経済学部
2017.07.26|最終更新日:2020.07.23|

スポーツビジネス界で活躍できる人材を育成する「スポーツビジネス専攻」が誕生します!

スポーツビジネス界で活躍できる人材を育成する「スポーツビジネス専攻」が誕生します!
豊嶋 建広
経営学科 スポーツビジネス専攻 教授
新潟県出身。早稲田大学卒業。東海大学大学院修了 体育科学博士(日本体育大学)。公益財団法人日本体育協会公認アスレティックトレーナー、JOC(日本オリンピック委員会)強化スタッフ。専門は運動生理学。麗澤大学では「スポーツ・健康と社会」「健康科学」「スポーツマネジメント実務演習」「コーチング」「スポーツ生理学」「バイオメカにクス」と「ボクシング」の実技も担当する。プレゼンテーション能力と英語を身につけるため、英語による「スタンドアップコメディ」を数年間実践していたこともある。
目次

    スポーツビジネスを成功させる、3つのキーワード

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    これからのスポーツビジネス界をリードしていく人材の育成を目指し、麗澤大学では2018年4月、経済学部経営学科に「スポーツビジネス専攻」が誕生します!

    皆さんは、スポーツビジネスで成功するために必要な力は何だと思いますか?スポーツの知識?経営力?それとも人々を惹きつける人間力でしょうか?答えは、その全てです。例えば、スポーツジムやスポーツ教室を運営するには、スポーツの知識や指導のスキルはもちろんですが、経営の知識がなければ、事業を継続させることはできません。また、一緒に働くスタッフや会社組織を動かしていくには、彼らの信頼を獲得できるだけの人間力も求められます。

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    そこで、本専攻では「スポーツ力」「経営力」「人間力」の3つを柱に、スポーツビジネスに必要な知識・理論・スキル・ノウハウを実践的に学んでいきます。資格は日本体育協会公認「スポーツリーダー」と「アシスタントマネジャー」の取得を必須とし、更に日本レクリエーション協会公認「レクリエーション・インストラクター」や認知症予防サポートセンターの「認知症予防ファシリテーター」などの資格取得支援制度も用意しています。また、星槎大学との提携により、中学・高校の保健体育の教員資格も取得可能です。資格取得を通して、スポーツの現場で必要な知識をしっかりと学ぶことができます。

    経済学部の経営学科の中にスポーツビジネス専攻を誕生させる理由は、スポーツの知識だけでなく、経営にも強い、そんな魅力的な人材を育成するため。是非とも、そんな学生達で溢れる専攻にしていきたいですね。

    スポーツビジネス専攻のモットーは"ATM"

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    私はよく学生に"ATM"の話をします。一体何の話かというと、この頭文字には2つの意味があります。1つ目は「Akaruku(明るく)、Tanosiku(楽しく)、Maemukini(前向きに)チャレンジする」という意味をもつ"ATM"。ここで特に大切なのは「チャレンジする」という部分です。これが身についている人は、失敗してもめげずに何回でもチャレンジしますから、最後には必ず成功します。

    もう一つは「Aisatu(挨拶)、Time(時間管理)、Manners(マナー)」の"ATM"。これはスポーツに関わらず、人として身につけるべき項目です。大学時代に上記の2つの意味を持つ"ATM"が身についていれば、社会人として成功する可能性がぐんとアップするでしょう!この"ATM"の精神をスポーツビジネス専攻のモットーにしたいと考えています。

    "Attend"(出席する)ではなく、何ごとも"Participate"(参加する)!

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    スポーツビジネス専攻で特に力を入れていきたいのが、コミュニケーションスキルやプレゼンテーションスキルの習得です。スポーツ指導者、あるいは経営者として人や組織をマネジメントし、また、顧客が満足するホスピタリティを提供していくには、相手の気持ちを推し量る力、相手を喜ばせる・楽しませる力、伝える力、すなわち「コミュニケーションスキル」や「プレゼンテーションスキル」が不可欠だからです。本専攻の前身であるスポーツマネジメントコースの1年生も練習を重ねた結果、昨年度の経営専攻のプレゼンテーションコンテストでは最優秀賞と優秀賞を獲得するなど成果をあげています。

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    ではどうすれば、プレゼンテ―ションスキルを高めることができるのか。

    学生には「授業には、"Attend"(出席する)ではなく、"Participate"(参加する)しなさい」と話します。どちらも「その場にいる」という意味では同じですが、心の持ち方、脳の働きは全く異なります。"Attend"は「そこに存在している」だけ。一方"Participate"には、この単語が持つ「巻き込まれる」という意味が加わります。教員と1対1で対話するつもりで臨むことで、脳が活性化してニューロン(神経細胞)のバチバチと発火するイメージを持つということです。もちろん、そのためには予習も必要になってきます。

    同じ授業を受けたとしても、"Participate"型の人は"Attend"型の人の何倍も質の高い経験値を獲得することができるでしょう。そして、それだけの経験値を積めば、どんなテーマのプレゼンテーションの課題を出されても対応できるようになります。更にアイコンタクト・ジェスチャー等の「身体パフォーマンス」や声の抑揚・間等の「話し方」を考えて表現すれば、十分に説得力のある魅力的なプレゼンテーションとなります。

    スポーツをビジネスにする方法は、いくらでもある

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    卒業後は、スポーツ関連の企業に就職するのも選択肢の一つです。ただ、スポーツビジネス界には他にも様々な道があります。例えば、私の知人にはNPO法人を立ち上げ、各地で健康教室を開いて地域貢献している人、スポーツ好きが高じてノンフィクションライターに転身した人、アスリート向けに開発した動体視力のトレーニングソフトを、高齢者ドライバー向けにも販売するなど市場を拡げ、ビジネスにしている人もいます。

    実践的な力がついていれば、スポーツをビジネスにしていく方法はいくらでもあります。授業では、様々なスポーツビジネス界で活躍している方々の特別講義やインターンシップなど、学生の皆さんが将来をイメージできるような機会を設けていきたいと考えています。

    スポーツに興味があれば、ウェルカムです!

    スポーツビジネス専攻では、スポーツをやっていなくても、スポーツが好きで、関わっていきたい気持ちがあればウェルカムです。少しでもスポーツに興味がある高校生の皆さん、まずはオープンキャンパスに参加してみてください。専攻のこと、将来のこと、私達と本音で話しましょう!お待ちしています!

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