卒業生の活躍
2020.09.23|最終更新日:2022.06.15|

【初めての取材から3年】
365日、お客さまと地域社会の暮らしと安心を支える。それが私の仕事です

【初めての取材から3年】 365日、お客さまと地域社会の暮らしと安心を支える。それが私の仕事です
堀田 翔平
JR東日本
[経済学部 経済学科 2017年3月卒業]
群馬県出身。群馬県立渋川高等学校から麗澤大学に進学。1年次より麗澤大学の学生寮“Global Dormitory”で生活し、「ユニット・リーダー会」の男子議長も務めた。2017年4月よりJR東日本に勤務。休日は、グラスを傾けながら動画で演劇鑑賞や読書をするのが楽しみ。
目次

    駅員として奮闘中!駅業務の奥深さを実感する日々

    過去にインタビューした学生の「その後」をお届けするシリーズ。今回は、2017年に登場した堀田翔平さんです。大学4年間は、寝食を共にした寮の仲間、教員や職員などたくさんの人に支えられたと語っていた堀田さん。「今度は自分が地域を支える人になりたい」と、卒業後「JR東日本」に就職しました。堀田さんの、その後とは?

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    • 私は地域活性化の仕事をしたくて、JR東日本に就職しました。入社後は駅員として駅に勤務し、現在はお客さまのきっぷの確認や、乗り換え経路のご案内などをする「改札業務」を担当しています。最初に配属されたのは、上越新幹線の「上毛高原駅」。周辺に水上温泉や谷川岳、利根川など豊かな自然がある観光駅で、休日はレジャー客で賑わいますが、平日は時間がゆっくりと流れる色んな顔を持つ駅です。お客さまと駅員が顔見知りになり、改札口で挨拶を交わしたり、駅員である私たちに差し入れをしてくださるような素敵なお客さまもいて、アットホームな環境の中、3年間とても楽しく過ごしました。

    • 現在勤務している高崎線の「熊谷駅」は、上毛高原駅とは打って変わって大きな駅。上越新幹線及び高崎線、秩父鉄道などが乗り入れています。通勤・通学のお客さまがメインで、とにかく利用者数が多い駅です。お客さまからはひっきりなしにお問い合せがあり、その内容も駅構内やきっぷのご案内だけでなく、「〇〇はどこ?」など周辺情報を聞かれることも多く、幅広い業務知識が求められます。外国からのお客さま対応も多いですし、場合によっては急病人・トラブル・クレーム対応など多種多様です。これまでに身につけた業務知識だけでは不十分で、駅業務の奥深さを実感しています。

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    この3年間で学んだことを糧として、これからも日々精進し、成長していきたいと思っています。大変なこともありますが、お客さまから「ありがとう」の一言をいただいた時は、仕事の疲れも忘れて、心からやりがいを感じます。

    「守られる」立場から「守る」立場に変わった。これは3年前と比べて一番の変化です

    駅員になって初めて当直を担当した日は「もし朝寝坊して、駅のシャッターを時間通りに開けられなかったら、何万人というお客さまの足を止めてしまう――」その重要な責任を伴う任務に一睡もできませんでした。その緊張感は今も続いていて、当直の日は自動起床装置の他に、目覚まし時計を4個セット。さらに正しくセットされているかを指差し確認してからでないと、床に就くことができません...。学生時代の寝坊は「私個人」の責任で済みましたが、今は会社の責任が問われます。個人だけではなく、組織の一員としての行動が求められているのです。

    3年前の取材時と今を比べて一番の変化は「責任」が伴っていること。学生生活のように「守られる」立場から、「守る」立場に変わったという変化はとても大きいと思っています。  

    社会のインフラを支える鉄道会社では、時刻通りに規則正しく、安全な運行ができるように、日夜たくさんの人たちが働いています。365日いつも変わらない駅、お客さまが安心して利用できる駅を維持することが、私たち駅員の仕事です。そこで求められるのは、何も特別なことではなく、安全と時間を守る、間違ったご案内をしない、報告・連絡・相談を欠かさないというように、当たり前のこと、決められたことを徹底してやること。「凡事徹底」あるのみです。入社前に抱いていた華やかなイメージとは違って、裏方の仕事ではありますが、自分自身の業務がお客さまの暮らしを支えていることに、誇りを感じています。

    実は先日、社内試験に合格し、一つ昇職したんです。今後は後輩を指導する役割を担うことになります。これからも、駅員としての経験をもっともっと積んで、良い職場づくり、駅づくりに貢献したいと思います。そして、現場での経験を活かして、学生時代からの夢である、地域を元気にする事業に携わるという目標に向かって邁進します。

    大学時代に経験したことのすべてが今、活かされている

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    • 大学時代の一番の思い出と言えば、何と言っても、寮生活です。寮では全ての学部の学生、世界各国からの留学生と生活を共にし、学部や学年、国境を越えた友だちができました。寮生活を通して築いた人間関係、みんなと過ごした楽しい時間のおかげで、普通に学生生活を送る以上に、麗澤大学を満喫できたと思います。また、大学4年間は色んなことにチャレンジし、それらの全てが今に活かされています。たとえば、経済学部で学んだ地域経済は地域活性の仕事に直結するし、英語はお客さま対応に、寮生活で議長を務めたことや教員資格を取得したことは、後輩への指導や職場でのコミュニケーションに大いに役立っています。

    大学時代に経験したことは、何一つ無駄ではなかったですね。

    社会人になって自由に使える時間が少なくなっているにもかかわらず、不思議なことに、大学時代よりも、今の方がもっと自由だと感じるんです。やりがいと責任ある仕事をして、自分で稼いで、休日には自分の好きなことをする――そんな毎日がとても楽しくて、充実感のある生活をしています。

    自分のやりたいことのために、4年間を使いきろう!

    • 麗澤大学は、高校生の皆さんが今イメージしている以上に、学びたいことを存分に学ぶことができ、やりたいことが自由にできる大学です。晴れて入学したならば、大学を卒業する時に「やりたいことはすべてやった!」と思えるよう、4年間の大学生活を自分のやりたいことのために使いきって、充実した時間を過ごしてほしいなと思います。私自身もたくさんのことに挑戦しました。大学では、高校時代には想像もしなかった様々なことにチャレンジすることができます。それが自分自身の成長へとつながっていくのです。麗澤大学は小さな大学ですが、挑戦するフィールドはたくさん整っていますから、ぜひ挑戦してみてほしいと思います。

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