外国語学部
2020.07.03|最終更新日:2022.06.15|

【前編】<初めての取材から2年>
世界が激変した今も、夢にかける想いは変わらない

【前編】<初めての取材から2年>世界が激変した今も、夢にかける想いは変わらない
宮本 駿貴
外国語学部 英語コミュニケーション専攻 2021年3月卒業
東京都足立区出身。高校時代は野球部の一員として甲子園を目指すも、やむ無く挫折。野球しかない自分を払拭すべく「世界で活躍する国際人になる」ことを新たな目標とし、英語を学ぶために麗澤大学へ。入学後、ホテルの支配人になる夢を見つける。趣味は外国語学習、筋トレ。
※取材時、4年次生
目次

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    過去にインタビューした学生の「その後」をお届けするシリーズ。第一弾は「世界中の人々をもてなすホテルスタッフになりたい!」と、夢に邁進する宮本駿貴さんです。

    2年前、宮本さんがまだ大学2年次の時に初めて取材をし、英語の勉強に打ち込む姿勢や、国内外のホテルのインターンに参加する様子をレポートしました。その後、宮本さんは約8ヵ月のアメリカ交換留学に旅立ち、現在4年生。2年後の彼の「今」と「変化」とは?

    今までの交換留学生がやらなかったことにチャレンジした

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    2019年8月から2020年3月まで※、アメリカのミドルテネシー州立大学に交換留学していました。留学の一番の目的は、単に英語を学ぶだけでなく、「専門性を身につけて他に抜きんでた存在になる」こと。ホテル経営の最高責任者(支配人)を目指す私は、会計や施設管理など、ホテル経営の実践的な知識を幅広い観点から学ぶ「ホスピタリティマネジメント」、コミュニケーションの理論と実践を学ぶ「コミュニケーション研究」の2つの専攻を選択しました。さらに、歴代の交換留学生が挑戦しなかったことを成し遂げたいという意気込みもあり、留学生には難易度の高い、上級生対象の授業を選択。その中で優秀な成績を取ることを目標に定めたのです。

    あえてハイレベルな授業を選択したので、正直、最初は内容を理解するのが大変でした。毎回、膨大な課題が出されますし、教科書を読みこんでから授業に臨まないと、とてもじゃないけどついていけません。

    でも言い換えれば、事前準備を万全にし、課題も確実にこなせば、現地の学生にも負けないということ。語学のハンディがあるならその分、時間をかけて事前勉強に力を注げばいい。留学中は図書館に通いつめ、隙間時間も活用して勉強に励みました。結果、成績はトップクラスに。1科目は惜しくもB+でしたが、それ以外は最高ランクのAを取得することができました。

    ※新型コロウイルス感染症ナの影響で、予定よりも早期に帰国。5月までオンライン授業を受講

    憧れのアメリカでアメリカ文化を満喫!――のはずが!?

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    2年前と比べて大きく変わったことと言えば、アメリカに対する印象です。フランクでスマートなアメリカ文化に、大きな憧れを抱いて留学したのですが、実際に行ってみたら、いい意味でイメージとはだいぶ違いました。たとえば、アメリカの大学生と言えばみな優秀で、真面目に勉強していると思っていたけれど、真面目な学生もいればそうでない学生もいて、日本の大学生と何ら変わりありません。また、一部の人は自分の非を絶対に認めなかったり、融通の利かないところなどもあって、日本人の良さを改めて感じることも。「日本人」としての自分を振り返り、自信をつける貴重な機会となりました。

    今思えば当たり前なのですが、どんな国にも、またどんな人にも良いところと改善すべき点がある。それは文化を越えても変わらないということを改めて感じました。実際に自分の目で見て、触れてみなければわからない多様な面があるとわかったのは、私にとって大きな発見です。

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    留学中は、ドイツやフィンランド、イギリス、オーストリアなどヨーロッパ各国の留学生とも交流し、これが本当に楽しかった!色々な国の人たちと触れ合い、多様な価値観に触れることがこんなにワクワクするなんて、日本にいる時にはわからなかったことです。「こんな発想があるの?」「こんなことしちゃうの!?」と驚きの連続だったけど、だからこそ、学ぶことがたくさんある。こうした経験を経て、将来、ホテル経営をする暁には、グローバル展開するホテルを経営し、異文化に触れ続けていきたい気持ちが強まりました。ところが、留学の最中に新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)が世界中に広がりました。これを機に一気に世界は激変しました。サービス業界は大打撃を受け、コロナ収束後も人々の移動は縮小し、グローバル化は逆行するとの見方もあります。それでも私は、様々な国の人たちをもてなすサービス業に、大きな可能性を感じているんです。

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