天津理工大学 [中国]

Tianjin University of Technology
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大学案内

主な対象学部

外国語学部(中国語学習)

所在地

中華人民共和国天津市南開区紅旗南路2 6 3 号
天津理工大学ホームページ

沿革

天津市教育委員会直属の大学で 1981 年に設立。14 学院と4 学部 38 学科を擁する。学生数は約 15,000 名。キャンパス拡充中で、2010 年には 3 万人規模になる予定。

特色

午前中は同大の用意した中国語の授業を週 20 コマ(1 コマ 50 分、1 日 4 時限)履修し、午後は本学のプログラム(中国文化概説・英語)を学習する。また、有料の選択科目(二胡・太極拳・中国画)などもある。

宿泊

原則として二人部屋(マンションタイプ)で、各部屋にエアコン、電話、テレビ、シャワー、トイレ等の設備がある。食堂、洗濯、自炊のための共同設備もある。インターネットは電話回線を利用して使用できる。電話は日本からの直通電話も入る。

生活

北京空港より高速で約 2 時間。北京行きのバスは天津駅発着のものと、大学近くの長距離バスステーション発着のものがある。現代中国の発展の様子を肌で感じられる。
美しい水上公園の西側に位置し、市内の便利な場所にあり交通の便も良い。有名大学の集まる文教地区にあるので治安もよく、日本企業の駐在員も多く住んでいる。大学の付近にはスーパー、レストランなどがあり、生活は便利。物価の安さは有名で、留学生の生活費は北京等に比べて安くすむ。

条件

中国語基礎演習ⅢまたはⅣを修了していること。

留学時期

原則として、2 年次第 2 学期もしくは 3 年次第 1 学期。(半年間)

留学体験談

留学体験記

外国語学部中国語学科 2008年留学 藤田友佳

私は 2008 年 9 月から2009 年 1 月まで中国・天津へ留学しました。天津はオリンピックの開催地にもなりましたが、意外と治安がよく、物価も安い、住みやすい所です。しかし、日本のどの場所とも違い、毎日の食事や人との触れ合いなど、目新しい日々でした。行く前は、中国の粉ミルク事件や反日運動などを報道で見ていたので、受け入れてもらえるのか心配していました。食事も油っぽいと聞いていたので、身体を壊さないか不安でした。しかし、実際に行ってみると食事は美味しいし、中国人は留学生と分かると積極的に話しかけてくれました。
中国語だけで授業を受けるのは初めてだったので、慣れるまで苦労しました。最初は単語が分かる程度で、先生に質問するタイミングをいつも窺っていました。私の入ったクラスは総合と閲読と聴力・口語の3種類の授業があって、特に総合は先生の教え方がうまく、新出単語の小テストが行われたり、3課ごとにテストがあったりと充実していました。その授業の新出単語を使ってその場で作文をする作業は、最初のうちはなかなか文案が浮かばず苦心しましたが、毎回考えているうちに慣れて自分から手を挙げてチェックを受けるようになり、とても勉強になりました。また先生は相談をすると適切な返答をしてくださいますし、検定のテープを貸していただいたり、近所のおいしいお店を教えてもらったりもしました。検定は授業でも重視されていたので、授業中に関連事項を取り扱ってくれたり、クラスメートと勉強について話し合ったりして、短い期間ながら目標にあと4点というところまで辿り着くことができました。
寮は洗濯や炊事が共同なので、そういう場所で挨拶などをしているうちに中国人学生とも仲良くなりました。また寮の階下にある食堂の娘さんと仲良くなり、一緒に遊びに行ってコートを値切ってもらったりしました。学校は雰囲気のいいクラスで、休み時間にテーマを決めて写真を撮って遊んだり、お互いの文化を話しあったり、それぞれに手料理を持ち寄って学校でパーティをしたりもしました。私は調理道具を持っていなかったので、韓国のクラスメートの家で作らせてもらいました。これをきっかけに、このクラスメートとは食事や映画も一緒に行き、楽しく過ごしました。学外でも、いつも行く屋台のおじさんや、商店のおばさんと顔見知りになって、お天気の話などのちょっとした話を笑いながらするのが、とても心やすまる時間でした。
留学へ行くか悩んでいたとき、先生が「勉強をしたいだけなら日本でもできますが、それ以外のことも学びたいなら、留学へ行くといい」と言ってくださったのですが、その通り、慣れない習慣の中に身を置くことは骨の折れることです。ただ勉強をするだけなら、慣れている日本でしたほうが時間を有効に使えることでしょう。しかし私が勉強をしているのは、その慣れない文化のもとで使われている外国語だったので、その文化を身体で感じたいと思いました。今回は幸運にも奨学金をいただける機会を授かったので、留学へ行くことができました。慣れないことに慣れるには時間がかかります。それに慣れるまでじっくりと取り組めた今回の留学は、今後のさまざまな選択に影響力のあるものになりました。
我が目や身体で感じた中国は、世界にはいろいろな考え方があること、それに対応する力が自分にはあることを私に教えてくれました。外国へ出たことで客観的な目で日本を見直すこともできました。常識だと思っていたことが当たり前ではない、それに気付いてみると、なんて自分が周りに依存して、自分を制限してきたかに驚きます。これに気付くことはとても大切だと思います。なぜなら、自分の可能性が広がり、何もかもが頑張り次第だと思えるからです。いま世界は大恐慌の真っ只中です。こんな時だからこそ、おのおのが広い視野を持ち、自分の理想を思い描き、それに向けた取り組みをするべきだと思うのです。日本だけを見ていると、政治も経済も環境問題も先が見えない思いにとらわれてしまいます。でも、そんな先の見えない問題にも、国を超えた視野で取り組むこと、それも頑張り次第だと知ることは大きな力になります。
今回の留学は、日本とまったく違う中国で戸惑うことも多々ありましたが、人のあたたかさがとても魅力的でした。誰に聞いても同じような反応が返ってくる日本と違って、中国はアタリとハズレの差が大きいけれど、日本の常識で考えて唖然としてないで、相談できる人を探してゆけばいいということが分かりました。辛いときもあったけれど、自分のことや日本のことを、日本にいたときとは違う角度から考えられて、とてもいい経験になりました。今後はこの経験を、勉学や人との付き合い、就職活動などに生かして、これからも精進してゆきたいと思います。