教職員
2020/12/22

【前編】オンライン授業に初潜入!
授業動画をYouTubeで限定公開。自分のペースで、理解できるまで視聴できます

【前編】オンライン授業に初潜入!授業動画をYouTubeで限定公開。自分のペースで、理解できるまで視聴できます
森田 龍二
経済学部 経済学科 助教
東京都出身。早稲田大学大学院経済学研究科修士課程修了。いすゞ自動車株式会社企画・財務部門、資格スクールの株式会社東京リーガルマインド(LEC)の専任講師などを経て2019年より現職。LEC時代は経済学や会計学の収録講義をメインに行い、そのノウハウを現在のオンライン授業にも活かしている。「経済学が好きで、教えることが好き。今の仕事は天職です」。
目次

    麗澤大学は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2020年5月より、インターネットを使ったオンライン授業をスタートしました。オンライン授業とは実際どういうものなのでしょうか?授業の様子や先生方の取り組み、学生の反応などをお届けします!

    今回ご紹介するのは、森田龍二先生が担当する、経済学部2年次の「ミクロ経済学」。ミクロ経済学をしっかり学びたい学生をはじめ、経済学検定、公務員試験を目指す学生など約40名が履修しています。授業の内容は、ミクロ経済理論の解説と公務員試験などの問題演習・解説がメインです。前編では、オンライン授業の様子をレポート。さらに、オンライン授業に取り組む上での工夫やこだわりについて、森田先生へのインタビューをお届けします!

    再生回数で学生の視聴状況をチェックしています

    • 森田先生①.jpg
    • 麗澤大学のオンライン授業にはリアルタイム型授業とオンデマンド(録画配信、資料提示)型授業があります。森田先生は、授業を収録し、学生が視聴する「録画配信型」を行っています。授業動画はYouTubeに限定公開としてアップロードし、授業履修者だけがアクセスできます。「再生回数を見て、学生がどのくらい視聴しているのかを確認しています」(森田先生)授業動画の視聴と小テストの提出をもって、出席とみなされます。今回潜入させていただくのは、後期第1回目の授業。森田先生は90分の授業を「①ガイダンス」「②公務員試験(1)」「③公務員試験(2)」「④まとめ」の4つのパートに分けてアップロードしています。

    それぞれにURLがあり、クリックすると授業動画を視聴することができます。では早速、見てみましょう!

    問題を解く時は一時停止。見るだけでなく手も動かす!

    • まずは「①ガイダンス」のパートを視聴。森田先生が画面に現れ、後期の授業の進め方と、オンライン授業を受ける上での心構えをレクチャーします。 「視聴する時間は自由です。ただし、溜めてしまうと挽回するのが大変です。毎週きっちり見ましょう!」「動画を見るだけでは上達しませんよ。手を動かしましょう!毎回ノートを用意し、計算式とグラフをしっかり書いてください」「問題を解く時、考える時は、動画を一時停止して、じっくり取り組みましょう」...と先生のアドバイスから、どうすればオンライン授業を効果的に受けることができるか、イメージが湧いてきます。

    • 森田先生オンライン.jpg

    続く「②公務員試験」と「③公務員試験」は演習です。前期の復習として、公務員試験の問題を解きます。画面に問題が表示され、先生が読み上げます。 「ここで一時停止して、問題を解いてみましょう。前期に使ったノートや教科書、テキストなど、何を見ても構いません」(森田先生) 問題を解いたら、再生。先生の解説が始まります。先生が手書きした計算式とグラフが画面に現れ「皆さん、このようなグラフがちゃんと書けていますか?このブルーの三角形の部分の面積を求めなさい、という問題ですね」とグラフの部分を示しながら、森田先生が説明。教室で、ホワイトボードを使って説明してくれているような感覚です。解説だけでなく「計算式をしっかり書くことも大事ですよ。

    • 森田先生オンライン授業③.jpgのサムネイル画像
    • 書き洩らしたところがあったら、一時停止をして、しっかり書き足してくださいね」と、学生が授業にキャッチアップできるようにフォローも。大事なところは何度も強調してくれるなど、マンツーマンで指導を受けているような印象を持ちました。 演習問題を解いたあとは「④まとめ」です。「今日は『完全競争市場』について、公務員試験の問題を解きました。とくに問われたのが――」と、本日のポイントをおさらい。今日学んだことを振り返ることができます。

    最後に「いよいよ後期がスタートします。今日からまた勉強して、パワーアップしていきましょう!」と森田先生からエールが送られ、第1回の授業は終了しました。

    90分を小分けにして学生の"見る気"をアップ!

    ここからは、森田先生に、オンライン授業ならではの工夫やこだわりを伺っていきます。

    • 動画はいつ、どこで撮影していますか?

      「研究室で撮影しています。学生の皆さんが少しでも見やすいように、画面をできるだけ明るくしたいので、日中の陽のあるうちに撮影するようにしています」

      授業を4つのパートに分けていますが、それはなぜですか?

      「学生の"見る気"をアップさせるためです。90分間動画を見続けるのは、映画でもない限り、私たちにとっても大変ですよね。

    • 森田先生④.jpg

    また、スマホやパソコンの画面を長時間見るのは、それだけで疲れてしまいます。小分けにすれば『15分だけ頑張ろう!』と思えるし、忙しい時も、朝15分間だけ見て残りは夜に見るなど、自分の都合に合わせて見ることができます。また、パートで分けてあれば『微分が理解できている学生はこのパートは省略してもいいよ』などと、学生各々の理解度に応じて飛ばして見ることも可能ですし、復習する時は、見たいパートだけ見ることもできます。実は学生からも、見やすい!と好評なんですよ」

    オンラインでもわかりやすく伝えるために、どんな工夫をされていますか?

    「まず、授業の流れとしては、最初のパートでは前回の復習、最後のパートでは今回のまとめを必ず入れて、学生の理解が定着するようにしています。学生も『はじめに前回の復習があるから、前回何をやったか思い出せる』と、うまく活用してくれているようです。見た目の工夫としては、グラフや計算式は、手書きしたものを使うようにしています。パソコンソフトで作ったほうが見た目はきれいですが、手書きのほうが頭に入りやすいからです。また、細かいことですが、スライドの説明が終わったら、画面を自分に戻すなど、画面に動きをつけるようにしています。動きがないと学生の集中力が薄れてしまいますし、せっかく大事なことを伝えていても、印象に残りませんから」

    • 森田先生①.jpgのサムネイル画像のサムネイル画像
    • 森田先生流のこだわりはありますか?

      「カメラ目線で、学生に訴えかけるように話すことを心がけています。本当のことを言えば、原稿を読むほうが厳密に説明できるのですが、多少の厳密性を欠いても、学生にきちんと伝わる授業をしたいと思っています。学生には暑苦しいって思われるかもしれないけれど(笑)、私たち教員が熱心に語りかけていれば、きっと耳を傾けてくれる、学生に届くと信じて収録に臨んでいます。収録後は、YouTubeにアップロードしたものを自分でもチェックして、もっとこうしたほうがわかりやすいな、など気になるところがあれば、撮り直すこともあります。

    手間はかかりますが、その分クオリティを上げることができるのは、録画配信型授業の良いところだと思います」
    ありがとうございました!後編は、オンライン授業や今後の授業の在り方について、引き続き森田先生にお話を伺います。

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