

(現在の国際学部 グローバルビジネス専攻)2017年3月卒業
社会に出て「あ、これ授業で学んだな」と思うことがたくさんあります
父が麗澤大学の教授で、「麗澤大学は良い大学だよ。学生や先生方の人柄が良いし、人と人との距離がとても近くてアットホームなんだ」とよく聞いていました。色々な大学で経験した父が言うのだから、きっと本当に良い大学なんだろうなと(笑)。
麗澤大学の他に、都内の大学のオープンキャンパスにも行きましたが、都心の大きな大学より、麗澤大学の自然豊かな環境、少人数制で主体的に学べる環境が私には一番合っているなと思い、選びました。経済学部を選んだのは、世界を動かす経済やビジネスについて学び、世の中のことをもっと知りたいと思ったからです。麗澤大学の授業は、理論だけでなく実践も重視。
その授業のおかげで、社会に出てから「あ、これ授業で学んだな」と思うことがたくさんあります。例えば、日本人と外国人のコミュニケーションの違いを学ぶビジネスコミュニケーションの授業では、日本でのビジネスでは、何度も文書を交わしながら行なうことが多いなど、動画や実践を通して、日本人と他国とのビジネスマナーの違いを学びました。
私は英国人の父を持つ、いわゆる"ハーフ"なので、私にとって当たり前の感覚でコミュニケーションを進めてしまうと、職場でトラブルになる可能性があります。学生時代に異文化間のビジネスマナーを学ぶことができたのは幸運でした。また、ファイナンスの授業では海外でのビジネスプランをつくる課題に取り組み、私はオーストラリアでお寿司屋さんを開業するプランニングに挑戦。現地の事情を徹底調査した上で、売上と利益を算出して事業計画を作成し、皆の前で「これで経営は成功します!」とプレゼンテーションするのです。本当に自分でお店を経営している感覚になり、とても楽しかったです。
これらの授業のように、自らプランニングしてプレゼンテーションする授業が麗澤大学にはとても多く、リサーチ力、創造力、提案力を養うことができました。私は今、旅行会社でお客様に旅行プランをご提案する仕事をしていますが、お客様に納得していただくには何をリサーチすればいいかポイントがわかるし、提案も1つではなく、数パターン用意できる引き出しを持てるようになり、大学で学んだことはすべて現場で活かすことができています。
日本人が海外に出る機会をもっと増やしたい
大学では「たくさん海外旅行に行くこと」を目標としていました。実は卒業までに25カ国を旅行し、その中の1国であるオランダには半年間の留学を経験することができました。海外経験の一番の成果は、視野が大きく広がったこと。様々な人種の人達と関わる中で、相手の文化や考え方に対する理解と包容力が高まりました。世界を見て改めて、日本の素晴らしさがわかり、自国に誇りを持てるようになったことも大きな成果です。そんな私自身の経験から、海外旅行は楽しいだけでなく、国籍や人種を越えて理解し合える、大きなきっかけにもなることを実感。
今、世界には不安や緊張を抱えた国や地域がたくさんあります。同じ人間同士、交流して相互理解ができれば、世界平和はきっと実現できる――。私が旅行業界を目指したのは、そんな想いからです。日本では先進国の中でもパスポート保有率が低く、海外に出る人が少ないのが現状。特に若い人の海外旅行離れが顕著です。日本人が海外旅行に行き、世界と交流するきっかけを作っていきたい。そのためにも、お客様に心から楽しんでいただける旅行を提供・提案していきたいと思います。
後悔しないためには、常に目標を持って行動あるのみ!
大学を選ぶ際には、ご両親や周りの意見だけではなく、自分が本当に学びたいことは何か、そこに自分の「原点」があるかどうかを基準に選ぶことが大切だと思います。そうすればきっと、正しい選択ができるはずです。私にとって麗澤大学での4年間は、やりたいことをやりきった、とても充実した時間でした。皆さんにも、後悔のない充実した大学生活を過ごしてほしいと思います。それには常に目標を持つこと、そして行動あるのみ。
私自身、今は目の前のことを一生懸命頑張って、毎日コツコツと成長していきたいと思っています。そしていつか、"世界一周"したいと思っています!かなり大きな目標ですが、きっと世界をグルッと見渡すことができたら、また新しい視野が広がるような気がして今からわくわくしています。どんな目標でもいいので、それに向かって一生懸命頑張っていくことが大切だと思います。