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2016/01/27

麗澤大学で創立者生誕150年を祝うプレ記念行事を開催

博士49歳

廣池千九郎博士

 廣池千九郎生誕150年を迎えるに当たり、本学が取るべき基本的なスタンスは、「伝統」と「革新」であり、その場合の伝統とは、グスタフ・マーラー(Gustav Mahler)がいみじくも述べたように、「伝統とは火を守る(伝える)ことであり、灰を崇拝することではない」ということである。その第一歩として、麗澤教育の原点である廣池博士の遺志に立ち戻りながらも、同時に現代において社会的責任を果たす高等教育機関として、いかにそれを学習・教育・研究の分野で展開していくかを考えることから始めたい。

  道徳・倫理の科学的研究とそれを基盤としての啓蒙活動にその生涯を捧げた廣池博士は、たえずグローバルな視点を念頭に置き、世界の人々の安心、平和、幸福の実現を目的とする諸活動を計画していた。たとえば、昭和4年の「モラロジー大学設立の理由書」では、「この計画はただ独り日本に止まらず。予は近く欧米を巡回し・・・・その各自の国々に当該大学を設立すべきことを勧誘する」という遠大な計画が明らかにされている。それを裏付けるように、「大阪における産業および経済振興講演会の趣意書」でも「(廣池)博士は本書(『道徳科学の論文』)」英訳の完成を持ち欧米を遊歴して、かの地の最高識者と共に現代世界人心の安定に関して謀議する所あらんとして、目下日夜その準備に努力いたしております」との記述が見受けられる。しかし、昭和6年、新潟県の栃尾又で大患にかかった創立者は、同年9月16日の『日記』に「今春、栃尾又にて大患の時、いのちあらば渡欧を止め・・・まず日本を開発し、つぎに外国に及ぶべしと誓えり」と記しているように、道徳・倫理の教育活動と学術的研究を通して海外の教育機関や識者と対話を行うという計画を断念せざるを得なかったのである。

 そこで本学では、道徳と倫理に関する学習、教育、研究のグローバルな展開を「創立者生誕150年記念年」のテーマに掲げ、本年は以下のようなプレ・イヴェントを計画し、実施した。

◆  2015年実施のプレ・イヴェント等

《海外高等教育機関等での講演・シンポジウム》

・2月     シンガポール ナンヤンポリテクニク(本学提携校)での講演
            講演テーマ:What is the “secret” of the longevity of Japanese enterprises? 
                              — discerning the contribution of morality to business —

・7月     ドイツ イエーナ大学(本学提携校)での講演
           講演テーマ:“Tradition is to pass on the flame, not worship the ash”(“Tradition ist Bewahrung des Feuers und nicht Anbetung der Asche”by Gustav Mahler)—-from a viewpoint of Japanese traditional culture, business and morality—


・10月   アメリカ セントマーチンズ大学(本学提携校)での共同シンポジウム
           シンポジウム・テーマ:Higher Education for the Sustainable Future: Perspectives Across the Pacific

・12月 ベトナム国家大学ホーチミン市校人文社会科学大学(本学提携校)に道徳研究センターが設立
     開所式に参加

・12月   ベトナム国家大学ホーチミン市校人文社会科学大学(本学提携校)での共同国際シンポジウム
            シンポジウム・テーマ:宗教の寛容性と道徳

《海外高等教育機関等との共同研究》

・ミズーリ大学の「品性・市民性センター」(Center for Character & Citizenship)とともに品性教育に関する共同研究      研究テーマ:道徳教育のインパクトを測定するツールの開発

・イギリス・バーミンガム大学の「品性・価値ジュビリー・センター」(The Jubilee Centre for Character and Values)との共同研究

《国内での研修会・講演会等》

・8月 柏市教職員研修会(道徳)
     高校教員のための道徳教育講座

 

桜並木:S25年(1950)

1950年(昭和25年)の桜並木

IMG_1970

現在の桜並木