学生の活躍・課外活動
2022.01.07|最終更新日:2022.05.26|

【後編】まるで留学。1年次から、中国語ネイティブの留学生がいる「チャイハウス」で一緒に生活しませんか?!

【後編】まるで留学。1年次から、中国語ネイティブの留学生がいる「チャイハウス」で一緒に生活しませんか?!

外国語学部外国語学科中国語・グローバルコミュニケーション専攻の学生と中国語ネイティブの留学生がともに生活し、日常的に中国語や中国語圏の文化に触れることができる「チャイハウス※」。そこで生活するメンバーの3名と、チャイハウス構想に携わった清水先生へのインタビュー。後編では、中国語・グローバルコミュニケーション専攻を選んだ理由や麗澤大学の印象を伺いました。
※2022年1月現在、女子学生のみ参加が可能です。

清水 麗
外国語学部 教授
東京都出身。専門分野は日中台関係史、東アジアの国際関係。日本の中心ではない場所から世界を見続けようと、週末は太平洋に面した宮城県石巻市雄勝半島を生活の拠点にしている。これからの新しい暮らし方について、ともに生活するヤギに学ぶ日々。

清水先生の過去のインタビュー記事:自分が元気になるために、好きなことをたくさんしましょう!

孔 耀仙(コウ ヨウセン)
経済学部 経営学科 経営専攻 2022年3月卒業
中国の黒竜江省鶏西市出身。チャイハウスで、中国語を学ぶ日本人学生に中国語学習の支援や中国語圏の文化に触れる機会を提供する「アンバサダー」として活動している。自然や街の風景写真を撮ること、旅行が好き。
※取材時、4年次生
坂本 彩菜
外国語学部 外国語学科 中国語専攻
(現在の中国語・グローバルコミュニケーション専攻) 2019年入学
栃木県足利市出身。趣味は韓国ドラマと中国時代劇を見ること、韓国の音楽を聴くこと。
※取材時、3年次生
尾添 あい子
外国語学部 外国語学科 中国語・グローバルコミュニケーション専攻 2021年入学
島根県出雲市出身。音楽を聴いたり映画を観たり、リラックスしている時間が好き。
※取材時、1年次生
目次

    世界中にあるチャイナタウン。そこで使われている言語を学びたかった

    ―中国語を学ぼうと思ったきっかけや、麗澤大学を選んだ理由を教えてください

      • 20211022 麗澤大学0171.jpg
      • 尾添:私は外国語が好きで、周りの人があまり学んでいない言語にチャレンジしたいと考えていた時に、中国語は英語に次いで母語話者が多いことや、世界中にチャイナタウンがあり、そこで使われている中国語はおもしろそう!と思い選びました。私は島根県の出身で、近隣には中国語を学べる大学はなく、関東圏で大学を探している時に見つけたのが麗澤大学でした。他大学も検討しましたが、小規模の麗澤大学が学ぶ環境として自分には合っていると思い、麗澤大学に入学を決めました。

      坂本:私が中国語を学びたいと思ったのは、高校2年生の時、地元の栃木県足利市が中国済寧市と姉妹都市提携を結んでいた関係で、中国で行われた研修に参加したことがきっかけです。日本と異なる文化、言語なのに、初めて中国に訪れたとは思えない懐かしさと温かさを感じ、中国に興味を持ちました。麗澤大学を選んだ理由は、中国語だけでなく、中国の政治経済や文化など、中国について広く深く学ぶことができる環境に惹かれたからです。

      孔:私は小学生の頃から日本のアニメをよく見ていて、日本の景色はとても美しく、素敵な国というイメージを持っていました。高校卒業後は、留学をして新しい生活を体験してみたいと思い、数ある国の中から、私が一番好きな国、日本を留学先に選びました。麗澤大学は国際色豊かで、日本人だけでなく様々な国の留学生と交流できることも楽しみでした。実際にオープンキャンパスに来てみると、とても素敵な環境だったので選びました。

      先生方の「誰一人取り残さない」という熱意をひしひしと感じます

      ―実際に麗澤大学で学生生活を送ってみていかがですか?

      • 坂本:中国や台湾出身のネイティブスピーカーの先生方からは、本物の中国語を聴くことができ、日本人の先生からは、日本人が中国語を学ぶ時につまずきやすいポイントを導いていただける。麗澤大学の中国語・グローバルコミュニケーション専攻(以下、中国語GC専攻)は、中国語を学ぶのにもってこいの環境だと思います。先生方は、学生のどんな些細な疑問に対しても詳しく丁寧に、納得いくまで教えてくださったり、大事な発音練習も一人ひとりを見てくださったりと、本物の中国語の修得に向け「誰一人取り残さない」という熱意をひしひしと感じています。

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      尾添:私も、専攻の先生方が親身になって、学生一人ひとりを見てくださっていると実感しています。先生方は、新入生でありコロナ禍で寮生活をしている私のことをいつも気にかけてくださり、毎月のように「大丈夫?」と様子を伺ってくださいます。先生方には、勉強のことだけでなく、悩み事も相談しやすい距離感で、安心して大学生活を送れています。

      孔:ベトナムや韓国、ドイツなど、世界中から麗澤大学に留学生が来ているので、いろんな国の文化について学べることも楽しいです。麗澤大学は交換留学も盛んで、中国西安市の大学から交換留学で来日した中国人留学生とも、日本で友達になることができました。チャイハウスの環境も気に入っています。春は自室の窓から見える桜がとてもきれいなんですよ。

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      • 清水先生:中国語GC専攻の先生方は、皆さん本当に熱心ですね。第二外国語で中国語を学ぶ学生の指導も第二外国語だからといって一切手を抜かないですし、卒業生から「仕事で中国語を使う」と連絡があれば、リカレント教育を自前で行い、とことん付き合う。学生も皆、一生懸命に真面目に学んでいます。真面目すぎて、若くてまだ学生なのだから、少しくらい今しかできないことをやっても良いのにと思うこともあるくらい(笑)。外の世界で多少荒波に揉まれて強くなってほしいと思っています。

      いつか中国語圏で、現地の人と自分の言葉でコミュニケーションをとりたい

      ―今後の目標と将来の夢を教えてください

      • 孔:将来の夢は、日本の医療現場で、中国人患者さんと日本の医療をつなぐ医療通訳士になることです。先進的な日本の医療の現場で、中国人の患者さんが安心して治療をうけられるよう、役に立ちたいです。そして、働きながら日本全国のきれいな場所を旅することも夢のひとつです。

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      尾添:将来は、中国語を活かせる仕事に就きたいです。チャイハウスで中国の文化に触れることができ、中国のことがとても好きになったので、中国に旅行もしてみたいです。まずは、中国語をもっと話せるようになることが今の目標です。

      坂本:在学中の目標は、HSK(漢語水平考試)5級の合格です。将来の夢はまだ色々と悩んでいますが、私も中国語を少しでも活かせる仕事に就きたいです。また、いつか必ず中国に行き、高校生の時に訪れた世界遺産をもう一度巡りたい。高校生の時とはきっと異なったモノの見方をすると思いますし、当時は中国語を一切話せなかったので、今度は現地の人とたくさん中国語でコミュニケーションをとりたいです。

      大学生活を頑張りきれるように、自分が本当にやりたいことにチャレンジしてみましょう!

      ―高校生にメッセージをお願いします

      • 20211022 麗澤大学0058.jpg
      • 清水先生:現在は施設の都合上、チャイハウスは女子学生のみの募集となりとても残念ですが、中国や台湾の人とつながりたい、今までと異なる新しい環境に身を置いてみたい、留学する前に中国語圏の留学生とどんどんコミュニケーションを図りたい、中国語を早く上達させたい、留学生との共同生活がおもしろそう...などなど、チャイハウスの生活に少しでも興味がある方はぜひ、扉をノックしてみてください。皆さんのことをお待ちしていますよ。

      孔:皆さんも夢をいっぱい持っていて、大学ではやりたいことがたくさんあるのでは、と思います。大学生になったら、学業やアルバイトとのバランスを取りながら、充実した学生生活を送ってください。

      • 坂本:私は、中国語GC専攻が麗澤大学の全学部全専攻の中で、一番勉強にシビアで妥協が無い環境であると思っています(笑)。勉強についていくのは大変で辛い時もありますが、私は中国語や中国語圏が大好きで、自分が選んだ道なのだからと、自分自身を奮い立たせて乗り越えることができています。皆さんも大学生活を最後まで頑張りきれるように、自分が本当にやりたことは何なのか?考えをしっかりと深めた上で大学を選びましょう!

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      尾添:私が高校生で進路に悩んでいる時、作業療法士を目指して専門学校に行くか、大学で中国語を学ぶか、ぎりぎりの時期まで迷いました。コロナ禍で社会が不安定な状況なので、好きな外国語を学ぶよりも、手に職をつける作業療法士になるほうが将来の安定を考えると良いのかもしれない、と思ったからです。しかし、最後は自分が学びたいことを選択したおかげで、今は楽しく中国語を学ぶことができています。皆さんも、自分が本当にやってみたいことにチャレンジしてみてください。

      ※2022年1月現在の情報です。募集状況など変更になる可能性がございますので、チャイハウスへの入寮をご希望の方は、必ず事前にお問い合わせください。

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