外国語学部
2025.04.10

【後編】90%以上の学生が留学! ドイツ語とヨーロッパ文化を学ぶ実践型カリキュラムで世界を目指す

【後編】90%以上の学生が留学! ドイツ語とヨーロッパ文化を学ぶ実践型カリキュラムで世界を目指す

麗澤大学の外国語学部ドイツ語・ヨーロッパ文化専攻は、ドイツ語に初めて触れる学生も安心して学べる独自のカリキュラムと、充実した留学プログラムが特長です。語学を学ぶだけでなく、異文化理解や国際社会で活躍するための実践力を育むことができ、多くの学生にとって飛躍の場となっています。今回は、専攻を率いる草本晶先生と、現在ドイツに留学中の飯野杏奈さんにインタビューしました。後編では、留学時の不安やドイツでの学び・生活などについて飯野さんにお話を伺います。

飯野 杏奈
外国語学部 ドイツ語・ヨーロッパ文化専攻 2023年入学
2024年10月から1年間の予定でドイツに留学中。高校生の時に「今しかできないことをやりたい、自分にしかない能力を身につけたい」と思い、憧れのヨーロッパ留学を目指して麗澤大学に入学。現地での学びと異文化交流を通じて大きく成長中。
※取材時、2年次生
草本 晶
外国語学部 外国語学科 教授
専門はドイツ語教育、多文化理解、グローバルコミュニケーション。専攻長として学生や教員のサポート、海外提携先との交渉、プロジェクトの企画運営など幅広い業務に取り組んでいる。趣味は映画鑑賞や散歩、読書、旅行。好きな言葉はオランダ語で「オレンジジュース」を意味する「sinaasappelsap」。
目次

    1年間のドイツ留学を決めた理由

    ― 飯野さんは留学を決める際に、不安や迷いはありましたか?

    飯野さん:留学に大きな不安はなかったのですが、1年という長期留学は自分にとって大きな挑戦のように感じられ、迷いがありました。特に、それまで海外で長期間生活した経験がなかったため、現地の生活に馴染めるのか、文化の違いにどう対応すればよいのかが心配でした。半年間のプログラムも検討しましたが、草本先生が私の想いを丁寧に聞いた上で、「1年の方が多くの経験が得られ、成長のチャンスも増えるはずだよ」と背中を押してくださいました。

    その言葉に励まされると同時に、自分でも1年の留学で得られる学びや経験を想像してワクワクしたのを覚えています。最終的に、不安よりも「後悔したくない! 挑戦したい!」という気持ちが勝り、1年の留学を選ぶことができました。

    大変なこと、楽しいこと...留学生活の本音

    ― 飯野さんはドイツでどのような生活を送っているのですか?

    飯野さん:現地の大学でドイツ語を学んでいます。日本では実践的な学びが中心だったので、座学で文法をしっかり学ぶ授業を新鮮に感じています。周りにはホームシックになっている留学生もいますが、私は麗澤大学の友人と一緒に生活しているので、安心感を持って過ごせています。

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    • 日常生活では、ドイツ語を使う機会が思ったよりも少なく、英語を使う場面が多いことに驚きました。ドイツ語を使うのは授業やスーパーでの買い物くらいなので、英語ももっと勉強しておけばよかったと感じています。ドイツ語を使う機会を増やすため、友人と「家の中ではドイツ語だけで話す」というルールを決めました。

      また、日本語を学んでいるドイツ人と交流する機会もあり、お互いの母語を教え合う中で新たな気づきを得ることができました。このような交流は、言語学習だけでなく文化理解の面でもとても良い機会になっています。

    ― 学校生活や日常で苦労していることと、楽しかったことを教えてください。

    • 飯野さん:最初の授業で、先生の話すスピードについていけず、焦りを感じたのを覚えています。教科書を何度も読み直しながら、翻訳アプリに頼ってなんとか理解しようと必死でした。また、国際交流イベントに参加すると、様々な国の方と関わる機会があります。初めて参加したときは、異なる文化や言語に圧倒されてしまいましたが、何度も参加するうちに少しずつ慣れていき、異文化交流の楽しさや自分の世界が広がる感覚を実感できるようになりました。お互いの文化について話す中で、日本のことを改めて見つめ直す良い機会にもなっています。

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    • 今では現地の環境で学ぶことの楽しさを心から感じています。また、ドイツならではの景色やイベントを楽しめるのも、とてもワクワクする経験です。クリスマスマーケットや雪が積もった街並みは、日本では見ることができない幻想的な風景で、言葉では言い表せない感動がありました。大変なこともありますが、「ドイツに来て本当に良かった」と心から思っています。

    ― 留学中のサポートはどのように行っているのでしょうか?

    • 草本先生:留学中は、できるだけ日本のことを忘れてほしいという想いがあるので、私たちから積極的に連絡することはあまりありません。学生たちには、何か問題が起きたときはまず現地スタッフに相談するよう促しています。現地スタッフや大学の国際交流センターが迅速に対応する体制を整えているため、安心して留学生活を送ることができます。

      もちろん、今はメールやSNSなどで気軽につながることができるので、本当に困ったことがあればいつでも直接連絡するよう伝えています。ただ、実際に留学から帰国した学生たちに話を聞くと、「そんな経験を乗り越えてきたのか」と驚かされることも少なくありません。その表情には自信や頼もしさがにじみ出ており、海外での経験を通じて大きく成長したことが感じられる瞬間でもあります。

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    少人数制と手厚いサポートが麗澤大学の魅力

    ― お二人が考える麗澤大学の魅力を教えてください。

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    • 草本先生:少人数制で教員と学生の距離が近いことは、ほかの大学と比べても際立った特徴だと思います。授業の中だけでなく、課外活動や進路相談などにおいても学生一人ひとりとしっかりと向き合い、個別にアドバイスを行っています。特にドイツ語・ヨーロッパ文化専攻では、全員に目が行き届く環境が整っているため、学生は安心して学ぶことができるはずです。

      また、卒業生とのネットワークが非常に強い点も大きな魅力です。実は私自身も麗澤大学の卒業生なのですが、社会で活躍する先輩から直接アドバイスを受けられる機会が多いことが、学生たちにとって心強いサポートになっています。このような環境が整っているからこそ、学生たちは将来のキャリア設計に自信を持ち、安心して学びを進めていけるのだと思います。

    飯野さん:私はもともと留学を前提に大学選びをしていたので、留学することが「特別なこと」ではない環境に魅力を感じました。先生方も学生一人ひとりと真剣に向き合ってくださり、特に草本先生は私たちの想いを尊重しながら、最終的な判断は自分たちに任せてくださるのが心強いです。自分でやりたいことを見つけて決めた後には、全力でその実現をサポートしてくれます。常に安心して進むことができるので、本当に感謝しています。

    ― 最後に、高校生へのメッセージをお願いします。

    草本先生:麗澤大学のキャンパスにぜひ一度足を運んでみてください。先生や先輩たちと直接話すことで、パンフレットやウェブサイトだけでは伝えきれない、本学の本当の魅力を感じられると思います。キャンパスにはファミリーのような温かさがあり、学生たちが生き生きと学び、交流している様子を肌で感じることができます。実際に訪れることで、自分の進路について新しい視点やアイデアが得られるはずです。

    • 飯野さん:自分の直感や憧れを大切にしてほしいと思いますし、それが未来を広げるきっかけになることもあります。私自身、進学を決める際にヨーロッパへの憧れを優先しました。その結果、これまでの人生からは想像もできなかったような経験を積むことができています。この選択を通じて得た成長や新しい視点は、私にとってかけがえのない財産です。だからこそ、自分の気持ちを信じて、勇気を持って一歩を踏み出してほしいと思います。

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