【後編】―オンライン×対面―
ハイブリッドな就職活動を全面バックアップ!「最強のキャリアセンター」をつくりました
2021年4月、ウィズコロナ時代の就職活動をサポートするため、麗澤大学のキャリアセンターを全面リニューアル。それに伴い、センター内には株式会社オカムラのワークブースを5台導入し、利用が始まっています。後編では、リニューアル後のキャリアセンターやワークブースの利用状況について、株式会社オカムラの酒井裕二さん、キャリアセンターの長谷川善仁さんにお話を伺いました。
目指したのは、ハイブリッドな就職活動で必要なものがすべて揃うパーフェクトな環境
―リニューアルで目指したのはどんなことですか?
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長谷川:キャリアセンターへ来れば、就職活動に必要なものがすべて揃っている。そんなパーフェクトな環境をつくることを目指しました。そのためには何が必要か、大学のITソリューションセンターや施設課など、関連部署と何度も話し合いました。
―リニューアル後、どのように生まれ変わったのでしょうか?
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長谷川:従来の相談ブースは残しつつ、新規にワークブースを導入した他、エントリーシートの作成や企業研究などの作業ができるPCスペースを用意しました。PCスペースには、スマートフォンやノートパソコンの充電ができるコンセントを配置し、インターネットは有線・無線どちらも利用できるようにしました。その他、スキャナー、A3印刷やカラー印刷、両面印刷も可能な複合機を導入。応募書類をデータ化してメールで送付するなど、企業のあらゆる応募書類形式に対応できます。
- (写真:株式会社オカムラ提供)
キャリアセンター内の設備は、学生の興味をそそる空間づくりを心がけ、カラーコーディネートにも配慮するなど、学生がキャリアセンターに入りやすい雰囲気づくりも意識しました。また、レイアウトはオフィスの空間創りがプロフェッショナルであるオカムラさんにアドバイスをいただきましたので、学生が利用しやすい素敵な環境になったと自負しております。
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酒井:空間創りのご提案はしましたが、麗澤大学のオリジナリティが溢れる空間ができたと思います。キャリアセンターに入った瞬間から、学生を積極的にサポートする姿勢や雰囲気が伝わってきますし、色使いにも麗澤大学らしさを感じます。明るくゆったりしているのもいいですね。私も先ほどまでキャリアセンターにいましたが、とても心地良い時間を過ごさせていただきました。
「10年、20年経っても悔いが残らない就職活動」 をしてほしい。それが変わらぬ私たちの想いです
―ワークブースの利用状況はいかがでしょう?
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長谷川:現在の4年次生については、リニューアルのちょうど移行期だったこともあり、ワークブースの十分な周知が間に合いませんでしたが、それでもピーク時には3、4台が予約で埋まっていることが多く、学生の評判も上々です。車いす対応ブースも高い頻度で利用されています。主に就職面接や企業説明会、そしてインターンシップに参加するために活用されています。その他、企業からの質問に対し、答えを録画して送る「録画面接」の撮影をする時に利用する学生もいますね。3年次生に対しては、就職活動を開始する時期に例年行っている「全員面談」でワークブースの利用方法をしっかりと説明しているので、来年はさらに活用されることが期待できます。
- (写真:株式会社オカムラ提供)
―今後、キャリアセンターをどのように活用してほしいですか?
10年、
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酒井:「テレキューブ by オカムラ」や「スノーハット」などの開発時は、就職活動のために大学で活用されるとは想定していませんでしたが、今後、学生の皆さんに有効活用していただけたら嬉しい限りです。
私は、麗澤大学キャリアセンターの大きな強みは、オンライン環境と職員の方の強力なサポート、両方が揃っていることだと思います。オンライン化によって「オフィスや大学にわざわざ行く意味があるのか?」とリアルな場の必要性が問われる中、麗澤大学はリアルとオンラインが融合したサポートによって、大学という「場」の新たな存在価値を打ち出されているのが素晴らしいなと思います。
新しいこの時代に、人が集まる場はどうあるべきか。人が活きる環境づくりを通して社会貢献することをミッションとしている私たちにとっても、麗澤大学の事例は大きな学びとなりました。