学生の活躍・課外活動
2018.06.06|最終更新日:2021.12.09|

「夢」「やりたいこと」を 見つけて行動する

「夢」「やりたいこと」を 見つけて行動する
櫻井 翔太
外国語学部 国際交流・国際協力(IEC)専攻
(現在の国際学部 国際交流・国際協力専攻)2020年3月卒業
福島県いわき市出身。福島県立平工業高校卒業。2016年9月から1年間休学し、文部科学省が展開する官民協働海外留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」の5期生としてフィリピンとインドネシアに留学。「防災×ディザスターツーリズム」をテーマに活動を行う。2017年10月、国際交流基金「HANDs!プロジェクト2017/2018フェロー」としてフィリピン、日本、インドネシア研修プログラムに参加、現在は防災のアクションプランを作成し他国のフェローと共に活動している。また、「震災復興学生団体 CONNECTSENT」の立ち上げやピースボート災害ボランティアセンターでのインターンシップなど、 防災・減災をキーワードに精力的に活動中。趣味は料理で、ハンバーグからエスニック料理まで何でも作る。
目次

    卒業後は「防災ソーシャルビジネス(社会的事業)」を立ち上げたい

    129-1.jpg

    私は福島県いわき市出身で、中学3年生の時に東日本大震災を経験しました。その後にTOMODACHIプログラムを通して渡米したことをきっかけに「防災」と「震災復興」「地方創生」「外国語」に興味を持つようになりました。大学入学後には、震災復興のための学生団体を立ち上げ運営を始めました。熊本の震災時には募金活動や瓦礫撤去など、現地ボランティアとして参加しました。2年次には外部のプログラムである「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」や「HANDs!プロジェクト2017/2018フェロー」に参加。

    フィリピン、インドネシアの被災地で防災とディザスターツーリズム(被災地観光)を学んだ他、防災リーダー育成など、様々なプロジェクトを実施してきました。これらの活動を経て、今私は「プレーヤーのワクワクを人や社会に繋げて楽しみながら課題解決できる社会」そして、「防災が当たり前になり、災害によって苦しむ人がいない社会」を実現することを目標に、卒業後は「防災ソーシャルビジネス」を立ち上げるべく、準備を進めています。

    129-2.jpg

    私は工業高校出身で、同級生のほとんどが卒業後に就職していく中、語学と国際協力を学びたくて麗澤大学への進学を希望しました。麗澤大学を選んだ一番の理由は、「国際交流・国際協力専攻」(以下IEC)があることです。好きな授業は、ディスカッション形式の授業。海外の研修で、自分の考えやアイデアを常に持つこと、説得力のある伝え方が大切だと学んだので、実践できる場があるということは嬉しい限りです。IECの先生でもある松島正明先生はJICA(国立行政法人国際協力機構)のご出身で、実体験に基づいたお話をしてくださるので大変参考になります。また、様々な先生方と意見を交わすことでたくさんの気づきがあり、自分の考えがどんどん進化していくのを実感しています。私にとって、意見や疑問をぶつけても、しっかりと応えてくれる先生方の存在も、麗澤大学の大きな魅力だと思っています。

    大切な理解者の一人である先生の存在

    129-3.jpg

    私は、自分が立ち上げた学生団体の運営に行き詰まったり、アイデアを広げたいと思っているのに、やり方がわからない時など、何か迷ったり悩んだりした時はいつも先生に相談してきました。今もそれは変わっていません。大学の先生というのは各分野のプロフェッショナルなので、的確なアドバイスをしてくれます。麗澤大学は先生との距離が本当に近く、相談しやすい環境がありますから、相談しないと損ですよね(笑)ただアドバイスをするだけでなく、先生方の貴重な時間や労力を割いてまで協力してくれるところが麗澤大学の特長だと思います。また、私が立ち上げたクラウドファンディング※3の拡散協力やコネクション作りの機会を与えてくださいました。

    129-4.jpg

    2018年は、1年生を対象とした「サービス・ラーニング演習」の授業内でワークショップをするチャンスをいただきました。きっかけは、1年生の時からお世話になっている冬月律先生に、「自分の経験を活かして、高校生や大学生向けに、自分のやりたいことを見つけるためのワークショップをしてみたいと思っている」と相談したことです。冬月先生は一緒になって真剣に考えてくださり、先生がご担当の授業内で「講義をしてみてはどうか?」と提案してくださいました。

    まさか、学生の私が授業内でワークショップをさせてもらえるなんて思ってもいませんでしたが、私の想いを受けとめ、貴重な機会を与えてくださった先生に心から感謝しています。おかげで、活動の幅が大きく広がりました。学生のやりたいことに共感し、誠心誠意、サポートしてくれる先生は、私の大切な理解者の一人です。

    ※3 クラウドファンディングとは、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人に財源の提供や協力などを行なうことを指す。群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語。

    「ワクワク」は必ず自分の中に。まずは楽しみながら探しましょう!

    129-5.jpg

    高校時代の私は、やりたい気持ちはあってもなかなか行動に移すことができなくて、そんな自分を情けなく思っていました。今みたいに積極的に行動できるようになったのは、やりたいことが明確になってからです。自分のやりたいことを明確にするために私がしたのは、自分の中にある「ワクワク」を探すこと。

    「自分がワクワクすることって何だろう?」と探すこともいいですが、悩んでいる人はそれを考えても出てこないから悩んでいるんです。それよりも今の所属や、やっていること、過去の経験に対して「なぜあの時に自分は生き生きしたんだろう?」「自分の過去に印象に残っている行動・言動・選択は何が自分をそうさせて、なぜ実行したんだろう?」

    実際のワークショップへ密着取材!その様子はこちらからご覧ください。

    129-6.jpg

    などと常に"自分の中の無意識の部分"に意識的に問いをたくさん投げ続けることが大事だと思います。そうすることで、自分が本当にやりたいことが見えてくるし、ワクワクすることが夢・目標にあれば、いくらでも頑張ることができるんです。

    やりたいことが見つからない人はできるかできないかは考えずに、まず自分自身にたくさん"問い"をぶつけ、ワクワクすることをできるだけ多く見つけてほしいなと思います。すでに目標が定まっている人も、あえて、いろいろなジャンルに挑戦して、ワクワクする分野どうしを掛け算して、その目標や理想の実現に近づけることができる新しい価値を作ってみるのも面白いと思います。うまくいかない時も、どんな時でも自分の中にある「ワクワク」を大切に、楽しみながら成長し、夢や目標を実現していきましょう!

    SNSでこの記事をシェア