卒業生の活躍
2017.03.10|最終更新日:2021.12.10|

マレーシアで営業を。海外を舞台に活躍する卒業生

マレーシアで営業を。海外を舞台に活躍する卒業生
荒井 里野
株式会社テスコム
[外国語学部 外国語学科 英語・英米文化専攻(現在の英語・リベラルアーツ専攻)2012年3月卒業]
2012年4月、株式会社テスコム(車載用・民生用LCD、タッチパネル、各種接続ケーブル等製造・販売)に入社。入社後1年でマレーシア勤務となり、営業を担当。現在5年目を迎える。趣味は旅行とスキューバダイビング。連休の度に旅行を計画し、マレーシアのみならず、近隣諸国の東南アジアにある自然を訪ね、リフレッシュしている。
目次

    留学した経験が、私を強く、たくましくしてくれた

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    学生のころから「いつか海外で働きたい」と思っていました。ただ、入社後すぐに海外で働くのは難しいと思っていたので、入社1年目に突然訪れた「マレーシア勤務」には本当に驚きました。当時を振り返ると、まさかこんなに早く海外で働くチャンスをいただけるとは思ってもいなかったので、戸惑いもありましたが、とにかく嬉しかったのを覚えています。

    在学中はドイツに1年間留学をしました。英語・リベラルアーツ専攻に所属していたのですが、第二外国語でドイツ語を選択していて、もっとドイツ語の力もつけたいと思っていたので、クロス留学※させてもらいました。この1年間の留学はとても貴重な経験で、マレーシアに赴任の際もとても役立ちました。

    突然の海外赴任でしたが、あまり意気込みすぎず、日本とは異なる環境もすんなり受け入れることが出来ましたし、営業という立場でも臆することなく現地の方々とお話することができているのも、留学での経験があったからだと思います。

    ※麗澤大学独自の留学制度で、第二外国語を母語とする国・地域に留学し、二カ国語をマスターすることをめざす留学。

    マレーシアでの営業活動

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    株式会社テスコムはケーブルや液晶などの電子部品を扱う会社です。中国にある工場で部品を作り、日系企業を中心に営業活動をしています。日系企業と言っても、上司は日本人で社員の方々は地元の人という場合がほとんど。営業活動は地元の人とのやり取りが多いのが現状です。どうしても文化の壁にぶつかり、コミュニケーションがうまくいかないことがあります。日系企業とはいえ、地元の人の働き方の慣習はマレーシア独自のもの。自分自身がもつ日本的な考え方を押し付けるのではなく、現地の慣習にうまく適応してやり取りすることを心がけています。

    ただ、常に現地ベースで動くのではなく、日本流で進めるときと、現地流に進めるときとのバランスも大事にしています。このバランスがとても難しいのですがやりがいがあります。また難しいからこそ自分の存在価値を見出せる部分だと思って日々精進しています。

    働いていて一番嬉しいことはやはり受注してもらえたときですね。私の想いが伝わったことが形となって現れた瞬間ですから、これ以上の喜びはありません!

    現在、マレーシアでの営業業務も5年目を向かえ、「営業」という業務がどんなものなのか大体わかるようになるまでになりました。この「営業」という職業を極めてみたいという気持ちもありますし、何か新しいことに挑戦してみたいという気持ちもあります。まだ決めきれてはいませんが、現状に満足することなく、どの分野でも上を目指していきたいと思っています。

    大学時代の自分にも伝えたい"想い"を皆さんへ

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    ちょっとだけ皆さんより先輩の立場としてメッセージを送るとするならば、とにかく広い視野をもって、学生であるうちにたくさんのことを吸収して「知ろう」としてほしい。たくさんのことを「学ぼう」としてほしいと思います。実は、今のこのメッセージは、昔の自分に伝えたい気持ちで今、みなさんにお伝えしています。(笑)

    私は外国語学科で、語学やコミュニケーションなど学んできました。それはもちろん今もとても役立っていますし、勉強してよかったと思っています。でもそれだけじゃなくて「ビジネスの知識も学んでおけば良かったな」と思うことがあります。麗澤大学には経済学部もあって、ビジネスにおいて必要な知識である"マーケティング"など幅広く学べます。

    例え学部が違っても、専攻が違っても、「学びたい!」という"想い"さえあれば学べる環境が麗澤大学にはあったにもかかわらず、私はそのチャンスを逃してしまったのです。今、大学生だった自分に言い聞かせたいことを、皆さんへのメッセージとしてお伝えできればと思っています。是非、たくさんのことにトライして、学びを広げてくださいね!

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