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2016/06/14

日本人口学会第68回大会を開催<公開シンポジウム「人口政策の成り立ちを考える 〜Linking Past to Present〜」>

A4チラシ01G 6月11日(土)、日本人口学会・麗澤大学共催、廣池千九郎生誕150年記念事業として公開シンポジウム「人口政策の成り立ちを考える~Linking Past to Present~」が校舎「かえで」1503教室で開催されました。はじめに、開催校を代表して中山学長がスピーチをし、学会関係者、参加者を歓迎しました。続いて、4名から報告、パネルディスカッションと続き、盛会のうちに終了となりました。

<公開シンポジウム> 「人口政策の成り立ちを考える~Linking Past to Present~」
【開催日時】     6月11日(土)15:00~18:40
【組織者】        加藤 彰彦(明治大学)・黒須 里美(麗澤大学)
【座長】           原 俊彦(日本人口学会会長・札幌市立大学)
【報告者】       沢山 美果子 (岡山大学)
              大塩 まゆみ (龍谷大学)
           藤田 菜々子 (名古屋市立大学)
              杉田 菜穂 (大阪市立大学)

学長挨拶

●IMG_4635 本日、日本人口学会と麗澤大学との共催で、廣池千九郎生誕150年記念事業として公開シンポジウムを開催できますことは、私どもの心からの慶びとするところでございます。

 本学と人口学との関連につきまして、ひとこと申し上げますと、本学の経済学部には人口学を専門にするお2人の先生が在籍されておられました。一人は、日本の人口学の第一人者で、本学名誉教授の河野 稠果先生、もう一人は、同じく本学の名誉教授で文化勲章を受章された速水融先生です。特に、後者の速水先生は、1995年から10年間、新宿にあります麗澤大学東京研究センターを本拠地に研究活動を展開されましたが、ご退職に伴い、先生が半世紀近く収集されてきた歴史人口学関係の膨大な資料を麗澤大学に寄贈されました。その資料と申しますのは、徳川時代の1500ヶ村近い宗門改帳を中心とするもので、現在、本学の図書館で「歴史人口学アーカイブ(麗澤アーカイブズ)」として収められています。

 このアーカイブという言葉は、本学にとりまして特別の響きをもっております。というのも日本で最初に「アーカイブ」の設置を提唱した民間の学者が、何を隠そう、本学の創立者、廣池千九郎だったからです。そのことが指摘さているのは、安藤正人・青山英幸編著『記録史料の管理と文書館』(北海道大学図書刊行会 1996年)という、文書館員グループによる共同研究の成果をまとめた書物です。同書では、九州大分県の中津出身の廣池千九郎が『中津歴史』(1891年・明治24年出版)という歴史書を執筆する際にアーカイブズを設置すべきと提言した経緯が紹介され、「1890年代初めに最初に在野の歴史研究者広池千九郎がアーカイブズの設置を提唱し、次いで官学アカデミズムの西洋史研究者箕作元八らが・・・『記録局』設置を求めた」と、廣池の先見性に言及されているのです。
●IMG_4698 そのような経緯を踏まえて、本日の公開シンポジウムのテーマ「人口政策の成り立ちを考える~Linking Past to Present~」を拝見しますと、特に副題の“Linking Past to Present”は、まさに日本人口学会と麗澤大学との共催で開催する廣池千九郎生誕150年記念事業として、これ以上ふさわしいものはないといえる行事だと思えるのです。というのも廣池の歴史学と日本の人口学が、まさにアーカイブという座標軸の上でつながる、すなわち過去と現在がつながる知的座標軸が本シンポジウムで構築されるからでございます。

 さらにもう一言付け加えさせていただきますと、組織者の黒須先生は、本学の大学院で言語教育研究科の研究科長の重責を担われているだけでなく、国際的な学問的研究においてもすぐれた業績をあげられ、また学生にも非常に人気があり、文字通り本学のロールモデル的な先生です。それに対し、学長職にありながらも、この体型に似合わず、控え目な私は、黒須先生のウーマンパワーにはいつも圧倒されているわけですが、本日はご覧のように、主催者側の男性陣は加藤先生と原先生と私の三人であり、報告者はすべて女性研究者の先生方でございます。報告者の沢山先生、大塩先生、藤田先生、杉田先生は、いずれも劣らぬエース級の先生方だと伺っておりますので、私がいつも感じているパワーの4倍のパワーで、今までにないような有意義でエポックメイキングなシンポジウムになるのではないかと期待に胸を膨らませております。
最後に共催校を代表して、このシンポジウムの成功を祈念し、ご挨拶の言葉といたします。