中島 真志
中島 真志 (NAKAJIMA, Masashi)
職名
教授
学部
経済学部
学科
経済学科
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専門分野

・金融システム・決済システム

研究テーマ

・資金決済システム
・証券決済システム
・仮想通貨
・ブロックチェーン
・デジタル通貨

学歴

・一橋大学法学部 卒業

取得学位

・博士(経済学)(埼玉大学)

受賞歴

・教育奨励賞(麗澤大学)

主要経歴

・麗澤大学大学院経済研究科 教授
・麗澤大学経済学部 教授
・日本銀行(調査統計局、金融研究所、国際局、金融機構局などに勤務)
・国際決済銀行(BIS,スイス)
・(財)金融情報システムセンター(FISC)調査企画部長
・早稲田大学・法学部 非常勤講師
・慶應大学・経済学部 非常勤講師

著書

・『アフター・ビットコイン2:仮想通貨 vs. 中央銀行』 単著 新潮社 (2020.06.30)
・『アフター・ビットコイン』 単著 新潮社 (2017.10.30)
・『外為決済とCLS銀行』 単著 東洋経済新報社 (2016.02)
・『入門 企業金融論』 単著 東洋経済新報社 (2015.02)
・『金融読本(第31版)』 共著 東洋経済新報社 (2020.03.25)
・『決済システムのすべて(第3版)』 共著 東洋経済新報社 (2013.03)
・“Payment System Technologies and Functions” 単著 IGI Global (2011.07)
・『SWIFTのすべて』 単著 東洋経済新報社 (2009.07)
・『証券決済システムのすべて(第2版)』 共著 東洋経済新報社 (2008.05)

学術論文

・「リテール決済改革の世界的な2大潮流について」
『季刊 個人金融』2018年冬号 単著 ゆうちょ財団 (2018.2)
・「リテール決済改革の世界的な潮流について」 『麗澤経済研究』第24巻 単著 (2017.2)
・「OTCデリバティブ市場になぜ清算集中は必要か?」 『証券経済研究』 第76号 単著 (2011.12)

その他

・フィンテック・サミット(FIN/SUM)において「トークンエコノミーにおけるCBDCの役割」について報告 単独 日本経済新聞社 (2021.03.16)
・日本金融学会において「中銀デジタル通貨のインパクトとデジタル円への期待」について報告 単独 日本金融学会 (2021.03.27)
・「ケインズ学会」において「中銀デジタル通貨と金融政策」について報告 単独 ケインズ学会 (2020.12.05)
・「国際金融研究会」(於中央大学)において、「リブラ vs デジタル人民元」について報告 単独 国際金融研究会 (2019.12月)
・「日本金融学会」の「国際金融パネル」において、「外為決済リスクとCLS銀行の役割」について報告
単独 日本金融学会 (2018.05.27)
・国際会議「World Knowledge Forum」(2018年10月、韓国)に登壇し、「アフター・ビットコイン」について講演
単独 World Economic Forum (2018.10.11)

先生をもっと知りたい

教員プロフィール

日本銀行に25年間務めたあと、麗澤大学で「金融論」や「企業金融論」を教えています。日本銀行では、調査統計局、金融研究所、国際局、金融機構局などで中央銀行の政策や業務に関して幅広い経験をしました。また、スイスにある国際機関である「国際決済銀行」(BIS)にも勤務して、グローバル・スタンダード作りにも従事しました。
 専門分野は「金融」です。中でも「決済システム」についての研究を究めようとしています。専門分野の著作である『決済システムのすべて』『証券決済システムのすべて』『SWIFTのすべて』『外為決済とCLS銀行』などは、金融業界における決済関係者の必読書となっています。一方、金融分野のテキストとして『金融読本』(累計42万部のロングセラー)や『入門 企業金融論』を書いています。これらは、多くの大学で教科書として使われているほか、本学での授業でもテキストとして利用しています。

教職員への一問一答

好きな言葉(座右の銘)を教えて下さい。
『着眼大局 着手小局』です。物事を大きな視点から見て、小さなことから実践するという意味です。「着眼大局」で世界情勢を語っていても、日々の実践が伴わなくてはダメですし、逆に「着手小局」だけで、目の前のことばかりやっていて、物事を広い見地からみることが見ることが抜けてもダメです。両方のバランスをとっていくことが大事だということでしょう。
英語では、”Think Globally, Act Locally”(グローバルに考えて、ローカルに行動せよ)という同じような言葉があることを知りました。こちらも好きな言葉です。
1週間の休みと100万円が自由に使えたら、どこで、何をしますか?
昔、勤務したスイスに行って、思う存分、山歩きがしてみたいですね。スイスは、たくさんのハイキング・コースが整備されており、山やアルプス(牧草地)の眺めが楽しめます。
特に、アイガー北壁の下にあるグリンデルワルトやマッターホルンの眺めが楽しめるツェルマットにゆっくり滞在してみたいですね。山歩きのあとに、峠のレストランで飲む「パナシェ」(ビールのレモネード割り)は最高です。
過去の1日で、「もう1度やり直せる日」があるとしたら、それはいつで、どうしたいですか?
特にありません。そういうことについては、なるべく振り返らないようにしています。
 「今、ここ」に集中するように心がけています。
大学4年間で「学生に訪れてほしい場所」はどこですか?その理由も教えて下さい。
 ゼミでは、毎年、日本銀行と東京証券取引所を訪れています。現場をみると、金融政策や株式取引にも興味が湧いてきますからね。
 それはさておき、やはり学生時代に海外をみておくことをお勧めします。見方が偏らないように、できれば、アメリカとヨーロッパとアジアをそれぞれ見ておくとよいですね。学生時代は、お金はありませんが、時間だけはたっぷりあります。それを有効に活かしてください。
大学4年間で「学生に読んでほしい本」は何ですか?その理由も教えて下さい。
学生には、「学生時代に100冊の本を読もう」と言っています。1ヵ月に2冊ずつ読むとすると、1年間で24冊ですから、これを4年間続ければ約100冊を読むことができます。ジャンルは問いませんが、今後の人生の指針になるような本に出会えるとよいですね。さっそく、読書帳を作って、読んだ本をリストにしながら、チャレンジしてみませんか。