![人と人とのつきあいをもっと楽しんでほしい。](https://www.reitaku-u.ac.jp/journal/assets_c/2020/07/046C4201-1024x683-thumb-800xauto-441.jpg)
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中山 理
特任教授
麗澤大学外国語学部イギリス語学科卒業、上智大学大学院英米文学専攻博士後期課程修了、イギリス留学(エジンバラ大学・エセックス大学)を経て、上智大学博士(文学)学位取得。平成19年より現職。千葉県教育委員会の「光り輝く『教育立県ちば』を実現するためのの有識者会議」座長。著書は専門の英文学をはじめ日本文化や道徳に関する著書、翻訳書等多数。
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目次
現在はSNSが流行し、オンライン上ですぐに人とつながることが可能になりました。でも、そうしたつながりが、「本当に人間の関係性を深めることになっているのだろうか?」と疑問に思っている人も少なくないと思います。コミュニケーションが便利になった今だからこそ、私たちは今まで以上に「他者とのより良き関係性」を築くにはどうするかを考えなくてはなりませんね。
道徳とは「他者とのより良き関係性」を構築することです。一言で関係性といっても、自分との関係、家族や恋人との関係、文化や歴史、自然との関係といった、さまざまな関係性があります。さらに自分が年齢を重ねていくと、その関係性も変化していきます。私たちの人生は、他人との関係性によって紡がれているといっても過言ではありません。関係性が豊かなほど、人生も豊かになっていくのです。
麗澤大学ではこのような豊かな関係性が築けるよう、大学をひとつの家族と捉えています。教員も職員も、学生も含めたひとつの大きな家族だからこそ、お互いを想いやることができる。時に厳しく、時に優しく。1人ひとりと時間をかけて向き合えるようになるのです。わたし自身、麗澤大学で恩師に出会い、人生の心の支えを得た経験があります。今でも、困ったときは、その先生だったらどうするだろう、と考えたりします。
私たちは持っている知識や経験、全てをみなさんに伝えたいと思っています。それが、私たちのような人生の先輩の使命なのだとも思います。逆に、私たちが皆さんから学ぶ事だってたくさんあるのです。真理の前に年齢や経験の差など関係ありません。先生も、学生も共に学び続けるのが麗澤スタイル。人と人のつきあいを楽しむノウハウも道徳なしでは得られません。それを身につける環境が麗澤大学にはあります。