【後編】脱プラスチックを実現させたい。
学生の想いが詰まったビジネスアイデア「ベジパック」ができるまで
経営専攻独自のプログラム「ビジネスイノベーションプロジェクト」の一環として開講される2年次生の授業「ビジネスデザイン」。履修する学生全員が毎年12月に開催される「麗澤大学SDGsフォーラム・学生プレゼンコンテスト※」に参加し、2021年度は「ベジパック」のアイデアで勝山さんと金子さんのチームが2年次生にして後援会特別賞を受賞しました。後編では、お二人が授業を受けた感想と、近藤先生からの評価を伺います。
※「持続可能な社会の実現のため、未来にむけて、私たちができること」をテーマに、SDGsに関連した社会的課題の解決に関するアイデアを競う麗澤大学学内コンテスト。「社会貢献・ボランティア部門」「経済・ビジネスモデル部門」の2部門があり、2021年度が3回目の開催。
※取材時、2年次生
※取材時、2年次生
ビジネスは人と人とのつながりで成り立つ。人間関係を構築する力は大きな強み
―プロジェクトに取り組んだ感想をお聞かせください
勝山:良いアイデアをひらめいても、一人で実現するのはなかなか難しいと思います。チームで協力し、いろいろな人たちから知識を得たり意見を聞いたりしながら形にしていく。それがビジネスなのだと学びました。「もうダメかもしれない」と壁にぶつかったとしても、「こうすればできる!」と柔軟に発想の転換をして乗り越えようとするチャレンジ精神も大事です。この経験を活かして、将来やりがいのある仕事をしたい、と改めて思いました。
―3人の取り組みはいかがでしたか?
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近藤先生:時代のニーズに合った素晴らしいアイデアを生み出しただけでなく、東京大学の酒井先生を始め、多くの方々に自らアプローチして人間関係を構築し、皆さんの期待を背負いながら形を創り上げていく過程で、3人とも短期間で大きく成長したと思います。ビジネスは人と人とのつながりで成り立ちます。いくら良いアイデアや知識があっても、信頼関係を築けなければビジネスは継続できません。3人が得た人間関係を構築する力は、社会に出た時にも大きな強みとなります。自信を持ってほしいですね。
実践的な学びが充実! 1年次から産官学連携プロジェクトを体験
―2人はどのように大学や専攻を選びましたか?
金子:将来、社会で即戦力となるスキルは何だろうと考えた時、経営を学ぶべきだと思いました。経営を学べることと、高校まで打ちこんできた野球を続けられることを条件に大学を探し、見つけたのが麗澤大学です。ちょうど麗澤大学野球部が3部リーグで優勝したタイミングで、ここでなら経営を学びながら野球にも打ちこめると思いました。「ビジネスデザイン」の授業もそうですが、麗澤大学は1年次から産官学連携プロジェクトを体験できるなど、実践的な学びが充実しているのでとても身になります。
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勝山:大学で経営を学ぶ姉と兄の話から、アイデアを形にするビジネスって楽しそうだな、私も経営を学びたいなと思っていました。麗澤大学を知ったのは、高校の先生がパンフレットをくださったのがきっかけです。経営学を修得できるだけでなく、留学しやすい環境にも惹かれ、麗澤大学への進学を決めました。実際に学んでみて、授業は少人数なので先生方とも学生同士も距離が近く、密にコミュニケーションをとりながら学べるのが良いなと思います。
誰もが最初からできるわけではない。麗澤大学には、自ら考えて行動できるようになるカリキュラムがある
―将来の夢を教えてください
勝山:昔からの夢は「アイデアを形にする仕事をしたい!」ということです。今回のプロジェクトに取り組み、その想いが一層強くなりました。将来は企画やプロモーションに携わる仕事ができたら良いなと考えています。
金子:まだこれとはっきり決まっていませんが、人を動かしたりまとめたりする仕事もしてみたいですし、「ビジネスデザイン」の授業を通して商品開発の楽しさも知ったので、いろいろな可能性をこれから探していきたいです。
―最後に高校生へのメッセージをお願いします
勝山:主体的に学びたい人にとって、麗澤大学はすごく良い環境です。実践的なカリキュラムが多いので学びを深めることができますよ。ぜひ、ここで私たちと共に学びましょう!
金子:高校でもアクティブ・ラーニングに取り組む機会があると思いますが、その経験は大学でも、社会でも必ず役立ちます。今から一生懸命に取り組んで、将来に活かしてください!