卒業生の活躍
2024.03.28

【後編】経営コンサルタントは「自分自身が商品」。自分の感覚を信じよう

【後編】経営コンサルタントは「自分自身が商品」。自分の感覚を信じよう

大学時代の経験を活かして、就職活動では自分にあった仕事を妥協なく探求し、経営コンサルタントの道に進んだ山﨑さん。後編では、経営コンサルタントとして活躍する日々の業務内容や将来のビジョンを伺います。

山﨑 優
株式会社船井総合研究所
【経済学部 経営学科 2018年3月卒業】
千葉県出身。大学卒業後、新卒で株式会社船井総合研究所へ入社。現在は住宅支援部のリーダーを務める。趣味は美術館巡り。
目次

    経営コンサルタントの仕事とは

    経営コンサルタントの仕事は、主に顧問先へのご支援、ご提案です。私は現在、住宅・不動産業界向けの経営コンサルティングを担当しており、自身のクライアント様の業績支援・管理をしています。そのほかにも、経営者の方を集め、業界の動向や集客についての講座を担当させていただいたりするなど、業務は本当に多岐にわたります。

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    • 日々の業務パターンとしては、会社に出社するパターンと、出張に行くパターンの2つがあります。東京の本社に出勤する日は9時に出社し、平均19時くらいに退社することが多いですね。昼間はオフィスにいて、デスクワークで資料や分析のレポートをつくっているか、首都圏のお客様のところへ日帰りで訪問するということもあります。コロナ禍に突入してからは、リモート会議が日によって3件くらい入るようになりました。オンラインで、地方のお客様と話すことも大事な仕事です。地方の企業様に直接出向く出張の機会も月に810回程度あります。今日もこのあと奈良に行く予定ですが、新幹線の発着のある東京駅前の本社勤務なので、日帰りも考慮に入れて、効率よく計画を立てています。

    コンサルタントは一にも二にも健康管理が大切だと、働きながら感じています。休みの日は、午前中はしっかり身体を休めて、午後はジムで身体を動かし、散歩したり、美術館で好きな絵を見たりして過ごしています。うまく休むことで、仕事の生産性向上にもつながっていると思います。

    まだ誰もやっていない、新しい世界への挑戦

    • この仕事がとても好きなので、今はとにかく目の前のことをしっかりやり切ることが最優先だと考えています。前編でも少しお話ししましたが、船井総合研究所(以下、船井総研)は、基本的には若いうちから自分にあった活躍ができるように、専門領域を絞って業務を担当します。担当業界の分野という軸だけではなく、その中でも営業なのか集客なのか、採用なのかというように自分のテーマを見つけていきます。それを掛け合わせていくと、私の場合は「住宅×集客」となり、お得意様に対して集客を改善するご提案をすることを、自らのテーマと定めてきました。

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    今後は、集客やWebマーケティングというテーマで、別の業界・業態にも踏み込んで展開していきたいという目標があります。社内でまだ誰もやっていない領域に挑戦してみるのも面白いと思っています。船井総研がまだ進出していない、新しい業種が増えることもあり得ます。そんな可能性を探っていきたいですね。

    自分の目で見たもの、肌で感じたことを信じよう

    麗澤大学は、他大学に進んだ友人から聞く話と比較しても、先生と学生が皆伸び伸びしていて、心にゆとりがある人が多いという印象があります。この大学で4年間、自分のペースで自分らしく過ごせたからこそ、今のハードな仕事でも自分がぶれないでいられる気がします。

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    • これから進路を考える高校生の皆さんには、自分の直感力を磨いてほしいですね。自分自身が実際に肌で感じたことを、見過ごさないでしっかりつかまえることが大切です。たとえば、オープンキャンパスに行って感じたこと、何となく違うなとか、何となく合うな、といった自分の勘は、結構合っていることが多いと感じます。進路探しの際に麗澤大学をはじめ、他の大学も含めて、実際にどんどん足を運んでみることは大事なことかと思います。そこで感じたことは、自分の感覚として信じてあげて、できれば明確に言語化していくことです。この力を少しずつ磨いていくと、社会に出て色々なピンチにあっても、自分が自分自身を大きく助けてくれ、支えてくれると私は実感しています。

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