キャリア・企業との関わり
2016.10.21|最終更新日:2021.07.14|

失敗を恐れず、一歩前へチャレンジする

失敗を恐れず、一歩前へチャレンジする
山口 真道
三井住友銀行 柏法人営業部 部長
新潟県出身。大学卒業後、同行に入行。東京、名古屋での勤務を経て、キャリア開発など社員教育を担当。その後、埼玉法人営業部を経て、2016年4月より、柏法人営業部の部長に就任。大学時代にはアメリカンフットボール部に所属。趣味はゴルフ。
目次

    会社の経営・戦略を同じ目線で考える

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    銀行というと、お金をお預かりして、お金を貸すというシンプルな業務を思い浮かべる方が多いでしょう。確かにそれが銀行のビジネスの根幹ではあります。一方で現在はそれだけでは価値が提供できない時代になっています。高度成長期の日本は、銀行から資金を調達して、投資をすれば多くの企業が成長できました。でも今は資金調達そのものよりも、どの分野にどのように投資していくかという戦略が非常に重要です。このような社会的背景もあり、銀行は新しいビジネスモデルを模索している時代にきていると感じています。

    現在、私が担当している法人営業部という部署は、企業の事業展開を金融面からサポートするのが主な業務です。特に柏法人営業部では、中堅・中小企業のオーナー、経営者の方々と接することが多いので、できるだけ同じ目線に立ち、会社の経営・戦略を一緒になって考えることを常に意識しています。銀行の論理や目先の話をしているだけでは、本当の意味でのパートナーになってはいただけませんから。

    時代の変化に柔軟に対応できる人を求めています

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    1年前には大成功だったことが、今では全く通用しないことも珍しくない程、世の中の変化が早く、激しい時代です。それだけに、異質と感じるものも受け入れて、自分のパワーに変えたり、そこから新しい発想に繋げられる人材を求めています。そのためには当然、コミュニケーション能力や語学力、異文化理解といったグローバルな力が必須になってくるでしょう。学生時代に留学を経験して、日本にはない価値観やアイデアなどに触れ、柔軟な発想やイノベーティブな思考、創造性などを持つことは、これからの社会で働く上で、非常に重要になってきます。麗澤大学は海外からの留学生も多く、グローバルな教育を行っている一方で、道徳といったモラルを軸にした教育にも取り組んでいらっしゃる。

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    そうした環境で身につく力は、私共のような銀行でも非常に重要な能力になると思います。

    麗澤大学には何度も伺ったことがありまして、緑が多く自然豊かで、学ぶ環境としては素晴らしいと思います。また、通われている学生さんも真面目な印象で、なんというか、"スレ"てない。とても好印象ですね。

    今、一緒に働いている同僚に麗澤大学を卒業した岡本 諒子さんがいます。岡本さんは人間としてのバランス感覚にとても優れていると感じています。きっと麗澤大学で培われたものもあるのでしょうね。

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    岡本さんは、ビジネスキャリア職という、いわゆる営業担当の職員をサポートする仕事をしていますが、場面によっては彼等をうまくマネージメントする仕事でもあります。部活動でいえばマネージャーのような存在ですが、実際には彼等の方が操られているのかもしれませんね(笑)。とくに近年は、入行して、結婚した後も、育児休暇を取得しまた職場復帰。その後は時間短縮で勤務するなど、ライフステージに合わせて働き方が変えられるように社内環境が整備されていますから、これまで以上に女性の活躍にも期待しています。

    真剣に打ち込んで悩んだり、ぶつかったりする経験を

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    私の部署にも若いフレッシュな職員が多いのですが、最近の若い方はとても素直で勉強熱心な方が多いと感じています。とても素晴らしいことなのですが、そうした熱心さが時に、物怖じしたり、一歩引いてしまったりと消極的になってしまうこともあります。是非、学生時代から失敗を恐れず、躊躇せず、一歩先へ踏み出すようなチャレンジを積極的にしてもらいたいですね。「楽しい」だけでは、なかなかその先の喜びに到達することは出来ません。勉強でも留学でも、アルバイトでもボランティアでも、何でもいいので、真剣に打ち込んで悩んだり、ぶつかったりして、その先にある喜びを数多く経験していただきたい。

    そうすれば生涯付き合える仲間もできるでしょうし、社会人になってからも、その経験はきっと活きてきます。その先にある何かを見つけることも出来るでしょう。

    自分のやりたいことを、自分で切り開いていくという姿勢で「人生」に臨めば、たとえ目標が達成できなくても、また次の目標をすぐ見つけ、それに向かって前進するというサイクルになるはずです。是非、そんな前向きな姿勢で社会に出ていただきたいと思いますし、私自身、そうした方と共に働く機会を今から楽しみにしています。

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