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学長挨拶・式辞

学長挨拶

「知徳一体」の建学の精神を実践し、世界の人々から信頼される人材を育て続けます。


麗澤大学学長 中山 理

麗澤大学は、創立者の廣池千九郎が掲げた「知徳一体」を教育理念としております。これは、知識と道徳は一つに調和すべきものであり、大学での学問も、知識と道徳が車の両輪のように機能して初めて社会に役立つものになるという意味です。現代の世界を取り巻く諸問題に目を向ければ、まさに今こそ「知徳一体」が求められる時代であり、モラルはグローバルな最重要テーマとして、また世界共通の普遍の価値として深く認識されつつあります。本学はこの教育理念を単に理想にとどめずに教育現場で真剣に実践すべく、全学的組織である「道徳科学教育センター」を中心として、カリキュラム化するとともに、学生のリーダーセミナーや学生寮のユニット・リーダー・セミナーなどの学生活動の支援を始め、東日本大震災の復旧支援への本学学生のボランティア活動の基地としても機能しています。

経済学部では、2011年度から「最先端の実践教育プログラム」が展開されており、着実に教育効果を上げています。これは、コンピュータ上に構築された「麗澤大学-排出権取引市場」を使ったビジネス・ゲームのプログラムで、その教育目的は、「持続可能な社会の構築」を近未来社会において、いかに実現するかを思考すると同時に、実践的な経済知識や経営スキルを学生が自ら興味を持って自発的に開発していくことにあります。また、2012年度からは「国際ビジネスコース」をスタートさせ、英語を使って経営を学び、高度な語学力と専門的知識の修得でグローバルに活躍するビジネス・リーダーの育成を目指しています。

外国語学部では、多言語・多文化共生の理想のもと、国際的教養人の育成を目標として、従来の二ヶ国言語修得をめざした「クロス留学」を始め、MLEXプログラム(多言語修得プログラム)や英独学習プログラムなど、多言語・多文化総合カリキュラムが展開されています。たとえば、中国語専攻以外の学生で、中国語を本格的に修得したい学生にために設けられた特別クラス「中国語ハイパークラス」では、学外の中国語コンテストで上位を独占するなど目覚ましい成果を上げています。

また、本学は1985年より大学間協定に基づいた留学派遣を開始し、これまでに多くの学生を海外に送り出してきました。現在は12の国・地域に33の提携校があり、この30年間で3000名を超える学生を海外に派遣し、700名近い留学生を受け入れていますが、全学生数の割合から見ますと、全国でトップ10に入ると自負しています。両学部で学ぶ学生は、専門的な真のグローバル・リテラシーと高い公共性・倫理性を併せもつ次代を切り拓く有為な人材として、どのような経済・景気の環境下であっても、実社会から強く求められる存在であると確信しています。

世界に先駆けて国際的な社会的責任規格であるISO26000の活用を宣言した本学は、持続可能な社会への貢献をめざし、そのミッションのもと、常に新しい教育・研究体制を追求し、それにふさわしいキャンパスの整備を進めています。その中核をなすキャンパス創生の理念は、「仁草木に及ぶ」です。2010年12月に「森との共生」をテーマにした新校舎「あすなろ」が完成したのに加え、2011年3月にはReitaku Student Plaza”はなみずき”が完成しました。さらに、建学以来の伝統的な教育施設である「学生寮」は、2014年から「グローバル・ドミトリー(Global Dormitory)」として生まれ変わりました。そのコンセプトは、歴史と伝統を誇る麗澤教育の中心的機能を尊重しつつ、グローバル化を迎えた21世紀の大学教育にふさわしい“Global Learning Community”(国際的な「学び」の共同体)の形成です。このように自然に豊かで、「学び」に最適な環境の中で、師弟同学-教師と学生が共に学び合う姿勢を大切に、世界の人々から信頼される品格を身につけた人材を育てたい、それが本学の願いです。創造性に富み、確固たる信念を持って社会の様々な問題に立ち向かう学生を心より歓迎します。

麗澤大学学長 中山 理

学長式辞

平成25年度 入学式告辞