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「外国語学部は好きな語学を学ぶところ」は当たり?ハズレ?

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先生からのメッセージ
「外国語学部は好きな語学を学ぶところ」は当たり?ハズレ?
花田 太平、内尾 太一
外国語学部 外国語学科
花田 太平

外国語学部外国語学科 助教。拓殖大学外国語学部英米語学科卒業。エクセター大学大学院英文学研究科博士課程修了。出版社勤務などを経て、現職。専門は批評理論と英文学。週末は家族でカフェを巡り、こだわりのコーヒーとケーキをいただくのが楽しみ。

内尾 太一

外国語学部外国語学科 助教。福岡教育大学教育学部国際共生教育コース卒業。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻「人間の安全保障」プログラム博士課程修了。専門社会調査士。専門は文化人類学で、フィールドは日本とチリ。趣味は自転車旅行。

公開日: 2018年05月15日

外国語学部の1年次で必修となる「基礎ゼミナール」とは、レポートや論文作成など、大学の学びに必要となる学術的な読み書き能力「アカデミックリテラシー」を身につけるための授業です。1年間のクラス担任制となっているのは、麗澤大学ならでは。では一体どんな授業なのか? 何を学べるのか? クラスを受け持つ花田先生と内尾先生にお話を伺いました。

語学を活かすには、語学力だけでは不十分です

――「基礎ゼミナール」は、なぜ必要なのでしょうか?

内尾:高校までと大学では、「学び方」が大きく違うからだと思います。高校までの受験を主眼とした「勉強」では、予め問題と答えが用意され、その「正解/不正解」の結果を重視します。それと比較して、大学では、「学問」の名の下に、学生が自ら問いを立て、自分なりの答えを見つけ出す、という過程に意味を見出そうとします。

花田:そうですね。社会が抱える問題は複雑で、「正解」はないことが多い。そこで「答えがないなら、考える意味ないよね」と思うのは高校生までで、大学では、答えがないからこそ「なぜだろう? どうすればいいのだろう?」と疑問をもち、自ら考え、問題と向き合っていきます。

内尾:ただ、いきなり「問いを立てて考えましょう」と言われても新入生は戸惑ってしまうので、彼らにとって学問の先達である私たち教員が、大学での学びのノウハウを教えますと。それが「基礎ゼミナール」の役目なんです。

花田:中には「私は好きな語学だけ勉強できればいい、アカデミックリテラシーとか要らないし」という学生もいるかもしれません。

内尾:「外国語学部は好きな語学を学ぶところ」とは、間違いではありませんが、正解とも言えません。というのは英語だけを勉強していても、その語学をすぐに活かすことは難しいからです。例えば、私が所属する「国際交流・国際協力(IEC)専攻」には、国際貢献をしたいという熱意のある学生が多く集まります。彼らが実際に海外でのボランティアを有意義なものにしたければ、英語力だけでは不十分で、支援活動における倫理やノウハウ、現地の文化や取り組む問題の構造的背景に至るまで、様々なレベルの理解が必要となります。

花田:好きなこと、専門性を活かすには、幅広い知識や考えが求められるということですね。

 

内尾:そのために、大学の初年時に適切な「学び方」を身につけていれば、どんなテーマでも、自分で問いを立てながら、答えを求めて掘り下げていくことができます。その思考プロセスは、将来就職してからも必ず役立ちますよ。

 

「引用」の仕方から食事のマナーまで、国際社会で役立つ力を身につけます

――「基礎ゼミナール」では、具体的にどんなことを学ぶのでしょうか?

内尾:私のクラスの場合、まず、5つのスキル「ノートテイキング、リーディング、ライティング、プレゼンテーション、ディスカッション」を段階的に学びます。昨年はリーディングと関連して、花田先生は、2クラス合同で「ビブリオバトル」を開催されましたね。5、60名の学生がおすすめの本を持ち寄ってプレゼンテーションをし、読みたいと思った本に投票して、チャンプ本(一番読みたくなった本)を決めるという。

花田:はい、あれは予想以上に盛り上がりました! 学生は図書館で本を借りて読んで、書評を書き、プレゼンテーションもする。そこには、図書館を活用する、読む、ポイントを摑む、書く、表現する――いろいろなスキルが集約されています。学問に欠かせない読書習慣を身につける意味でも、大きな成果がありました。

内尾:また、各段階を通じて、「引用」の大切さについても学びます。それが、学問上の基本マナーだという理由だけではありません。関心のあるテーマを見つけたとしても、前人の知識の活用なくして、考えに独創性は生まれませんし、他人の意見と自分の意見を明確に分ける認識を持つことは、社会生活を送る上でも非常に重要ですから。…といったアカデミックな学習の他に、花田先生のクラスでは食事会もしていますよね?

花田:私の「基礎ゼミナール」にはマナー学習もあり、その一環として、レストランで食事をする機会を設けています。イギリスの名門大学のカレッジでは、教授や学生が正装して交流するフォーマルディナーと呼ばれる晩餐会があります。そこで社交のマナーや教養が磨かれるのですが、それに倣うわけではないですが、私たちも親睦を兼ねて、美味しいものをいただきながら、大人としての立ち居振る舞いを学んでいます。

内尾:楽しい授業だなぁ(笑)。私たち教員が目指すのは、麗澤大学の学生が、どんな職業に就いても、また困難な状況にあっても乗り越えられる対応力を、しっかりと身につけて卒業すること。そのためのサポ―トを、精一杯していきたいですね。

学問は、私たちの生活を支えてくれるものです

――高校生の皆さんにメッセージをお願いします

内尾:大学時代は、本をたくさん読みましょう。1冊の本を読むだけでも、たくさんの気づきがあり、世界の見方が変わる。見方が変わることで、生き方も変えていくことができます。より良く生きるため(また、より良く生きるとは何か、を考えるため)、幸せになるために(また、幸せとは何か、を考えるために)、大学では、人と同じぐらい、本との出会いも大事にしてほしいですね。

花田:「学問なんて生活の役に立たない」と思うかもしれないけれど、学問はむしろ、私たちの長い人生を支えてくれるものです。大学に進学するからには、しっかりと4年間学問に打ち込んでみましょう。麗澤大学は、都会の喧騒から程よく離れたところにあり、自然も豊か。学びの場として、これ以上ない良い環境だと思います。皆さんと一緒に学べる日を、楽しみにしています。

 

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