思い返してみれば、高校生のときから、海外で働いて生活してやるって思っていましたね。ただ、その漠然とした夢を実現させるきっかけを頂いたのが、大学時代お世話になった麗澤大学の教授です。
「もし、海外に興味があるなら行ってみたら?」
そうやって紹介されたのが日本経済新聞社の記者の方によるセミナー。そこで6億人規模の人口を誇るASEAN(東南アジア諸国連合)マーケットの大きさと、その未知の可能性に惚れ込んだんです。
現在は、タイのバンコクでITを活用した営業やマーケティング支援の会社を設立し代表取締役社長を務めています。まさか、海外で働くだけでなく、社長になるとは自分でもびっくりですよね!
タイの周辺諸国、そして日本を拠点に活動する企業に対してWEBを利用したブランディング支援や顧客管理システム導入、海外進出サポートを主な事業として取り組んでいます!
私には、今でもよく思い出す言葉があるんですよ。それは、経営学の授業で教授が仰っていた「自分の人生を支配しよう」という言葉です。支配というと少し仰々しく聞こえますが、自分の人生を希望通りにコントロールできる能力を身に付けよう。自分にできる最大限の努力をしよう!っていう意味だと理解しています。
例えば、もし満員電車に乗りたくないのであれば自分で、自宅で仕事ができるようなスキルを身につければいいということなんです。いつかは、そんな人生を送りたいなって憧れました。今では、だいぶ想い通りになっているのに驚きます(笑)。願い続けるって、本当に大事ですよね。
10年以上経った今も、自分の生き方の軸となる大事なスタンスです。
麗澤大学の教職員、卒業生の方々には本当に多くの刺激を受けました。海外を飛び回っていても、卒業後も毎年欠かさず、近況報告や相談に行っています。
麗澤大学は私にとって、まるで実家のような場所。こういういつでも帰れる場所が日本にあることで海外で大変なことがあっても、がんばることができるのだと思いますね。