お知らせ

イベント
2024.04.11

【開催報告】2024年度英語リベラルアーツスタートアップセミナー「ダイアローグ体験会」開催

 2024年4月5日(金)、外国語学部花田太平准教授のゼミナールの学生(以下ゼミ生)が、英語リベラルアーツ専攻の1年生を対象とした「ダイアローグ体験会」を企画、開催しました。当日はゼミ生、1年生合わせて約80名が参加しました。


花田ゼミ トップ.JPG
小グループに分かれた哲学対話の様子

 ダイアローグとは、直訳すると対話という意味ですが、単なる情報のやり取りだけでなく、話し手と聞き手が受容的に理解を深めながら行う、意識的なコミュニケーションの方法です。ダイアローグの原則や対話実践の基本要素を学んだのち、実際にグループに分かれて複数の対話ワークを実践しました。

 最初に、対話の基本を理解するため、2人1組になり、それぞれ5分ずつ、対話(リスニングワーク)を行いました。初対面の学生同士の対話ワークに緊張してしまい、最初は苦戦している学生も見受けられました。

 ペアでの対話ののち、グループでの対話(哲学対話)に挑戦しました。ぬいぐるみを持った学生のみが話し、次に話をしたい学生は挙手するというルールの下、1人ずつ考えを共有するころには、みなさんすっかり打ち解けているようでした。

 続いて実践したペアリフレクションは、ゼミ生が開発したペアワークです。自分が考える自分の印象を聞き手の学生に話し、続いて聞き手側の学生から自分の第一印象を話してもらうという形式です。あるペアでは「自分では、落ち着いている・あまりしゃべらない人だと思われているように感じる」「第一印象は真面目そうだなと思ったが、話をしてみると全く違うと感じた。逆に話好きそう」といった対話がなされており、ペアリフレクションを通して、1年生同士の自己理解・他者理解が深まっていく印象でした。

  • 花田ゼミ ペアワーク.JPG
    ペアワークの様子
  • 花田ゼミ 全体
    冒頭の花田准教授による説明

 最後に、再びグループになってふりかえりを行い、本体験会は終了しました。ゼミ生が当事者意識を持ち、学生目線でどのようなニーズがあるのかを考え開催した本体験会は、新入生にとって、同期生だけでなく先輩学生とも打ち解けることのできた有意義な時間になりました。

参加学生の感想

【1年生】

「自分の改善点をたくさん知れた。一対一の対話がかなり盛り上がった。」
「同期生とリアルな悩みを共有したり、先輩方から直接アドバイスをいただけたことにより不安が和らいだ。」
「他の人の色々な考えを聞けて良かった。プラスになることが多かった。」

【花田ゼミの学生】

「自分が開発したペアリフレクションで良いリアクションを見ることができて、嬉しかった。対話は一人ひとりの感情に触れるため、初対面同士の1年生が心配だったが、体験会が楽しかったという感想をもらい、やってよかったと思った。」

「初めはみんな緊張していたが、後半になるにつれてリラックスして対話することができた。大学生活での目標などの問いがあり、新入生も対話の中から今後の課題が見えてきたと思う。自分が1年生の時にも体験会があればよかったなと思った。」

花田ゼミ ゼミ生