経済学部
2021.04.02|最終更新日:2022.06.14|

【後編】大学生活は"一生懸命やったもん勝ち"
人生を変える恩師と出会えた麗澤大学

【後編】大学生活は

2021年の春に麗澤大学を卒業した太田さん。実は、麗澤大学への進学は第一志望ではありませんでした。しかし、入学後は授業内で教員をサポートするTA(ティーチング・アシスタント)や、高校生のビジネスコンテストをサポートするメンターとしても活躍するなど、大学生活の4年間を満喫しました。そして、人をサポートすることを通じて感じた自身の成長を振り返りました。

太田 開
経済学部 経済専攻 2021年3月卒業
大学3年次から経済学部の近藤明人先生の授業でTA(ティーチング・アシスタント)として活動。2020年夏には、麗澤大学が主催する『SDGs 2020高校生ソーシャルビジネスコンテスト』に高校生をサポートするメンターとして参加し、サポートチームが見事最優秀賞を獲得しました。
趣味はフラリッシュ(カーディストリー)と呼ばれるトランプを用いた曲芸的な技。
※取材時、4年次生
目次

    近藤先生の一言が父への意識を変えてくれた

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    • 私は経済専攻でありながら経営専攻の近藤明人先生のゼミナールに所属していました。本来であれば、私は、経済のゼミナールに入るのが一般的だと思います。でも、その垣根を超えてまで経営のゼミナールに入ったのは、近藤先生のお人柄に惹かれたことがひとつの理由です。特に印象に残っているのは、大学2年次の授業の取り組みで行った合宿の際に、先生からかけられた言葉です。
      私の実家は床屋なのですが、父の仕事を理解しきれないところがありました。もっとこうすれば利益が出るのではないかとか、なぜお客さんは髪を切るためだけにわざわざ遠くから父の床屋に来てくれるのだろうとか、疑問でした。

    その話を聞いた近藤先生が「それは髪を切るだけではなくて、お父さんと話すために来ているのだろうね。お父さんの床屋という空間そのものや、お父さんの人としての魅力に惹かれて、遠くからであっても来てくれるのではないかな」と言ってくださったのです。

    • その言葉を聞いて、ビジネスは利益だけではないんだと深く理解し、今まで以上に父を尊敬するようになりました。この時、私は、ほんの少ししか父の話をしていないのですが、それでも近藤先生には本質を見抜かれた気がしました。先生は経営の話だけに留まらず、人間関係、ものの考え方、相手に対する思いやりなどを、おごらずに、一人ひとりに適切なお話をしてくださいます。もちろん、時には厳しく指導を受けたこともあります。でも大学生である自分と真剣に向き合ってくださったことが、とてもありがたいなと感謝しています。

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    麗澤大学の多くの人に支えられて、今の私がある

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    • 近藤先生に限らず、麗澤大学の人はとにかく温かいです。私が1、2年次にキャリアセンターの方に進路の相談をした時も丁寧に教えてくださいましたし、他にも色んな先生や先輩に相談したりしましたが、皆さん温かく受け止めてくれました。麗澤大学に関わる多くの人に支えてもらって今の自分があると思います。 実は、麗澤大学への進学は私の第一志望ではありませんでした。麗澤大学には当時のセンター試験利用入試(現在の大学入学共通テスト)で合格しましたが、もうひとつ受験した、第一志望の大学に受かると信じ込んでいたので、麗澤大学については何も調べていませんでした。

    • 今思えば、なぜそんな自信を持っていたかはわかりません(笑)。しかし、そんな経緯で入学したのが麗澤大学でした。受験で悔しい思いをしたからこそ、その思いを前に進む力に変えて、大学では勉強をもっと頑張ろうと決意したのです。高校までの授業はどちらかというと先生から一方的に教えてもらって、覚えるというような受け身の学び方が多いですよね。でも大学は違います。自分の力で何でもできるし、学び方も多種多様。自分が行動さえすれば挑戦できることが多く、選択肢も広がります。麗澤大学にもたくさんのチャンスがありました。そこに気がついて、大学というたくさんのことに挑戦できる環境を活かし、様々なことに取り組めたことが、充実した4年間につながったと思います。

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    麗澤大学に入学したおかげで、私は恩師と出会えました。本当に人生何が起こるかわかりません。 卒業後は近藤先生の影響を受けて、ISO(国際標準化機構)の資格を審査する財団法人で働きます。産業界全体を支える仕事ですから、責任も重大。社会的使命を意識しながら働いていきたいと思います。

    立ち止まらずに前に進む。大学生活は"一生懸命やったもん勝ち"

    これから大学進学を目指す高校生の皆さんに伝えたいのは、大学生活は"一生懸命やったもん勝ち"だということ。もし、希望した進学先ではなかったとしても、そこで立ち止まっていては何も始まりません。どこにいくかではなく、そこで何をするか。とは言え、私も最初は落ち込みました。でも、まずは目の前のことを一生懸命やってみてほしいです。授業でもいいし、課外活動でもいい。それを続けていれば、自分にとって大切なチャンスや、重要なキーマンがきっと現れると思います。

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    • ただし、絶対に忘れてはいけないのは、「人は皆周りの人に支えられている」ということ。私自身とても大事にしていることです。そのことを忘れてしまうと、もし目の前にチャンスやキーマンが現れたとしても、そのことに気づけないまま、そのチャンスは過ぎていきます。負のスパイラルを断ち切るためにも、勇気を持って一歩を踏み出しましょう。麗澤大学はきっと温かくサポートしてくれます。まだ見ぬチャンスを活かせる大学になってくれると思いますよ。

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