卒業生の活躍
2024.03.28

【前編】経営コンサルタントは「自分自身が商品」。自分の感覚を信じよう

【前編】経営コンサルタントは「自分自身が商品」。自分の感覚を信じよう

日本最大級の経営コンサルティング会社で、経営コンサルタントとしてお客様を支援している卒業生の山﨑優さん。20代のうちから責任のある仕事をしたいという思いで、住宅・不動産会社向けの集客支援や経営者向けの勉強会の企画・運営など、多岐にわたり活躍されています。前編では、大学時代の思い出と、コンサルタントという職業について伺います。

山﨑 優
株式会社船井総合研究所
【経済学部 経営学科 2018年3月卒業】
千葉県出身。大学卒業後、新卒で株式会社船井総合研究所へ入社。現在は住宅支援部のリーダーを務める。趣味は美術館巡り。
目次

    直感した「自分に合う」環境。勉強に麗陵祭に充実した4年間

    麗澤大学に進学したきっかけはオープンキャンパスでした。初めて大学に足を運んだ際、広大な敷地や緑豊かな環境、大学全体に漂う温かい雰囲気に惹かれ、「自分に合うな」と直感的に思いました。高校生の時は具体的に将来の夢があったわけではありませんでしたが、「経営の分野で人材や組織論を勉強したい」という思いがあり、加えて当時の経営学科には英語に力を入れたコースがあったので、語学力を高めるためにも麗澤一択だと迷いはありませんでした。

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    • 大学時代は、一言で言えばすごく充実した4年間でしたね。学業の面では、他大学とのコンペティションで、プレゼンテーションをしたことをよく覚えています。そのコンペティションや、普段のゼミナールでもプレゼンテーションする機会が非常に多く、毎回準備に時間をかけ、また先生が全力でフィードバックしてくださったおかげで、プレゼンテーションには自信がつきました。これは間違いなく、今の自身の仕事の土台になっています。

    ゼミナールは「消費者行動論」を専門とされる先生の元で学んだのですが、学生の頃から企業の現場を見たほうがよいと言ってくださり、先生の研究活動の一環であった企業インタビューに何度も同行させていただきました。在学中に、社会や社会人の方とつながってコミュニケーションを取る実践的な機会があったことが、卒業後社会人生活に入る際に、とても役に立ちました。

    課外活動は麗稜祭(大学祭)実行委員会に所属し、大学3年次には総務局の局長として出店の統括や会場警備・総務の責任者を務めました。大変だったことは間違いないですが、それ以上に皆で力を合わせて楽しかった記憶の方が、鮮やかによみがえってきます。

    20代のうちから仕事を任せてもらえる業界への挑戦

    • 3年次から始めた就職活動では、20代のうちから色々と仕事を任せてもらえる、業務の裁量権が大きい会社に就職したいと思い、業界はあまり絞らずに見ていきました。インターンシップなどにも参加し、最終的に私が第一志望にしたのが船井総合研究所(以下、船井総研)でした。船井総研はコンサルティング会社で、勉強してきた経営の分野でマーケティングの仕事ができ、且つ若いうちから挑戦できる環境があったので、ここで働きたいと強く思いました。

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    船井総研に入社して今年で6年目になります。実際に入社してから、企業全体の経営戦略に関わるような大事な部分は年次を重ねてからになりますが、たとえばWebマーケティングの数字の報告など、一部の業務は早いうちから任せてもらい、徐々に色々な領域に仕事を広げていきました。昨年からはリーダーとしてチームを持ち、これまでとは違った視点で仕事と向き合いながら成果を出すことにやりがいを感じています。

    自分自身が「商品」である経営コンサルタントという仕事

    船井総研には5,000社以上ものご支援先があります。様々な業種のご支援先がある中で、私の入社当時はローテーション制度で複数の部署を経験した上で、自身の担当部署が決まる仕組みでした。私も複数の部署を経験して、適性を探りながら出会ったのが、現在の住宅・不動産業界の部署です。

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    • 具体的な仕事内容については後編でお話ししますが、経営コンサルタントという仕事の一番の特長であり好きなところは、自分自身が「商品」だということです。物を売るわけではないので、それがすごく難しいところだとも感じます。勉強を怠って自分の成長が止まると、ご支援先に良い提案ができませんし、逆に言えば、自分が成長すれば、新しいお客様とのお付き合いが増えるということもあります。全ての経験が学びであり、毎日がブラッシュアップの機会です。

    よく世間では、コンサルタントは「キラキラしていてエネルギーに満ちた」イメージだと言われることもあります。しかし私自身が入社して感じるのは、様々なタイプの方が活躍されていて、それぞれの特性に合った活躍の場がある仕事だということです。たとえば、常に元気でスピード感を重視するスタンスの人もいれば、地道にコツコツと努力を積み上げて結果を出す人もいます。業務自体も、お客様との対話が中心になることはもちろんですが、業績(数字)を管理する場面や、実際に現場に足を運んだりするなど、それぞれの個人の異なる強みが活きる場面が必ずあります。

    もちろん学ぶ意欲をもち、自分自身を日々向上させる努力をすることは不可欠ですが、個々の個性が活かせる役割があって、そこに向かって頑張れる仕事なのかなと思います。ただし、タフさが要求される場面もあるので、「この仕事が本当に好き!」という強い気持ちはとても重要ですね。

    ―直感と行動力で、自身の道をポジティブに切り開いてきた山﨑さん。後編では、コンサルタントの日々のルーティンや将来のビジョンを伺います。

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