外国語学部
2015.10.29|最終更新日:2020.09.24|

大学は、自分のことをもっと好きになる場所なのです。

大学は、自分のことをもっと好きになる場所なのです。
中山 理
特任教授
麗澤大学外国語学部イギリス語学科卒業、上智大学大学院英米文学専攻博士後期課程修了、イギリス留学(エジンバラ大学・エセックス大学)を経て、上智大学博士(文学)学位取得。平成19年より現職。千葉県教育委員会の「光り輝く『教育立県ちば』を実現するためのの有識者会議」座長。著書は専門の英文学をはじめ日本文化や道徳に関する著書、翻訳書等多数。

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目次

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    みなさんの中には、良い大学を出て、良い会社へ就職したい、と思う方が大勢いらっしゃるかもしれません。ですが、麗澤大学は、みなさんの目指す就職の先を見据えたキャリア・ガイダンスを提供したいと思っています。私たちは、学生の一人ひとりが自分の人生のやりがいや意義を見い出せるような仕事に出会えること、そのマッチングを何よりも大切にしています。そのため、卒業してもまだ「これだ!」と思える職業に出会えていない学生がいれば、卒業生でも支援しています。

    みなさんは、"こんぺいとう"というお菓子をご存じでしょうか。"こんぺいとう"には、出っ張っている部分がありますね。あれを自分の弱点だとしましょう。弱点をなくそうとして出っ張りをとってしまうと、全体が小さくなってしまう。そうではなくて、出っ張り以外の部分を補えば、"こんぺいとう"もひとまわり大きくなります。人生もそれと同じで、弱点や人と比べて劣っているところばかりに目がいっていればその人の個性がなくなって、みんな、ひとまわり小さい球体になってしまいますよね。

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    日本人はよく自分に自信がないと言われますが、日本青少年研究所の調査でも「自分自身は価値のある人間だと思うか?」という問いに対して、アメリカでは、57%以上、中国では42%以上の人がイエスと回答した一方、日本人はなんと7.5%しかいない。自分の長所に対して、無自覚である日本人があまりにも多すぎるためではないでしょうか。

    私たちは、みなさんに「自分は恵まれた人間だ」ということに、麗澤大学で気づいてほしいのです。嬉しいことに麗澤大学の卒業生は、晴れ晴れとした顔で社会へ出ていく人が多いように感じます。自分の限界を自分で決めてしまわず、いろいろなことを体験していく中で「自分にはこんなことができるんだ」と自信を持ち、日本人としての誇りを持てるチャンスを私たちは提供したいですね。

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