【前編】ペットの悲しい現実を変えるため、企業は何ができるか?箱根駅伝を目指す中で「自分で考える」大切さに気づきました

陸上競技部で箱根駅伝を目指しながら、経営専攻で経営学を学んできた小林さん。「将来、家業であるペットショップディーラーグループの運営を担うであろう立場。そのために必要な経営の基礎を、大学4年間で学ぶことができた」と言います。 麗澤大学でどんな学びや成長があったのか?お話を伺いました。

※取材時、4年次生
バングルを1個売るのも大変。ビジネスは厳しい、けど楽しい!
私たちが販売したのは革製のバングルで、何か身につけられるものがいいね、とチーム4人で話し合ってゼロから企画しました。皆でどんな商品を売るかアイデアを出し合い、お店の方のアドバイスを受けながら商品を企画するのも楽しかったし、販売するのも面白かったです。商品企画をするのはもちろん初めてですし、私は陸上競技部の活動があってアルバイトの経験もなかったので、お店に立って接客をするのも初めて。色んなことが新鮮でした。
ペットショップに対する負のイメージを変え、皆さんから支持される企業となりたい
3年次からのゼミナールは寺本ゼミに入りました。私は卒業論文で取り組みたいテーマを決めていたので「学びたいことを何でもやってみよう」という寺本佳苗先生のスタンスなら、自分のやりたいことを研究できると思ったからです。3年次は先生の専門でもある企業倫理や企業の社会的責任について勉強し、4年次からは卒業論文に取り組みました。テーマは「犬猫殺処分問題に、企業は何ができるか」というもの。私は卒業後、父が経営するペットショップディーラーグループに就職予定ですが、自分が働くことになるペット業界の現状を知る必要があると思い、リサーチしました。
私も犬猫が大好きで、その子たちの悲しい現実を何とかして変えたいし、そもそも、企業として社会的な信頼を得られなければ、事業は存続できないと思います。問題を解決し、皆が幸せになれるビジネスを成立させるにはどうすれば良いのか?卒業論文に取り組むことで、様々な視点から物事を考えることができるようになりました。
今考えているのは、ペットを購入した飼い主へのアフターケアを、より充実させることが必要だということ。
ペットショップのビジネスをより良くする、経営コンサルタントをやってみたい
将来は、父の会社で経営に携わるかもしれません。その時、経営専攻で身につけた経営の基礎が役立つはず。そのために4年間、経営を学んできたので、この選択は間違っていなかったと思います。仕事に就いたら、挑戦してみたいことが、ペットショップの経営コンサルタント。どうすれば、ペットショップのビジネスがより良い方向へ向かえるのかを考えて、実現していきたいです。