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2012/03/27

オーストラリアでのプレゼンテーション

本学のオーストラリア提携校、オーストラリアン・カソリック大学(ACU)からの要請を受け、去る3月19日と22日、それぞれ同大学のノース・シドニー・キャンパスとブリスベン・キャンパスで講演を行った。

テーマは、本学とボストン大学の学術的コラボレーションの成果として結実した啓蒙書(” Happiness and Virtue Beyond East and West Toward a New Global Responsibility “,TUTTLE,2012)についてである。この講演会が実現したのは、昨年、ACU副学長代行のトマス・マーティン教授が本学を訪れた際、たまたまボストン大学との共同プロジェクトと本書の出版のことに話がおよび、マーティン教授がその内容に非常に興味をお持ちになったことがきっかけだった。

発表者は、同書の編集者でもある私と英語が堪能な堀内一史教授(国際交流センター長)であり、それぞれプレゼンテーションを行った後、フロアーから多くの質問を受け、活発な質疑応答ができた。

詳しい内容については、堀内教授の報告をご参照願いたい。

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 オーストラリアン・カソリック大学訪問報告
国際交流センター長 堀内一史

【訪問目的】

1.ボストン大学人格および社会的責任研究センターとの共著Happiness and Virtue beyond East and West toward Global Responsibilityに関する講演
2.同大学との協定更新のための協議

【訪問内容】

1.ノース・シドニー校訪問
      3月19日 午前9時30分~11時50分


面談した関係者:
Mr. Chris Riley, Executive Director International
Professor Gail Crossley, Executive Dean, Faculty of Arts and Sciences
Professor Peter Steane, Associate Dean International Faculty of Business
Professor Duncan MacLaren, Lecturer, International Development Studies
Professor Greg Craven, Vice Chancellor, ACU Sydney Campus


講演会:3月19日 午後12時~1時30分
      中山学長 (50分)
      堀内     (20分)

ACUノース・シドニー校にて

校舎








写真中央屋根がオレンジ色の建物は副学長のオフィス;その奥が講演を行った教室、食堂などのある校舎

シドニー・タワー、シドニー・ハーバー・ブリッジを臨む









シドニー・ハーバーを臨む

ピーター・スティーンビジネス学部副学部長(国際担当)と








中山学長の講演風景

聴き入る教職員や学生;講義の後多くの質問があり、講義への関心の高さを伺わせた 








副学長室にて。左から国際教育部長クリス・ライリー氏、中山学長、グレッグ・クレイヴン副学長、堀内

レストラン前にて左からライリー氏、ゲイル・クロスリー人文学部学部長、中山学長、ミシェール・ウィロビー地域マネージャー








 

 

2.ブリズベン校訪問

 面談した関係者:
Ms. Sue Woods, International Office Manager, International Education
Ms. Donna Cook, Academic Manager, English Language Centre
Professor Andrew Buck, Associate Dean, Faculty of Arts
Professor Jim Nyland, Associate Vice-Chancellor


講演会:3月22日 午後1時~2時
    中山学長 (35分)
    堀内   (20分)

ジム・ナイランド副学長代理と歓談する中山学長









講演会を知らせるポスター

講演で9つの徳目を説明する中山学長 

講義に聴き入る教職員や学生

講演会の後、聴講した学生との記念写真

アフタヌーン・ティーの会場にて左から2番目はナシアー・バトラスビジネス学部准教授 、中山学長の左隣はスー・ウッズ国際教育部課長
























【所見】

 シドニーとブリスベンはオーストラリアの西海岸に位置する降雨量の少ないことで知られる地域である。しかし昨年来降雨量が増え、洪水被害まで出たことは日本でも新聞やテレビで報道されている通りである。今回の訪問でも、予想していたとはいえ、シドニーでの最終日を除けばほぼ曇りか雨。生憎の天気であった。

 こうした天候とは裏腹に、今回の訪問は大成功であった。次の三つの点で極めて意義深いものとなった。

 第一に、本学の提携校であるACUの副学長代行(研究担当)トマス・マーティン氏の要請で中山学長の訪問と講演が実現し、2カ所での講演が大盛況に終わったことである。マーティン氏が今後の両大学の提携関係拡大を模索するために昨年本学を訪問された際、中山学長が共著本Happiness and Virtueの原稿のコピーをお見せになったところ、多大の関心を示され、推薦の言葉を寄せてくださることになり、これが切っ掛けで今回の講演は実現した。

 両会場での講演で、中山学長は共著本執筆の経緯、章の組み立てを述べた後、ご自身の担当章であるCourage「勇気」について具体的な事例を挙げながら解説し、最後に東日本大震災の際の在日米軍によるトモダチ作戦などの例を挙げ「感謝の念と義務の意識は国境を知らない」と結論した。講演の後には多くの質問が寄せられた。幸い、学長から是非発表するようにと時間をいただいた堀内は、「Wisdom知恵(叡智):日本的倫理と資本主義の精神」というタイトルで20分ほど発表させていただいた。

 第二に、ACUとの提携関係の充実・拡大が実現した点である。グレッグ・クレーヴン副学長は3年前から戦略的に大学を改革し学生を130%増やすことに成功した。改革の1つの柱は大学の国際化であり、昨年マーティン副学長代行が本学を訪れたのもその一環であった。ACUへはおよそ10年にわたって語学留学や学部への専門留学を希望する学生を派遣してきたが、ACUの学生を受け入れる相互の学生交換はなかなか実現せず、長年の懸案であった。しかし今回、学術交流、教員の交換、授業料免除を伴う学生交換留学を2014年から実施することで合意に達した。提携拡大の骨子は次のとおりである。


1)経済学部に加え、外国語学部を含む大学間の協定書を締結する。

2)留学生の相互交流を推進する。
    ① 授業料免除を伴う交換留学制度を確立する。
    ② 授業料の支払いを伴う留学生派遣および受入れを推進する。
    ③ 英語による授業の充実を図る。

3)学術交流・研究交流を推進する。
  道徳教育、ビジネス・エシックスの分野での研究協力を推進する。


 第三に、現地コーディネータの松浦典子さんにお礼ができたことである。ブリスベンにあるクイーンズランド大学の語学研修課程ICTE-UQへは過去10年以上にわたって短期研修や長期研修で学生を派遣してきたが、常に学生の世話をしてくださったのは、他ならぬ松浦典子さんであった。ホームステイ先と学生とのミスマッチの際の交渉は勿論のこと、事あるごとに世話をしていただいている。そればかりか、必ず一度は学生をご自宅に招いてカレーやバーベキューを振る舞い、よきお母さんぶりを発揮してくださっている。今回の訪問でお礼がしたいという中山学長のお計らいで現在ICTE-UQに留学中の学生二人との夕食会、そしてクイーンズランド工科大学の英語研修課程で英語のスペシャル・プログラムのコーディネータをされているご主人マイケル・ミラーさんと松浦さんをご招待し、ブリスベン郊外のジャーマン・クラブでドイツ料理に舌鼓を打った。

 本学とオーストラリアン・カソリック大学との提携関係がますます充実することを祈念して報告を終えたい。