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2012/10/03

グローバル人材育成を目指し、マレーシアでの拠点づくり

麗澤大学は、これまで海外の高等教育機関と積極的に学術・教育の分野で交流を深めてきた。その歴史を振り返れば、昭和57年に台湾の淡江大学と学術交流協定を締結し、単位互換制度に基づく学生の相互交流を開始したのを皮切りに、昨年度までに3,061名を派遣し、672名を受け入れてきたという実績がある。

これからの高等教育のグローバル化を考えたとき、今日、特に台頭が著しいASEAN諸国との交流は、本学にとってもすこぶる重要な意味を持ってくるであろう。そこで本学では、言語別使用人口で世界第9位を占める「マレー・インドネシア語」圏に的を絞り、とくにこれまで政府派遣留学生を受け入れてきた実績を持つマレーシアとの交流プログラムを企画しているわけである。

早速、同プログラムの実現のために、小野副学長、ラウ・シン・イー経済学部教授、畑野学長室幹事(総合企画部長付)がマレーシアの関係大学を訪問しているので、その報告をご紹介したい。

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マレーシア大学等訪問出張報告         

                                    麗澤大学 総合企画部部長付・学長室幹事 畑野龍一郎   


【訪問目的】

1.マレーシア国立各大学との交流協定に関する打合せ
2.高等教育省訪問・学生交換留学に関する打合せ


 【訪問先】

1.マラヤ大学 (UM) 9月19日

  面会・面談した関係者

Professor Dr.Mohd Hamdi Bin Abd Shukor,Deputy Vice-Chancellor

Vigneshree King ,Assistant Registrar  Chancellery

Zarina Zainol Abidin, Director  Internarional and Cooperate Relation Office

Noor Lailatul Marini Binti Kamal Amir, Pejabat Hubungan Antarabangs&Korporat


 

2.マレーシア・プトラ大学 (UPM) 9月19日


面会・面談した関係者

Jamil Bojei, PhD, Deputy Dean

Wan Azman Saini Wan Ngah,PhD,Departmment of Economics and Management


 

3.マレーシア・サラワク大学(UNIMAS) 9月20日

 面会・面談した関係者

Prof Datuk Dr Khairuddin Ab Hamid, Vice Chancellor

Shazali Abu Mansor ,Dean, Faculty of Economics and Business

Chin-Hong Puah, Associate Professor,Head of Department ,Faculty of Economics and Business

Evan Lau,Senior Lecturer ,Faculty of Economics and Business

Jamal Abdul, Nassir Shaari, Senior Lecturer ,Faculty of Economics and Business

Mohd. Affendy,Arip, Lecturer ,Faculty of Economics and Business


上記のJamal 氏とAffendy氏は麗澤大学大学院で博士課程を修了、PhDを取得されている。

 UNIMASでは、ラウ・シン・イー教授が大学院経済学研究科の学生20名に特別講義を実施。階段教室では、マレーシアおよび国際経済とイスラミックファイナンスに関する講義および質疑応答が行われ、聴講生から質問が飛び交っていた。終了後の懇親ティーパーティでは、各国からの留学生から歓迎された。


 

4.マレーシア・サインス大学(USM) 9月22日・23日

 面会・面談した関係者

Ajindar Kaur,Deputy Registrar, Academic &International Affairs Chancellory

Syahnaz Riza Sukor, Assistant Registrar, Academic &International Affairs Chancellory

Farah Man, Assistant Registrar, Academic &International Affairs Chancellory

Boopalan Soundraraju, Assistant Administration Officer, Academic &International Affairs  International Office

Kelana Ahmad ,Acting Deputy Dean , School of Languages,Literacies and Translation

Koay Swee Peng ,Consultant Associate,School of Computer Science

上記のPeng氏は、麗澤大学別科を修了後、慶應義塾大学大学院に進まれ、帰国後、ペナンにてコンピュータ関係の会社を起業され、USMの客員研究員としても活躍されている。


 

5.マレーシア工科大学 (UTM) 9月24日

 面会・面談した関係者

Chiken  Kinoshita,PhD,Deputy Dean(Liaison &Internationalization)

Mamiko Terakado, JICA Expert,Project Coordinator

お会いしたお二人は、日本政府とマレーシア政府の提携でUTM内に建設されたマレーシア・日本工科学院(MJIIT)担当である。UTMは、マレーシア半島の南端にあるジョーホール・バルに本校があり、今回訪問したのはクアラルンプール分校であるが、敷地規模は東京大学柏キャンパス以上のスケールであった。


 

6.マレーシア政府・高等教育省 Ministry of Higher Education 9月24日

 面会・面談した関係者

Rohayudin Bin Abdul Rashid , Principal Assistant Director Education Malaysia Division

Nor Zairina Binti Zainal Abidin, Assistant Director Education Malaysia Division


日本の文部科学省にあたる官庁であるが、マレーシアは、2004年から、初等中等教育省と高等教育省を分離、大学の質管理に徹底的に取り組んでいる。
国立大学は現在20校、私立大学は40校程度である。これらがUniversities であり、ほかに500校以上のColleges がある。これは設置基準の違いであり、また取得学位が前者はDegreeであり、後者はDiplomaの違いがある。
今回訪問した大学について、どれもマレーシアでの超有名校であり、最高水準の大学であるとのコメントをいただいた。
本学がマレーシアの大学と学生・教員等の相互交換協定する際は、是非応援したいという言葉も頂き、心強く建物を後にした。
この省が入っている建物は、首相府・政府関係の敷地にあり、これも非常に広大で、霞が関を想像して現地入りしたのだが、スケールの違いに圧倒された。



【報告・所見】

 麗澤大学の世界展開力事業の一環として、9月19日から本学の小野副学長、ラウ・シン・イー教授、総合企画部 畑野の3名がマレーシアの各大学を訪問した。

学生・教員の相互交換プログラム等の打ち合わせを行って帰国した。

首都クアラルンプールのマラヤ大学(UM)、マレーシア・プトラ大学(UPM)、サラワク州にあるマレーシア・サラワク大学(UNIMAS)の3大学で打ち合わせを行った。UMは副学長、UPMは副学部長、UNIMASは学長と面会した。UNIMASでは、さらにラウ教授が、同校大学院にて特別講義を行い、終了後、聴講の学生とティーパーティにて懇談した。

上記3大学とは、いずれも学生の相互交換・交流プログラムに関する合意が成立した。

今回訪問した各大学は、英国タイムズ・ハイヤーエデュケーション(QS)のアジア大学ランキングの上位校で、マレーシア国内のトップ校である。


本事業プログラムは、昨今の学生の「内向き志向」を「外向き志向」に転換し、英語、更にマレー語を修得させ、本学の学是である「多文化多言語」化を実現すること、海外企業で学生のグローバル・インターンシップを実施するための準備の意味がある。

本学では、2013年度より、国際学生寮「グローバル・ドーミトリー」をオープン、外国人学生と日本人学生との相互交流によるシナジー効果によりグローバル化をより一層推進するための仕組みを強化していくことを各校で説明した。これについては、各校とも本校のさらなるグローバル化への取り組みに強い理解が示されたと考える。

小野副学長、ラウ教授は、授業のため、3日間で帰国された。

マラヤ大学副学長(左)との記念品交換

ラウ教授による特別講義(マレーシア・サラワク大学にて)

マレーシア・サラワク大学長(左)との懇談















その後、9月23日~25日と、畑野がペナンにあるマレーシア・サインス大学(USM)、クアラルンプールにあるマレーシア工科大学(UTM)敷地内のマレーシア・日本工学院(MJIIT)、マレーシア高等教育省(KPT)を訪問。

USMは副学部長、MJIITは国際担当副学部長、KPTは主席審議官と面会。

マレーシアの高等政策事情、および学生の相互交換等の打ち合わせを行った。

マレーシアの文部科学行政では、初等中等教育は「教育省」、高等教育は「高等教育省」が監督官庁になっている。

全ての訪問校では、学長および学部長に本学の中山学長の著書“Happiness and Virtue”を贈呈。各氏は、興味深げに著書を手に取り、頁を捲っており、英語での著書は、世界での通用性が高いことを実感した。

本学とマレーシア各大学との提携関係がさらに強化されることを祈念して報告を締めくくりたい。

マレーシア・サインス大学国際関係局次長(左)とともに

マレーシア高等教育省