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2026.07.03

【前編】支えられた側から、支える側へ。卒業生職員が見つけた、仕事の原点

【前編】支えられた側から、支える側へ。卒業生職員が見つけた、仕事の原点

大学を卒業し、今度は同じ大学の「職員」として戻ってくる――そんな選択をした二人がいます。キャリア支援課の荒井秀祐さんと、大学入試・広報課の廣田生羽さんです。それぞれ異なる学生生活を歩んだ二人ですが、現在は同じ麗澤大学の職員として、学生たちを支える側に立っています。学生時代に感じた「この大学でよかった」という実感が、今の仕事の原点になっていると語る二人。前編では学生時代の経験や、職員視点での麗澤大学についてお話を伺いました。
※2025年度取材

荒井 秀祐
麗澤大学事務局 キャリア支援課
経済学部 経営学科 経営専攻(現 経営学部 経営学科)
在学中は「バナナビールプロジェクト」や株式会社クレディセゾンと連携した「麗澤大学オリジナルクレジットカード」プロジェクトに参画し、学外企業との交渉・営業活動など多くの実践的経験を積む。現在はキャリア支援課に所属し、学生の就職活動をサポートしている。
廣田 生羽
麗澤大学事務局 大学入試・広報課
外国語学部 外国語学科 英語・リベラルアーツ専攻
在学中は学生アドバイザーとしてオープンキャンパスの運営に携わり、4年次には統括リーダーを務めた。現在は大学入試・広報課に所属し、オープンキャンパス運営やSNS発信、入学案内の制作など、大学の「顔」をつくる仕事に取り組んでいる。
目次

    あの4年間があったから、今の自分がある

    ―まずは学生時代を振り返って、特に印象に残っていることを教えてください。

    荒井さん:一番印象に残っているのは、「バナナビールプロジェクト」です。学内で開催された「麗澤SDGsフォーラム」の学生プレゼンテーションコンテストへの出場をきっかけに、フードロス解決のアイデアとして、廃棄バナナを活用したビールづくりに取り組みました。

    • 「麗澤SDGsフォーラム」では最優秀賞を、学外コンテストでも学生部門の優秀賞をいただいたのですが、何より印象に残っているのはその後のプロセスです。外部企業や団体の方々を巻き込みながら、自分たちのアイデアが実際に商品化されていく経験は、今振り返っても、本当に貴重な経験でした。

      もともと麗澤大学を選んだのも、企業と連携した「実学」の機会に魅力を感じたからでした。だからこそ、入学してすぐに「これこそ自分がやりたかったことだ」と感じ、ためらいなく飛び込めました。

    廣田さん:私は、日常の何気ない場面が印象に残っています。就職活動中、授業のスピーキングテストで「来週、面接があります」と話したことがありました。すると後日、廊下ですれ違った際に先生の方から「そういえば、面接どうだった?」と声をかけてくださったのです。些細な会話を覚えていてくださったことが嬉しく、「麗澤大学に入ってよかった」と心から思いました。

    実は、学生アドバイザーとして活動し始めたきっかけも、先輩たちの親しみやすさに惹かれたことでした。オープンキャンパスに参加した際、学生アドバイザーの先輩が緊張していた私に優しく声をかけてくれて、「私もこういう活動をしてみたい」と思ったのです。

    入学前も在学中も、人の温かさに触れた4年間でした。

    支えてもらったからこそ、今度は自分たちが支える側に

    ―麗澤大学の職員になろうと思ったきっかけを教えてください。

    荒井さん:ゼミナールの先生から「荒井さんなら大学職員として活躍できると思う」と声をかけていただいたのがきっかけです。その言葉に気持ちが動いたのは、学生時代に大学にたくさん支えていただいた実感があったからだと思います。大学入試・広報課の皆さんに活動を取り上げてもらい、先生方にも多くの場面でお世話になりました。

    今度は自分が、そうした経験を後輩たちへ還元できる側になりたいと思うようになりました。

    • 廣田さん:私は就職活動中、「自分は何をやりたいんだろう」と悩んでいた時に、キャリア支援課の方へ相談したことがきっかけです。その時、「廣田さん、大学職員も向いていると思うよ」と言っていただきました。

      大学にそのまま就職するという発想は当時全くなかったので、最初は驚きました。しかし、自分が4年間過ごした麗澤大学について、もっと知りたいという気持ちも芽生え、調べるうちに興味が深まっていき、ここで働くことを決めました。

    「こんな大学だったんだ!」職員になって気づいた魅力

    ― 学生として過ごした麗澤大学と、職員として働く今とで、違って見えることはありますか。

    廣田さん:広報の仕事で各学部について調べる中で、「こんな学びもあったのか」と驚くことが何度もありました。

    私は英語を勉強したくて外国語学部に入りましたが、英語を活かせる学びは他学部にも数多くありました。国際学部では英語を活用して世界の課題を考えますし、経営学部のグローバルビジネスプログラムでは、専門留学を通して現地で経営学を学ぶこともできます。

    学生時代は自分の学部のことしか見えていませんでしたが、広報という立場から大学全体を見るようになり、麗澤大学の学びの幅広さを改めて実感しました。

    また、先生方との関係も変わりました。職員になってからは学部を越えてやり取りする機会が増え、「名前は知っているけれど話したことはなかった先生」の個性や魅力を知ることができ、新鮮な発見が続いています。

    • 荒井さん:在学中は学生課などへあまり足を運ぶことがなかったので、職員になって窓口対応の様子を目にした時は驚きました。わからないことがあれば、学生が納得できるまで相談に乗り、とても丁寧に対応しているのです。学生時代は気づいていませんでしたが、「こんなに手厚いサポートがあったんだ」と感じましたし、教職員の皆さんが本当に学生に親身に向き合っていることも、同じ立場になったからこそ改めて実感しています。

    学生時代の経験すべてが、今の言葉につながっている

    ―学生時代の経験が、今の仕事に活きていると感じる場面があれば教えてください。

    荒井さん:クレジットカードプロジェクトで身についたビジネスマナーや、コミュニケーション力が、今の仕事に活きていると感じます。企業の方からは、服装や挨拶、相手に合わせたコミュニケーションの取り方といったビジネスの基本も直接教えていただきました。また、チーム全体で約100店舗を訪問した営業活動では、相手によって話し方や切り出し方を変えることも学びました。

    現在、企業の方と関わる場面や、学生へ就職活動のアドバイスをする際にも、あの頃の経験が自然と出ているのだと思います。

    「学生時代にこんな経験をしたよ」と、自分の言葉で伝えられることは、大きな強みだと思っています。

    • 廣田さん:私は、学生アドバイザーの経験が現在の業務につながっていると感じます。

      私たちの部署は、受験生や高校生と関わる機会がとても多く、麗澤大学の魅力をどう伝えるかが仕事の中心にあります。オープンキャンパスで高校生に大学の魅力を伝えてきた経験や感覚は、今もそのまま活きていると感じます。

      荒井さんも話されていましたが、実際に4年間過ごしたからこそ伝えられる言葉があると思っています。自分自身の経験をもとに話せることは、私たちならではの強みだと感じています。

    ―後編では、卒業生ならではの視点や、現在の仕事に活きている経験、大学選びのポイントなど伺います。

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