

    ―最後に、お二人の夢や高校生に向けてのメッセージをお願いします。

    大越さん:将来の夢は、日本に留学を考えている韓国の人々に、安心して生活できる住まいを紹介することです。日本と韓国を繋ぐ架け橋になりたいと考えています。

    • 麗澤大学の魅力は、留学制度が充実している点です。英語コミュニケーション専攻でありながら、韓国留学の機会を得ることができ、少人数制の環境で先生との距離も近く、アットホームな雰囲気も魅力です。

      進路に悩む高校生の皆さんには、大学名にとらわれず、自分が何をしたいのか、何ができるのかを考えて大学を選んでほしいと思います。私は英語も学べて韓国留学も実現できるという理由で麗澤大学を選びましたが、結局は自分の努力次第です。「なんとかなる」精神で、ぜひ挑戦してみてください。自分の気持ちに正直に進路を選んでほしいです。

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    • 關口さん:将来は語学力を活かして、航空業界で働きたいと考えています。特にグランドスタッフとして、日本を訪れる韓国人の方々を笑顔で迎えたいです。今はスマートフォンで簡単に翻訳できますが、直接言葉でコミュニケーションを取ることで、温かなおもてなしを届けたいと思っています。

      麗澤大学の魅力は、「やりたい」と思ったことに挑戦できる環境が整っていることです。私は入学後に英語と韓国語を両方学べるクロス留学を知り、挑戦しました。このように、麗澤大学には学生の「やりたい」を後押ししてくれる体制があります。

    進路に迷っている高校生の皆さんには、一度の人生、「やりたい」ことに臆せず挑戦してほしいです。不安もあると思いますが、意外と何とかなるものです。まずは一歩踏み出して努力することが大切です。自分の可能性を信じて、未来に向かって進んでください。

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