【後編】浪江町に新たな風を! 学生たちのまちづくり挑戦

東日本大震災から10年以上が経過した福島県。復興は着実に進んでいるものの、人口流出や生活インフラの整備など、まだ多くの問題が残されています。そのような地域の再建に、若い力で貢献しようと立ち上がった麗澤大学の学生たち。2024年の「大学生観光まちづくりコンテスト福島復興ステージ」に挑戦した彼らは、福島県浪江町を訪れ、住民の声に耳を傾け、地域の課題と可能性を自分たちの目で確かめました。後編では、コンテストで得た学びや、麗澤大学の魅力などついて伺いました。
※取材は2024年度に実施。

※取材時、3年次生

※取材時、2年次生

※取材時、1年次生
現場から得られた"学び"
―プロジェクトを通じてどのような発見や学びがありましたか?
草野さん:私の中で最大の発見は、「架け橋になる」という思いを再確認できたことです。私は震災で避難を経験し、いくつもの場所を転々としてきました。そうした経験から、特定の地域にとどまるのでなく、さまざまな地域の魅力や人の良さを広く知ってもらう架け橋になりたいと強く思うようになりました。
―この経験は今後の人生でどのように生きると思いますか?
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過足さん:私はもともと「海外に行きたい」という思いが強く、外国語学部に入学したのもそのためでした。しかし、このプロジェクトを通じて「海外だけじゃない、身近なところにも視野を広げることの大切さ」に気づきました。地方出身者として、地域の課題に目を向け、それを自分事として捉えられるようになったことは大きな変化です。この体験は、将来どんな道に進んでも、人とのつながりや地域への貢献を大切にする姿勢として残り続けると思います。
阿部さん:私は「人の助けになることの充実感」を実感できたことが最大の収穫でした。テレビで見るだけではわからない現実に直面し、そこから解決策を模索するプロセスは、単なる学びを超えた感動がありました。また、課題解決のためのアイデア出しを通じて、人の意見に個性や価値観が表れることも発見しました。誰かの意見を聞いて「この人はこういう心の持ち主なんだな」と感じる観察力は、社会に出てからも必ず活きてくると思います。実際に現場で課題を発見し、解決するというプロセスは、大学の授業だけでは得られない貴重な経験でした。
挑戦を支えた先生の存在
―大澤先生はどんな方ですか?
過足さん:大澤先生は、まちづくりプロジェクトの指導をしてくださっている先生です。授業の中で学生一人ひとりの意見を尊重し、自由に発言できる環境をつくってくださいます。まちづくりプロジェクトの取り組みにも熱心に寄り添い、私たちの相談にいつでも乗ってくださいます。本当に頼りになる存在です。
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草野さん:常に「何をするにしても、挑戦することが大切」と励ましてくださって大変心強かったです。私たちが新しいアイデアを出した際には、必ずその背景をじっくりと聞いてくれ、次のステップを一緒に考えてくれます。失敗を恐れずに、とにかくやってみることの重要性を教えてくれるので、安心してチャレンジできる環境を整えてくださっています。
―大澤先生から得た学びを教えてください。
草野さん:先生からは「成功するかどうかは別として、まずは行動することが大事」という言葉をいただきました。この教えは、私だけでなくチーム全体に影響を与え、皆の行動意欲を高める要因となりました。大澤先生の信念に触れることで、自分たちの活動に対する姿勢がより前向きなものになり、それが実際の行動につながったと感じています。
実感した、麗澤大学の強み
―麗澤大学の魅力はどこにありますか?
草野さん:先生との距離が近く、気軽に質問できる環境が整っているため、自分の理解を深めやすいと感じています。また、学生をしっかりサポートしてくれるので、学びがより楽しく、充実感を得ながら進められます。先生方は私たちに挑戦する意義を教えてくれますし、いつでも相談に乗ってくれる頼もしい存在です。将来に向けて自分の目標を見つける手助けをしてくれる姿勢が、とてもありがたいです。
過足さん:麗澤大学では、自分の考えを発信しやすい環境が整っているので、学びを通じて自由に意見を交わせることができるのが魅力です。特に地域社会への貢献に対して積極的な姿勢を持ち、学生が主体となって地域活性化に関われるプロジェクトを支援してくれる取り組みが大好きです。
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阿部さん:私は、麗澤大学が地域との結びつきを大切にしているところが特に好きです。大学内での学びだけでなく、地域に目を向けた活動に参加できることで、実際の社会問題に対する理解が深まります。私たちが学んだことを直接地域に還元できる機会があるということは、学びをより実践的なものにしてくれると思います。
過足さん:麗澤大学では、自分の考えを発信しやすい環境が整っているので、学びを通じて自由に意見を交わせることができるのが魅力です。特に地域社会への貢献に対して積極的な姿勢を持ち、学生が主体となって地域活性化に関われるプロジェクトを支援してくれる取り組みが大好きです。
―最後に、高校生の皆さんへメッセージをお願いします。
草野さん:自分が興味のある分野で学べる環境を選ぶことが大切です。麗澤大学では、視野を広げるための豊富な機会が用意されているので、ぜひ自分の可能性を信じて挑戦してほしいです。サポート体制も充実していて、自分らしく学ぶことができる大学だと思います
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過足さん:皆さんには自分が本当に興味を持てる専攻を探してみてほしいです。麗澤大学での学びは、自分自身を見つめ直す良い機会になると思います。また、仲間との出会いやコミュニティの温かさが心強いです。まずは一歩踏み出してみてください。
阿部さん:受験する際は、不安もあると思いますが、心配ご無用です。麗澤大学は皆が支え合う環境ですので、安心して飛び込んでみてほしいです。学ぶことを楽しみながら、自分自身を成長させるための場として最適です!
