学生の活躍・課外活動
2016.06.01|最終更新日:2020.09.24|

ドイツ「日本デー」でボランティア

ドイツ「日本デー」でボランティア
草本 晶
ドイツ語・ドイツ文化専攻コーディネータ
目次

    2016年5月21日(土)、ドイツのデュッセルドルフで今年15回目となるJapan-Tag(日本デー)が開催されました。デュッセルドルフ市と千葉県はすでに10年以上の交流関係にあり、今回このイベントに合わせて千葉県のブースも用意されたので、現地に留学中の麗大生4名がボランティアとしてお手伝いに駆けつけました。

    このボランティアは、山川和彦教授が昨年より現地デュッセルドルフやフランクフルトで千葉県の関係者や日本の旅行会社とコンタクトを取り、実現したものです。今回は、山川先生自身もデュッセルドルフに出向き、現地でコーディネートをしただけでなく、夕方からは現地在住の卒業生数名も交えて同窓会も開かれました。(ドイツ語専攻HPに写真あり。)このような形で、在学生、地域(千葉県)、留学先(ドイツ)と卒業生がつながるのは、素晴らしいことだと思います。

    当日参加したドイツ語・ドイツ文化専攻3年生の柿崎さんからレポートが入っているので、ご紹介します。

    ==============

    Japan Tagを終えて

    ドイツ語・ドイツ文化専攻3年
    柿崎千穂

    私は、毎年デュッセルドルフで開催されているJapan Tagに参加しました。当日は、天候に恵まれていて夏のような暑さでした。ライン川沿いには、多くのコスプレイヤーさんや、日本に興味がある人々で盛り上がっていました。私たち麗澤生は、4人参加し、千葉県ブースと市の博物館ブースに分かれ、ボランティア活動をしました。

    私は、加藤さんと市の博物館ブースの手伝いをしました。博物館ブースでは、折り紙教室、カタカナ教室、日本刀、甲冑、兜の展示、張り子のお面ブースが開かれていました。麗澤生は、張り子のお面の体験教室の手伝いを任されることになり、準備、受付、案内、絵の具の補充、水の取り替えなどの業務を2人で行いました。正直、お面に興味のある方がいるのだろうか、お客さんは沢山来てくれるのだろうか、ドイツ語で接客することはできるのかと疑問と不安を持っていました。

    しかし、13時の開始時刻になると、甲冑、兜、日本刀の展示ブースに人が集まってきて、写真を撮ったり、実際に兜をかぶってみたりというお客さんが増えました。張り子のお面ブースにも、だんだんとお客さんが増え、ピーク時には、行列ができ、お客さんを待たせてしまうほどの大盛況でした。お面ブースには子どもからお年寄りまで約100人以上のお客さんが来てくださいました。 張り子のお面は、ひょっとこ、おかめ、魚の3種類があり、それぞれお客さんが好きな形のお面を持って行き、5色の絵の具を使い、好きなようにデザインをしてもらうという形式でした。

    手伝いをしていくなかで、お客さんは、見本に沿って描くよりも、各々でデザインや配色を考えたりして描いてる方が多く、一つ一つの完成した作品を見ることは大変興味深かったです。また、お客さんからは、どのような時にお面をつけるのか、お面には、それぞれどのような意味が込められているのかなど、日本のお面に興味を持ってくださる方が多くて驚きと共にとても嬉しく思いました。 一方、当日に張り子のお面ブースを手伝うことを知ったということもあるのですが、張り子とは一体何であるのか、その際に必要なドイツ語単語や文をメモをするなどの下準備ができていれば、もう少しお客さんへの対応が円滑にできたのではないかと反省しております。また、2人での業務だったので人手不足であり、休憩なしで約5時間の業務だったのですが、とても忙しく感じました。

    しかし、今回のお手伝いを通して、半年以上ドイツでドイツ語を勉強して得たものが活かされたように感じます。お客さんの要望にもすばやく答えることができたり、ドイツ語を使う際に思ったことを言えるようになりました。自分の中でも、どのようにドイツ語をこれから勉強していくべきなのかという目標もできたので、今回、Japan Tagのお手伝いに参加できたことは自分の中でプラスになりました。このような機会をくださった山川先生にとても感謝しております。

    149-1.jpg
    [写真:柿崎さんと加藤さん(ロストック大学留学中)]

    149-2.jpg
    [写真:弓削くんと齋藤さん(ハレ大学、ロストック大学留学中)]

    SNSでこの記事をシェア