教職員
2016.01.19|最終更新日:2022.03.31|

専門性は武器になる!社会に出るための、一石二鳥の専攻です。

専門性は武器になる!社会に出るための、一石二鳥の専攻です。
中島 真志
経済学部 経営学科 教授
中島教授は25年にわたって日本銀行に勤務。その後、FISC(金融情報システムセンター)やBIS(国際決済銀行)を経て、2006年4月より麗澤大学で教鞭をとる。専門分野は「決済システム」であり、この分野ではわが国の第一人者とされる。主な著書に、「決済システムのすべて」「証券決済システムのすべて」「Payment System Technologies and Functions」などがある。また、日本の大学で一番多く利用されている金融論のテキストである「金融読本」の改訂も手掛ける。各種審議会の委員のほか、財務省、金融庁での研修講師も務める。 趣味はジャズで、学生時代は自らもフルートやサックスの奏者でもあった。

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目次

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    みなさんは、本屋さんで「会計・ファイナンス入門」や「日商簿記3級」、「ファイナンシャルプランナー技能士2級」などの参考書が並んでいるのを見たことはありませんか。最近、このような参考書の量も種類も増えています。つまり、世の中で会計やファイナンス(=金融)についての専門的な知識が求められているということですね。私の指導する会計ファイナンス専攻では、その名の通り、「会計」と「ファイナンス」の両方について学ぶことができます。まさに一石二鳥の専攻といっても、いいかもしれません。

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    この専攻では4年間で、「日商簿記」と「ファイナンシャルプランナー技能士」という2つの資格の取得を目指します。どちらも国家資格にも準じる資格なので、取得すれば自信にもなりますし、社会に出てすぐに生かせるスキルを身につけることができます。会計とか金融と聞くと、難しいことのように感じるかもしれませんが、実は「誰もが難しい」と感じているものの方が、逆にチャンスなんです。たくさん人がいる中で、資格という武器を持っているとそれだけで目立つことができますから。「金融について勉強している」と言えば、周りの人たちも「おっ」と思うはずです。また、生涯のライフキャリアを考えたときも、資格は役に立つと考えています。長く働きたいと思っている方にはとてもオススメです。


    高校生のみなさんにとって、会計やファイナンスについての勉強は、ほとんどゼロからのスタートだと思いますが、今まで特に得意教科がなかった人でも、一発逆転が狙えます。数学的な技術については、割り算ができれば問題ありません。卒業生の中には、私たちも驚くぐらい成長した学生がたくさんいます。例えば、「日銀グランプリ」という金融に関するコンテストで、全国の一流大学を抑え、120チームの中で優勝した学生たちもいます。彼らだってはじめは、特に優秀というわけではなく、普通の学生でした。みなさんも会計ファイナンス専攻で、専門性の高いスキルを身につけて、社会に出るための武器を磨いてください。

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