

(現在の国際学部 国際交流・国際協力専攻)2019年3月卒業
サッカーを通じて国際社会に貢献したい!
文部科学省が主導する留学促進キャンペーンの一環である『トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム』で、1年間、ボスニア・ヘルツェゴビナへの留学が決まりました。現在、留学を控え、事前準備を行っているところです。「民族融和」を最終目標とするサッカーアカデミーで子供たちにサッカーを教えられたらと思っています。というのも、私は「スポーツを通じた平和構築ついて強い関心を持っています。思い立ったら突き進むタイプで、20代はこの勢いのまま駆け抜けていきそうな気がします(笑)が、今はとても充実した大学生活を楽しんでいます。
こんな私ですが、大学入学前は今のようにはっきりと「自分のやりたいこと」が決まっていたわけではありません。ただ漠然と小学生の頃から海外への興味があり、海外の実状を取り上げるテレビを観ながら、恵まれた日本とは違い、今もなお紛争が絶えず、貧困に苦しむ世界の人々が気になっていたのは確かです。
小学校から高校まではサッカー漬けの毎日で、他県の高校にスポーツ推薦で入学し、寝ても覚めてもサッカーという生活をしていました。どんなに辛い練習をしてもサッカーを嫌いになることはありませんでしたが、もう選手としては十分にやりきったことに加え、勉強に特異性はなかったため、大学に進学したら、自分が関心のある分野を学びたいと強く思っていました。そこで気になったのが、麗澤大学の国際交流・国際協力(IEC)専攻。世界の"現場"に強い関心を持っていた私にはぴったりな専攻だと感じました。在学中には必ず留学をして異国の文化を直接体感したいと思っていたので、留学制度が充実していて高い語学力を身につけることができる麗澤大学を選びました。
自分の目で世界を見ることの大切さを学んだ海外経験
1年次は本当に自分が好きなこと、興味のあることを探している時期でした。介護からスポーツ、イベント運営など様々な活動を紹介してもらい、課外活動の一環としてできる限り参加するようにしてきました。また、麗澤大学のカリキュラムも実際に体験できる授業が多く、これら授業を通して少しずつ自分の興味が定まってきました。大学2年次の前期には外部のプログラムでフィリピンへのスタディーツアーに参加しました。ゴミの山と呼ばれるスモーキー・マウンテンで暮らす子ども達の実情を目の当たりにし「教科書から学んで知る」ことと「実際に自分の目で現地を見て知る」ことがこんなにも違うのかと衝撃を受けました。
この時に、自分の目で現地を見ることがいかに重要か理解し、後期からは第2外国語として学んでいるドイツ語を現地で学ぶために英独プログラムでドイツに1年間、念願の留学も果たしました。留学中には難民支援として、難民の方々に簡単なドイツ語を教えたり、サッカー交流のボランティアにも参加するなど積極的な留学生活を送りました。「サッカーを通じて世界と関わりたい!」と思うようになったのもこの頃からでした。
※英独プログラム...ドイツのイェーナ大学にて主専攻言語の英語と第二外国語のドイツ語を同時に学べる麗澤大学独自のプログラム
現地へ行くことの大切さを痛感してからは積極的に様々なプロジェクトに参加して世界を見たいと思うようになりました。ドイツ留学を終えてからは、JICA(独立行政法人国際協力機構)などが実行委員会となって運営する「なんとかしなきゃ!プロジェクト(通称:なんプロ)」の学生レポーターに選出され、就任。開発途上国に対する国際協力にも携わるプロジェクトで、月に数回なんプロの広報誌記事を書いたり、インタビューを行うなど広報活動のお手伝いをしました。またブラジルにも行かせていただき、現地での活動を視察するなど貴重な経験ができました。
時々「国際"支援"なんておこがましいのでは」と思うことがあります。なぜなら私は、それぞれの個性を生かして協力・共存する、その先に「世界平和」があったらいいなと考えているからです。そこで私の場合はサッカーやスポーツを通じて貢献したいと思って活動を続けています。麗澤大学の先生方はいつも私達学生を全力でサポートしてくださいますし、本当に経験豊富な方が揃っています。安心して現地に飛びたて、思い切って挑戦することができるのもそんな先生方のサポートのお陰です。
世界はあなたの舞台になる。迷わず飛び込んで!
いよいよ、ボスニア・ヘルツェゴビナでの1年が始まります。元サッカー日本代表キャプテンの宮本恒靖さんが発起人となり設立された、民族融和を目的とした世界初のスポーツアカデミー「マリモスト(現地語で"小さな橋")」があることが決意したきっかけです。どのような運営をしているのかを現地で1年間体験してきたいと思っています。
麗澤大学は、前向きで積極的な気持ちさえあれば、充実した大学生活を送れる環境が揃っています。先生方は折に触れて相談に乗ってくれますし、異国での経験が豊富な先生方の話は興味深く世界が広がるきっかけになります。そして自分自身の方向性を決めていくのに多様なヒントを与えてくれる存在だと思います。また、学内にある国際交流のための場所"iLounge"(麗澤大学内にある多言語サロン)へ行けば、様々な国からやってきた留学生やネイティブの先生方と、その国の言葉で語り合い、友達になれます。日本にいても世界を知ることが出来る環境を活用しないなんてもったいない!まずは迷わず、不安なく飛び込んで来てほしいです!きっと皆さんの世界はもっと広がります。