キャリア・企業との関わり
2018.05.08|最終更新日:2022.04.19|

航空会社のスタッフを育成する、麗澤大学のANAエアラインスクール学内講座とは

航空会社のスタッフを育成する、麗澤大学のANAエアラインスクール学内講座とは

麗澤大学では、航空会社のグランドスタッフおよびキャビンアテンダントを目指す学生のサポートを目的に「ANAエアラインスクール学内講座」を開講しました。 (※ANAエアラインスクールを運営するANAビジネスソリューション株式会社と提携しています。) そこで今回は、現役グランドスタッフであるとともにANAエアラインスクールの講師でもある蒲生 麻衣さんに、皆さんへのメッセージをお伺いしてきました。

蒲生 麻衣(がもう まい)
ANA成田エアポートサービス株式会社 旅客サービス部 旅客課 コンシェルジュ
長崎県出身。2005年入社(国際線担当)。2008年より新入社員教育インストラクター。2014年2月より、出産のため休職。2015年5月、ANA国際線担当として復職。「空港ではお客様を、家では子供を追いかける(笑)」忙しい日々を送りながら、温かな笑顔をいつも絶やさない。現在、4歳の女の子のママ。
目次

    グランドスタッフ歴13年。一日として同じ日がないからこそ毎日が新鮮です

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    私はANA国際線のグランドスタッフとして、成田空港チェックインカウンターでの搭乗手続き、搭乗口での改札業務の他、ファーストクラスのお客様やプレミアムメンバーの最上級クラスであるダイアモンド会員様の専用カウンターでコンシェルジュをしています。お客様がどのように感じ、何を求めていらっしゃるのかを汲み取りながら、それぞれに最適なご提案をして手続きを進める。それが私の仕事です。

    お客様は一人ひとり異なり、ご要望も様々です。他のお客様に喜ばれたことが、今目の前にいるお客様にも通用するとは限らないので、常に「こうしたらいいか」「ああした方がいいか」と、頭の中はフル回転です。グランドスタッフを務めて13年間、一日として同じ日はなく飽きることがありません。お客様一人ひとりと向き合えるからこそ、毎日を新鮮な気持ちで仕事に取り組める。それこそがこの仕事の大きな魅力だと思います。

    ANAエアラインスクール学内講座をスタート地点に、まっしぐらに進んでほしい

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    航空業界の仕事には華やかなイメージがあると思いますが、実際の現場ではお客様の安全と定時運航を守ることが最優先であり、社員にはそのための高い資質、強い責任感が求められます。ANAエアラインスクール学内講座の初日には、航空業界を目指す心構えとして、夢や憧れだけではなく、今の自分を変える強い意志を持ってほしいとお話をさせていただいています。

    4日間の学内講座では、グランドスタッフやキャビンアテンダントとして相応しい「身だしなみ」や「立ち居振る舞い」、ANAのおもてなしの精神や業務の概要、実践的なコミュニケーションスキルを学ぶプログラムの他、

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    就職活動を見据えた自己分析などのワークも行います。これらの集大成として、講座の最後日には、お客様のご案内や搭乗手続き業務など成田空港での実務体験プログラムを用意しています。また、航空機の誘導などを行う「グランドハンドリング(空港地上支援業務)」について学べる講座も今年開講しました。

    講座を受ける前と後では、受講生の皆さんの顔つきが明らかに違います。一番の変化は、「航空業界に就職したい」という漠然とした夢や憧れが明確な目標に変わり、実現のために何をすべきか具体的に考えられるようになることではないでしょうか。受講生の皆さんには、この講座をスタート地点として目標に向かって進んでいってほしいと思います。

    自分に足りないもの、活かせる強みを見つけましょう

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    麗澤大学の学生の皆さんは明るく元気で、質問や積極的な発言も多くプログラムに主体的に取り組む姿勢がとても印象的でした。私から一方的にお伝えするだけでなく、「先生はANA's Wayを具体的にどのように行動化していますか?」「なぜANAをご自身の職場として選択されたのですか?」など多くのご質問をいただきました。それは、「知りたい」「向き合いたい」という前向きな意思の表れ。積極的に何かを得ようと臨んだ結果、多くのことを学ばれたことと思います。

    また、麗澤大学の学生の皆さんは素直な方が多いですね。素直に心を開いている方は、自ずと人との関わりが増えたくさんのことを吸収できます。また、「こうした方がいいと思う」など自分の意見を率直に発言できるので、将来は企業の成長に貢献する貴重な人財になるのではないかと期待しています。

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    夢を叶えるには、「自分にはできない」から「しない」のではなく「できないかもしれない」けれど「やってみよう!」と行動を起こすことが大切です。私自身、高校生の頃は「グランドスタッフなんて自分は向いていないのでは...」と自信がありませんでした。それでも思いきって一歩踏み出したからこそ今の私があるのです。

    そして、目指すステージに到達するためには、自分自身を客観的に見ることも大切です。自分に足りていないものは何か、活かせる強みは何かを分析して自分磨きをしていきましょう。夢がまだ見つからない人も、何事も「やってみる」「受け容れる」「知ろうとする」ことで、自分が本当にやってみたいことが見えてくると思います。

    麗澤大学での学びとこの講座を合わせて受講することで、ご自身のことを見つめ直し本当になりたい自分探しのきっかけにしてみてくださいね。

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    ベテランのグランドスタッフから空港業務などの貴重なお話を伺える機会、いかがでしたか? 空港のグランドスタッフは応募資格に一定の英語力が求められることが多く、麗澤大学は就職するのに有利な環境です。 夢を叶えるため、なりたい自分になるため、麗澤大学ではあなたの未来をバックアップします。

    <卒業生の就職インタビュー>
    <麗澤大学の取り組み>

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