経済学部
2022.05.17|最終更新日:2023.10.04|

【後編】箱根で勝負したい。陸上競技は強い気持ちを持ち続けた人が勝つ世界

【後編】箱根で勝負したい。陸上競技は強い気持ちを持ち続けた人が勝つ世界

2022年1月に開催された「第98回東京箱根間往復大学駅伝競走」(以下、箱根駅伝)に関東学生連合チームのメンバーとして出場した鈴木さんへのインタビュー。後編は、鈴木さんの学生生活について伺います。

※関東学生連合チーム:10月に行われる箱根駅伝予選会で出場権を獲得できなかった大学の中から、予選会の個人成績が優秀であった選手を選抜して構成される。

鈴木 康也
経済学部 経営学科 スポーツビジネス専攻 2021年入学
千葉県出身。麗澤大学陸上競技部に所属し、チームでの箱根駅伝出場を目指し練習する日々を送っている。趣味は野球観戦と映画鑑賞。「ハードな練習の後、寮の部屋でゆっくり映画を観るのが至福の時です。」
※取材時、1年次生
目次

    大学で経営学を究めたい。身近にある企業の経営戦略がおもしろい!

    ―授業がある日はどのようなスケジュールですか?

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    • 朝5時半から朝練があり、7時半に食堂で朝食を食べます。8時50分から16時40分まで授業を受けて、16時50分頃から練習が始まります。19時半から夕食の時間で、その後はフリータイム、22時消灯です。授業の予習・復習や試験勉強は「この時間に勉強する」と決めているタイプではなく、やる気が出た時に行い、わからないところは理解できるまで何時間でもとことんやります。試験でも陸上競技部の仲間に負けたくないので、トップの成績を目指しています(笑)。

    ―勉強は楽しいですか?

    高校生の頃から大学で経済・経営を学びたいと思っていたので、おもしろいです。また、「経営学概論」という授業を受けてからはさらに経営学に興味を持つようになりました。この授業では企業の経営戦略について理解を深めています。
    たとえば、ランニングシューズのメーカーがたくさんある中でトップシェアを誇るメーカーの独自の差別化戦略や、数量限定モデルによって利益を生み出す仕組みを学びました。ほかには、コンビニ各社を比較し、同じ業界でも戦略がそれぞれ異なることを学び、おもしろかったです。経営の仕組みをもっと学びたいですし、大学で可能な限り経営学を究めたいです。

    ―ほかにも好きな授業はありますか?

    • 1年次の春セメスターに履修した「簿記原理」です。この授業は、事前に動画教材で学習してから授業でテスト・応用問題に臨む「反転授業」という形式を取り入れているので、自分が完璧に理解するまで学ぶことができます。最初の頃は陸上の練習もある中で、事前に動画で予習する時間を捻出することが大変でしたが、慣れてくると、動画のわかるところはさらっと見たり、わからないところは繰り返し見たりして、要領よく学べるようになりました。また、初めて聞く専門用語が多いので難しく感じていましたが、それも勉強するうちに抵抗がなくなり、理解できるようになりました。

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    クラスは習熟度別に4つに分かれていて、1回目のクラス分けテストでは上から2番目のクラスでした。1番上のクラスでないことが悔しくて、わからないところは過去の動画を繰り返し見てすべて理解できるようになると、2回目のクラス分けテストで1番上のクラスに上がることができました。 「簿記原理」授業密着動画(外部サイトに移動)
    「スポーツの理論と実習」という授業も、スポーツビジネス専攻ならではのおもしろい授業です。理論に基づいてトレーニング指導ができるようになることを目指す授業で、教室で行う授業のほかに体育館のトレーニングルームで行う実習があります。筋肉のメカニズムを学べるので、陸上のトレーニングにも活かしています。

    お世話になっている皆さんに「結果で恩返し」したい

    ―麗澤大学の印象はどのようなものですか?

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    • 自然豊かで、四季を感じながら気持ち良くトレーニングできる環境がすごく良いと思います。また、麗澤大学は人も温かいのです。スポーツビジネス専攻の豊嶋先生はいつも陸上部のことを気にかけてくださいますし、学生課の職員で陸上競技部担当の川口さんは、本当に親身になって部員のケアをしてくださり、寮の改装や食事の改善などについて部員が少しでも快適に過ごせるように心配りをしてくださいます。コロナ禍の影響でホテル宿泊が必要になった際には手配のために奔走してくださいました。お世話になっている皆さんに「結果で恩返し」したいです。

    ―これからの学生生活の目標と、将来の夢を教えてください

    私の目標は、経営の学びを深めたいのが一つ。そしてもう一つは、チームで箱根駅伝に出場し優勝することです。やるからには、そのくらいの高みを目指したいです。さらに私自身は、予選会で日本人選手のトップ集団に入ること、本選で1区を走ることが目標です。
    将来は公務員になりたいです。父の職場に何度か連れて行ってもらったことがあるのですが、家では見ることがないほどにピシッとして部下にも慕われている父がかっこ良いなと思ったので、父のような社会に貢献できる職に就くことが私の夢です。

    自分が選んだ道を信じて、自信を持って歩く

    ―高校生にメッセージをお願いします

    • 私は、中学生の時に水泳と陸上競技どちらを続けるか悩んだり、やめるはずだった陸上を大学でも続けることにしたりしましたが、誰もが分岐点に立たされる時があると思います。すごく悩むでしょうし、間違った選択をしてしまうのではないかと不安になるかもしれませんが、何が正解かなんて誰にもわかりません。大事なことは「自分がその道を選び挑戦する」ということです。自分が選んだ道を信じて、自信を持って歩んでいくことが人生の糧になるのだと思います。

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